アーカイブ:2016年6月

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かたる:相変わらず…日本人の付和雷同型の精神構造が相場に現れています。朝は高かったのですが…10時ごろから急速に先物からの仕掛け筋の売りにより、株が下がって来ました。今は10時15分です。363円安の15874円ですね。カタルには不思議なのです。仮にイギリスが離脱して…日本に、どんな影響があるのでしょう。イギリスの離脱から、スコットランドの分裂、更に他のEU加盟国の離脱など…負の連鎖を想像し不安を煽るのでしょうが…基本は一つですね。方向性として…グローバル化なのです。故に、仮に離脱になっても…再び統合を模索するかもしれません。あるいは臨時的な対応策が様々に存在します。いきなり世界が変わることはないのです。このような揺れが生まれ、人々の考えが固まっていきます。

基本的には、リーマンショックからの混乱が、ブロック化などの回帰現象に繋がっているのでしょう。これは負け組論理です。変化を畏れる人間心理ですね。でもカタルはブックメーカーの確率を信じており、残留になると思っています。おそらく、今の揺れは…イギリスでも田舎に住む、古い世代の投票結果を反映させたものでしょう。大都市は、これからは開票が進むのかな?…と楽観視しています。下値に指していた為に、少し買えたようです。

さて分からないことを、とやかくと…考えても仕方ありません。なるようになるのです。問題は、既にその後の展開です。日本は「流動性の罠」に嵌り、なかなか新しい世界へ離脱できません。ケネディクスの株価を観ると明らかです。安倍政権のアベノミクスは、デフレ脱却が主眼なのです。1000兆円とも言われる借金を、デフレ下で返すことは不可能です。故に、行く末は…インフレの世界に向け、円滑なシステム移管を達成できるか?あるいは、財政ファイナンスが明確になり、「ガラガラポン」の世界になるかです。今の中国と同じで…国民が政策に呆れ、資金の海外逃避が加速する構図ですね。

兎に角、何れも、最後はインフレになります。適度のインフレを容認するか? 劇的な物価上昇を、強制的に味わうのか?この二つです。戦後のインフレを考えると分かりますね。ジンバブエの事例でも分かります。ドイツの混乱は教科書にも載っています。「いつか来た道、帰る道」と…のんびり過ごす時間は、もうありません。何故なら、財政ファイナンスに突入しているからです。日銀が大量の国債を買っている以上…上記、どちらかの選択になります。既に、三菱UFJも引導を渡しているのです。資格返上は、遅々として進まない政策効果に対する民間企業の苛立ちを示しているのです。

三菱は、明治から培ってきた含み利益を、このバブル崩壊で一掃し…それでも辛抱強く村論理に付いていたのです。日本を代表する三菱が、国債の入札資格返上をする意味は、皆さんが思うより、ずっと、ずっと…大きな材料で、深い意味を秘めているのです。今回、銀行は自己資本比率規制維持の為との理由はありますが…、早々に政府の賃上げ要請を蹴りました。この動きに追随したのがトヨタです。賃上げ目標を維持できない為に、中弛み現象が強くなります。「名目の世界」が遠退いたのです。でも人間社会と言うのは、名目の世界でスムーズに事が運ぶように出来ているのです。民進党の岡田さんは、何もわかっていませんね。経済全体のパイを拡大させることが、もっとも重要なのです。そうすれば…みんながハッピーになるのです。たとえ格差が拡大しても…です。

カタルは失われた時代下で、国会図書館に通ったりして、散々、低迷の原因を考えてきました。その一番の理由が、1300兆円もあった「含み利益」を失ったことなのです。企業は減損会計に追われ…年金債務問題などの処理も含め、常に、後ろ向きの処理に追われました。不良債権処理とは…そういう事ですね。最後は赤字法人への融資は、全く認められなかったのです。カタルの失敗は…此処ですね。ベンチャリは有望だったのですが…社会の仕組みで、倒産に追い込まれました。全く馬鹿な仕組みです。清貧思想なんか…何が正しく、何が、楽しいのでしょう。舛添知事を辞任に追い込み…皆さんは、楽しいの?カタルには、全く理解できません。不寛容社会の構図を、正す必要があります。

