詩と真実・・・

マーケット三国志

「神無月」(2006年10月02日)

神様は出雲に集まるから神無月。
日本全国の神様が、年に1回支店長会議に集まるようなものなので、10月のパフォーマンスはあまり良くありません。
今年こそ・・・の期待感。
今日は、香港・シドニーがお休み。
中国は秋のゴールデンウィーク。
お休みモードが支配的ですが・・・。

「宴の前のお化粧」という疑心暗鬼もありますが、NYは超ブルマインド。
そのココロは、「10月は暴落」の月。
2000年以降、9月と10月は日経平均の前年末比騰落率でワーストトップ。
10月は-3.9%で最も悪く、続いて9月が-3.0%。
暗黒の木曜日もブラックマンデーも10月。
収穫の時期だけに、「物が出回り価格は下がる」というのは市場の通説。
でも結構説得力があります。
もっとも、元気な市場では、かき消されてしまうが・・・。

ところで、10月2日からノーベル賞の発表。
今年は日本人の候補も結構います。
高脂血症治療薬の遠藤彰氏。関連は第一三共(4568)。
オレフィン系重合触媒の藤田照典氏。関連は三井化学(4183)。
炭素ナノチューブの飯島澄男氏。関連はNEC(6701)。
ゲノム研究の神原秀記氏。関連は日立(6501)。
光ファイバー増幅器の中沢正隆氏。関連はNTT(9432)。

週末のNHK土曜ドラマは「クライマーズ・ハイ」の再放送。
地方新聞記者を演じる佐藤浩市のセリフ。
「大きな相手に取材すればスクープ。
小さな相手に取材すれば小さなニュース。
小新聞でも、天気ネタだけでは終わらせない」。
格好良かった。
でも、これってどんな商売にもあてはまりそうな言葉。
証券マンも銀行マンも商社マンも・・・。