「歴史と伝統」(2006年05月15日)
FRBの歴史を見てみると・・・。
とは市場筋からのメール。
歴代の議長は就任後まもなく金融危機に見舞われてきました。
1978年3月に就任したミラー氏の場合は、就任から3カ月後に巨額の貿易赤字を背景としたインフレによりドルが暴落。
1979年8月に就任したボルカー氏は就任時に9%だった長期金利が5カヵ月で14%に跳ね上がり、債券市場が暴落。
金融機関が連鎖破綻しました
1987年8月に就任したグリーンスパン氏は2カ月後の10月にブラックマンデーが来襲。
バーナンキFRB議長は今年2月に就任。今回も米国のトリプル安が警戒されているといいます。
マーケットはある意味で勘と度胸の場。
勘は記憶力、度胸は推理と置き換えると、確かに過去の経緯は重要になります。
京都では「葵祭」。
1400年前に「鴨の神」の怒りをしずめるために行われたという由緒ある儀式。
都大路を平安朝のそぞろ歩きで下鴨神社、上賀茂神社へ。
「今昔物語」にも記された祭りの中の祭りです。
この歴史は、世界に誇れるもの。
実際に見てみると、上賀茂神社の奥では山にいるという神様に魚や米などを捧げています。
興味深いのは大蒜。
神様とニンニクのアンバランスがなんともいえません。
ベストセラーの「国家の品格」でも藤原正彦氏は指摘しました。
「跪くもの・・・それは伝統」と。
これは重要。
「美と歴史と文化」。
株式市場からは対極の存在ですが、これが国家の根幹であるという見方は鋭いものです。
機械受注で下げたかと思えば、先物で1000枚が2本で上へ。
前日比マイナスとはいうものの、引け高値。
この理由は何なのでしょうか?
外人も含めて「テクニカル」とは言いますが・・・。