カタルのような「パッパラ・パー」が活躍できる社会構造が、変化を促進させるのです。でもようやく…クラウド環境が整い、意欲さえあれば…クラウドファンディングなどを利用し…なんでも、できるようになっています。ネットを使い協力者を募ったりできますね。非常に楽しい時代が、到来している訳です。村論理を維持するために、地検を動かし、ライブドアの国策逮捕を実行するのは、明らかに時代錯誤の判断だろうと思っています。きっと、トップは知らなかったのですね。自分達の土台を支える東芝も、オリンパス、IHIも、長い失われた時代で、疲弊していることを…。ブラック企業が存在する背景を考えれば、今の社会が、ギリギリで成り立っている構図が理解できます。

政策官僚は…馬鹿ですよ。江戸時代は、とっくに終わっているのに…旗本だと言って…旧体制にしがみ付いているのです。それを打破しているのが…曲がりなりにも安倍政権です。まだ新しい時代の扉が、開いたわけではないのです。成功とは言えませんが…前に進んでラッセルしていることは、事実です。雪山のラッセルは、非常に体力が消耗します。通常は、仲間が先頭者と交代しなくてはなりません。高みの見物をしている場合ではありませんね。何れ、ガラガラポンに追い込まれます。なんども…かたるは「財政ファイナンス」の意味を述べていますが…その危機感が、国民にあるのかどうか…。

簡単な事なのです。みんなでケネディクスの株価を4000円の過去最高値に押し上げ、IoTのユビキタスを買えば、良いのですね。そうしてクラウドワークスの株価も高くして…未来のスター企業を、応援すれば…新しい時代の扉が開きます。株価と時代、そうしてお金と言うのは…鶏と卵の関係です。つまり経済と金融の関係はそういうものです。どちらが先と言う判断は、難しいですね。相乗効果があるのです。株を上げると…みんなが驚き、その背景を調べ、儲かる背景に追随します。その躍動感が、実際の経済活動になり企業業績に反映され…再び株価を押し上げる要因になります。

まさに名目世界の…プラスの乗数効果が連鎖します。今の時代は、負の連鎖ですね。舛添知事がファーストクラスで叩かれたら、今度は都議会議員がビジネスクラスで批判されるのです。舛添さんがファーストクラスを利用するのは、当たり前です。役所は確か…局長クラスでファーストクラスだったと思います。カタルの友達(財務省のノンキャリ組)が米国に居り、視察に訪れた役人の航空機のチケットを手配していました。確か、課長でもビジネスだったと思います。

いい加減に…妬みの不寛容社会構造から、脱出をしなくてはなりません。みんなが…「こいつは馬鹿をやっている」アハハ…。これは面白いや…と笑える社会構造を目指したいものです。さて…愚痴を述べていたら、株価は大きく戻って来ました。今は81円安の16157円ですね。これは…毎日、愚痴を言っていた方が、株価に効きそうですね。株式投資は周りに雑音に脅されず…自分の考えをしっかり持たなくてはなりません。自分の考えが確立されていないから…株価の動きに、一喜一憂するのです。それは自分が、どうしてその会社の株を買うか? 理由が明確でない為ですね。

最近、カタルも目先投資をしていますが…本来の株式投資は、自分が望む社会の銘柄を買う事です。IoT社会を望むならユビキタスを買うのです。空いた時間で仕事をして少しでも稼ぎたいと思うなら…クラウドワークスを買うとか…、家が欲しいならケネディクスを買うとか…の行動を言います。自分の欲望を株式投資に置き換え、意見を市場に反映させるのです。分かりますか? ジョージ・ソロスなどのヘッジファンドの餌にならずに…彼らの行動を利用しましょうね。まぁ、ブレグジット(ようやく、カタカナを書けるようになったのに…イベントは終了です。)ではなく、主眼は、既に…秋の財政出動なのです。

最後に原稿を見直ししていたら…また下がって来ています。まるでジェットコースターですね。今は362円安の15875円です。トホホ…。いい加減に…自立して欲しいものです。良いですか、世の中は、成るようになるのです。思っている程、悪くもなりませんし…逆に、良くもなりません。サイは投げられており、まな板の鯉で、ドーンと構えましょうね。それでは…また明日。



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