「梅雨明け」(いちば)(2006年07月31日)
暑さとともに政治の季節が到来したようです。
谷垣財務相の「報道2001」での発言。
「ワンフレーズで徒に危機感を煽りポピュリズムで行くのではなく、“もっと自信を持ちましょう”」。
忘れかけていた言葉が政治の世界から出てきたことは新鮮でした。
これは、海外からも言われ続けたこと。
「ものつくり能力」「不良債権処理完了」そして「デフレ脱却」。
アメリカの凋落と日本の復活。
あり得ないシナリオではありません。
しかも防衛庁はテポドンは完全に失敗とのコメント。
地政学リスクは、それこそ減少しました。
ダイエーの処理が進展し、産業再生機構は1年前倒しで解散の報。
おまけに35社の処理で300億円の利益になるとの試算。
「発足時に利益は誰も予測していなかったことから利益配分ルールがない」というのは今では笑い話。
ここにも日本経済の変身があります。
だがこれを評価するマーケッターは見られません。
あまりにも近視眼・・。
外から見れば、立派な材料だと思うのですが・・・。
総裁選出馬せずの福田氏の「年齢のこともあるし」の真意についてのマーケット関係者の見方。
「年齢だから無理」ではなく、「その次でも出来る年齢だから」との解釈。
参議院選挙での短命に終わるくらいなら、その次でも出来るというのは、意外と自然な見方。
あるいは次期政権が相当に短命との見方も・・・。
「日本はデフレ脱却」とはIMFの報告書でした。
2006年度の実質成長率見通しを2.9%に上方修正。
なかなか宣言に踏み切れない政府に決断を促すような格好です。
一方でアメリカは4~6月のGDP速報値が2.5%と大幅減速。
8月8日FOMCでの利上げなし・・・となると世界同時株高の見出しもあながち荒唐無稽ではなくなってきます。
加えて、マネロン摘発へ米中は協力強化の方針。
マネーの流れは、やや変化の兆しともなるでしょうか。
以外に好調な企業業績や8月1日に発表の路線価。
天気の「梅雨明け宣言」とともにサマーラリーの足音は聞こえ始めたようです。
8月こそは「月足陽線」に期待といったところでしょうか。