カテゴリー:コラム

GDPと金利

バイデンの政策効果が発揮され…米国は正常な経済活動の道を歩み始めています。先ずはその様子をご覧ください。一般的な実質GDPの四半期推移を追ったものです。コロナ禍による変動が大きく…見にくくなるので、グラフを二つご用意しました。資料元は米国商務省のものです。此方です。

米国の四半期GDP推移の変化率

米国の四半期GDP推移の変化率 (縦軸の目盛を変えたもの)

昨日も述べたように…基本的に世界の構造改革は1985年前後に起きていると思われます。その時代に「ものの生産」過程に、大きな変化が生まれました。米国は時代変化に機敏に対応しています。

「自動車」から「スマフォ」への変化の背景に、あるものは何か?

物を売る商売の衰退があるのでしょう。先日の話が強烈に心に残っています。AKB48はCDを売り、そのCDに握手券を付加価値として添付してCDを売り、ファンはその同じCDを何枚も買う結果になりました。しかし韓国のBTSはサブスク時代の活動に専念し、米国での地位を獲得しています。どちらが生産的でしょう。

こんな芸能活動にも、日本「村社会」論理が根付いており、世界基準に遅れている日本の姿があります。昨日のソニーの話です。まだ確立はされていませんが、ソニーはゲームに映画の傘下企業をおさめています。カタルは、新時代は「文化の香り」と表現をしており、我々の価値観は、どんどん変化をすると述べています。だからソニーは面白いかもしれませんね。

今までは、「もの」にお金を掛けました。昭和30年代は三種の神器です。洗濯機に冷蔵庫に白黒テレビです。この時代が長く続きましたが…自動車が貿易摩擦で叩かれ、プラザ合意の後にTSMCが誕生をして、ファブレス化が一気に進みます。アップルの成長の主眼はプラットホームから、あがる寺銭でしょう。スマフォを売って…儲けを得る発想ではないのでしょう。

ここで…昨日のWBSの「オンライン診療」を通信各社が競っているニュースとソフトバンクの宮川さん個人が200億円もの自社株買いをした話が繋がります。「市場の整合性」の話です。スマフォは健康診断器(機?)になるかもしれません。

物への欲求があることは事実ですが…我々は既に欲しい物ってあるのでしょうか? それより、豊かな有意義な「時間」を過ごすために、お金を使おうとするんじゃないかな?

この発想が市場でも現れると思っていたら、BTSの時価総額の話が出てきました。たかが…芸能プロダクションの株が、時価総額で1兆円を超えると言うニュースです。驚きました。故に現在、カタルは「Key Holder」(4712)の株式が観察銘柄になっています。「Jトラスト」(8508)との絡みがある為に生まれた発想かもしれません。 昨年かな? 唯一、と言っていいほど、カタル銘柄で失敗だった株の推移を追っているため…カタルの「感情論」かもしれませんが…「時間の価値」に興味が惹かれているためです。

コロナ禍で…人間の感情は大きく変化し、「幸せとは何か? 」…を考えます。そうすると「心の穏やかさ」の追求ではないか?…とも考えられます。

カタルは自分が株式市場を解説しているために、カタルレポートを毎日読めば…相場の見所が、自ずと理解され…株式投資が、より一層楽しめると…と思っています。

このサイトを始めた切っ掛けは、食えないために転職を決意して自分を磨くために開始したのですが…同時に皆さんに、株式市場を通じて日本の矛盾を一緒に考えて、日本をより良くしよう…と狙いがあります。

株式投資をすると、日本の駄目な部分が見えてきます。カタルはそれを感じて欲しいわけです。そうして一緒に「草の根運動」を展開して、少しでも日本の進化に貢献できれば嬉しいと思っています。これがこのサイトの主眼です。

でも20年以上経過し、今回、食えないために始めた有料会員サービスを通じて感じたことは、やはり…カタルの狙いは正しいと思っております。

上位を目指す人は、お金を払っても…「自己研鑽」の為に時間を使うのです。カタルのページを読めば…大体、市場の王道を歩んでいると思っています。今の問題点を常に考えて相場の潮流を掴んでいると…カタルは自負しています。

だって…立て続けにTOBを事前に当てることは出来ませんよ。

何も偶然ではないと思っています。可能性があったのです。ケネディクスも…。だから会社を買う人が現れる訳です。カタルが上がると考えた銘柄は、時間はまだ完璧に読めませんが、確実に株価が上がっています。問題は、あとは株価動向と時間の読みです。

これは自分が相場に関与する力の問題なのだろう…と思っています。相場操縦と恣意的な読むも出来るでしょうが…それなら証券会社が発行する株式レポートは全てそうです。そもそも株を買う行為が相場操縦とも言えます。線引きは難しいですよ。

まぁ、話が外れますから…元に戻します。基本的に「文化の香り」を目指します。高度な豊かな時間を得るために、市場には、隠された流れが存在し…それが「市場の整合性」です。「風が吹けば…桶屋が儲かる」と言う当たり前の循環を、前もって知っているかどうか? もしその視点をもって…相場を観察すれば…誰よりも早く、その変化に気付くはずです。分かりますか?

時代の流れを事前に考えて置けば…その変化が市場に現れた時に、直ぐに反応できるのです。相場の見どころを的確に捉えて置けば…面白さが倍増どころか…3倍、4倍、株式市場の変化が楽しめます。

株式投資は面白いですよ。しかし負け続ければ…嫌になります。儲けたり…損をしたりして、何故、間違ったのか? 自分自身で反省して考えるのです。そうして次回には失敗をしない投資をすれば良いですね。だからカタルは、今回は途中ですが…お金を少し引き上げました。相場の流れが見えるようになると…株式相場が更に楽しめます。経済は面白いですね。

その手助けになれるなら…嬉しいです。時間を楽しむために「カタルレポート」があります。その価値を見出す人が居るから、有料会員への応募も多いのでしょう。既に事前予想の枠を超えており…多くの方にお断りのメールを書くたびに心が痛みますが…仕方ありません。

ですが…会員料金程度の差です。無料版も有料版も大きな違いはありません。この活動を通じて「付加価値」の意味を、カタルは知ることになります。

GDPと言うのは、国民が編み出した付加価値の合計です。ROE経営との売上高に対する利益と言うのは、そういう事です。分かりますか? 我々は如何に付加価値を生み出す生活を営んでいるか? この活動が社会貢献の原点です。

人類の未来に向け、イーロン・マスクは火星移住計画を持っています。何かワクワクしますね。僕らのお金がその計画に使われるなら…これに増す喜びはありません。お金など…使って「なんぼ」…でしょう。どう使うか?ですね。

その付加価値の動きを追ったグラフが冒頭のものです。何故、GDPを統計学的に見直したか? カタルは金利とGDPの関係を比較したいと思ったのです。中国のGDP成長率は高いのですが、そのコストである金利水準も高いですね。故に中国国債が人気です。

天安門以降…鄧小平が南巡講話を述べた時に、元への投資を始めるのが正解でした。実はカタルはバブル期に歩合外務員として稼いで、そのお金をもって中国に行こうと考えていたのです。だから…事前に視察もしていました。証券マン時代、同僚と共に香港から広州に入り…1週間程度の旅をしたのです。ですが…バブル崩壊で、最初の夢は壊れました。

いつも挫折の人生です。

米国の四半期GDP推移をもう一度…
米国金利の推移

また話が逸れ始めるので…この話はやめます。このGDPと米国金利の動向を押さえておいてください。もう一つのグラフは米国国債金利です。冒頭のGDPの推移と米国金利を比較して本日のヒントはお終いです。



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