詩と真実・・・

マーケット三国志

「デフレ脱却」(いちば)(2006年07月10日)

政府の実質成長率見通しはは2.1%へ増額修正されました。
明らかに「デフレ脱却感」は増幅されそうです。
そして、ゼロ金利解除の条件は整ってきました。
あとは、それこそ「株価の安定」が課題。
こちらも機械受注発表から堅調展開。
NYからの独立記念日にも思えてきます。

「骨太の方針」が決まりました。
10年ぶりの国家中期計画。
「実現すると言う感じはしないが削減しようとする決意は伺える」との指摘は妥当なところでしょうか。
弱い政府からの脱却に期待したいものです。
すでに言われてはいますが「付加価値の高い映像コンテンツ市場を10年間で5兆円拡大」。
「次世代航空機や自動車向けの燃料電池」。
「ロボットなどの有望分野で新産業創出」となると、具体的期待感も徐々に高まってきます。

東京エレクトロンの第1四半期の受注高が過去最高水準になったの報。
ハイテク産業の収益を占う先行指標だけに、これは大きな出来事です。
最終的にはマイクロソフトの新OS「ウィンドウズビスタ」を端緒としたパソコン好況となるとの読みからは好材料。
「07年、08年に向けて右肩上がりで伸びるとのコメントもおまけでした。
外資系は「上振れはNANDとDRAM向けの増額と推定される」としながらも「受注調整が市場に織り込まれるまでは製造装置銘柄への積極投資は待ちたい」とのコメント。
複雑なところです。

ワールドカップとウィンブルドンは終了。
ようやく目は市場に向き始めたというところでしょうか。
もっともゴルフの全英オープンも控えていて、なかなかスケジュールは空きません。
スポーツの裏側では良くさまざまなことが行われるだけに注意は必要でしょう。
「決定的とは言えない『押し目底』ながら『下値は届いた』模様」とは、週末に出た罫線のプロのコメントでした。

易学の奇門遁甲の先生のセミナー。
今年の日経平均見通しは・・・。
7月末15800円。
8月末16860円。
9月末18890円。
10月末19890円。
11月末18900円。
12月末16500円。
これは心強い味方となりそうです。
もっとも・・・。
7月末を確認してからでも遅くはありません。

振り返ってみれば、香港ハンセン指数の動きを明解に読んだとフィナンシャルタイムズが紹介したのは92年。
西も東も市場の見方は究極のところ一緒なのでしょうか。
そして、易の考え方は、中国だけではなく、世界中に通用するとの事。
上記の予測の通りに推移したとすると・・・。
それこそ古の「春日大社のお告げ」の復刻も可能となりそうです。