詩と真実・・・

マーケット三国志

「もう傘はいらない」(いちば)(2006年10月10日)

マーケットのキーワードは「パフォーマンスチェース」と指摘したのは、ある外資。
世界の株式市場の主要買い手は、商品、エネルギー関連を売ったヘッジファンドやグローバルな資金。
大きな資金を株式市場に移しているため、物色対象は優良株、大型主体になるとの見方。
いい銘柄はとことん追いかけるのが現在の米国株の主流で、パフォーマンスチェースという言葉がクローズアップされはじめたといいます。
「いいものはいい」の復活。
あるいは「雨・曇り・晴れ。もう傘はいらない」となりそうな気配。

先週、訪問したベスト電器。
以前の店舗のビルを使っているという本社はシンプル。
顧客部門に金をかけ、本社は小さくてもいいという社長のポリシー。
面白かった点は多々。
一つは家電商品修理サービス。
9月からスタートしたが実績は想定外の良さだったそうです。
今後の展開が楽しみと・・・。
海外展開を拡大しており、インドネシアや香港での大型出店も期待アリ。
そして・・・。
ビクターのリアプロが余りに素晴らしいので、即注文したといいます。
海外で有力な「JVC」ブランドの復活に繋がる話。

福岡のゼミナー終了後に杖をついて目の前に現われた高齢の女性。
「ソフトバンクはどうでしょうか。
1000円よりも下がると言われて、心配で、心配で」と。
「ここから内容は変わります。
いずれ格上げもあるでしょう」と申し上げると、「ヨカッタ!」との一言。
誰にも相談できず、困っていたという。
これは多分全国的にこうなのだと思われます。

日経では「仏大統領、日本への投資へ『税制で措置を』」の記事。
海外からの日本の投資に税制面で問題があると聞いていると経団連の御手洗会長を恫喝した格好。
三角合併に伴う株式譲渡益など税制上の措置が必要になろうとのコメント。
少し、目が離せません。

ある会計士から四国電力がケーブルテレビの会社を買い続けていると聞きました。
そのココロを類推すると「地デジ」。
突然テレビが映らなくなったときの受け皿としての準備とすると、納得できる話。
もし、そうだとすると、数年にわたる壮大な計画なのですが・・・。