カテゴリー:株式教室

市場の総意は時代背景にあり

なんとか…降格になった貴乃花が、復活してくれることを望みます。やり過ぎでしたね。日本と言う国は、難しい国で…ソフトバンクの孫さんは朝日放送の買収の時に諦めました。でもライブドアの堀江さんは、フジテレビに敵対して…江戸・長崎のかたき討ちに遭いました。

事を進めるのも、難しい国です。麻生さんの発言が問題視されましたが、カタルは、その通りだと思います。作為的に森友学園問題ブームを作り上げ、もっと遙かに大切なTPPの話題の扱い方が過小評価されています。どう考えても…メディアの在り方が、問われると思うのです。だから米国でフェイクニュースの話題が生まれたのでしょう。

過去の新聞記事を検証すると…分かります。戦争を煽ったのは朝日新聞です。開戦を煽って、世論を誘導しました。メディアの正義感と言うのは…いったい何処にあるのでしょう。

「失われた時代」を検証すると、メディアの間違った誘導により時間を無駄にしました。馬鹿な国民は、何故か…本質を、理解しようとしません。全く…株式投資をして、追証の恐怖を、何度も味わうと、自分の頭で考えるようになります。市場経済の株価も、ある程度は創られています。でも市場の総意ですからね。

この「市場の総意」は、時代背景に…沿って動いています。時代が求めるかどうか?

カタルはRPA(Robotic Process Automation)に心酔していました。このような技術開発が、効率化社会を生むと考えており、関連企業を調べていました。3月28日に、その本命企業の一つ「RPAHD」(6572)が上場されました。なんと…初値が14280円です。30日の引け値は15390円です。

今期の予想一株利益を見ると…55円しかないのです。PERは既に279倍で、株価に整合性があるのかどうか…。55円が倍増ペースで伸びて…110円、220円です。3年後でもPER69倍ですからね。

いくら期待度が髙くても…既にNTTデータやNECなどの大手が開発を進め、競争に勝てるのかどうか…。もともとこの分野は、海外勢が強いのです。カタルは基本的にPERは100倍が限度だと考えています。

故に、アマゾンなどの評価は、理解できなくもないのですが…いくらなんでも高過ぎると考えています。その部類に位置していたテスラが、資金繰りに窮していると言います。過大評価の成長を…成し遂げられないと、資金ショートをするわけです。無理にスピードを急ぐと多額の資金が必要になり、その資金の調達能力が問われます。ソフトバンクも過去に何度か…同じような資金不足の局面を迎え…金融調達能力を磨いてきました。

今回、カタルは、安過ぎると…訴えていた「三菱UFJ」の下げ過程の背景にはサウジアラビアの売り玉が関与していた可能性が高いのです。サウジは、孫さん達の主張に傾斜しており、資金の振り分けを大きく変えています。

今度、サウジでは大型投資が行われ、全て(国全体)の電力需要を太陽光で賄うとか…。この投資にソフトバンクが関与しており、関係はないと思いますが…「エヌ・ピー・シー」(6255)も復配予定もあり…株価が動意づいています。300円割れの位置ですからね。過去3000円台の馬鹿高値の評価時代もありました。

エヌピーシーの週足推移

米国では株主の権限が強く、今回のクアルコムの株主総会で、再選を目指した10取締役の内、CEOを含む6人が、支持を得られなかったと言います。

配当金の支払いがあったケネディクスは、社外取締役などを増員していました。新たな資本提携を行い、如何に、資金的なユトリが生まれているかが…分かります。だって先日、発表された国土交通省の地価公示によれば…東京の商業地は5.4%もの上昇です。

いくらケネディクスの信用度が、地所などと比較して、低いとはいえ…5.4%も平均で上昇している訳です。金利は様々な経費を入れても3%未満ですから、2.4%以上は確実に抜けています。だから2兆円の2%は400億円ですよ。利益を100億程しか、計上しておらず…内部留保の蓄積具合が分かります。

米国で注目される動きがありました。米証券業界の自主規制機関である金融取引業規制機構(FINRA)の元幹部スーザン・アクセルロッド氏がメリルリンチの最高監督責任者(チーフ・スーパーバイザリー・オフィサー=CSO)に就任するそうです。同氏はFINRAに28年間在籍し、直近では規制業務の責任者を務めていました。

その際に…彼は「規制環境は進化している」と述べたとか…。この事が、どう言う意味を示すか、理解される人が、読者の中に何人いるでしょうか? WSJの金融株の話と合わせると良いですね。

世の中に複合的に存在する事象の点と点を、線で結ぶと…一つの流れが浮かんできます。そのような時代背景が、水面下で流れているから、関連する事象が次々に生まれます。時間の経過とともに、だんだん…その動きは、早くなって行きます。丁度、株価上昇波動、初期の動きは、非常にトロイのですが…次第に上昇角度が鋭角になり、尚且つ、スピードアップして…相場の華が開きます。これがセオリーです。

今日は、論点が、いろんな所に飛んでいますが…非常に重要な考え方を述べているつもりです。此方の記事も…合わせて、読んで置かれると良いでしょう。

でもVIX指数なんか、所詮は、ヘッジファンドが作った数字です。要するに…彼らは、上下動が、激しく動くことを望んでいます。その為に、様々なトラップを仕掛け…じっと待つわけです。

僕らは…なるべく、彼らの隠れた意図を事前に察知して、先に、行動がとれるようになりたいものです。でもなかなか仕掛けのタイミングは、ピッタリとは当たりません。上がる株を探すことなど…誰にでも、分かります。

はやく僕らは演出できる側に回りたいものです。いつまでも、躍らせられ続けるのは…疲れますからね。メディアなどは…所詮は、道具なのです。

一番、大切なの事は、時代をどう読むか? これに尽きるのでしょう。

それでは…また明日。



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