一面にチャットGPTについての規制の話が、日経新聞の一面に載っています。個人情報、プライバシー、知的所有権など様々な問題を抱えているようですが、日本は好意的なように今のところは感じています。
実は、この「個人情報保護法」(2003年に成立、2005年全面施行)は、使い方次第なのでしょうが、カタルの立場では日本の場合、過剰な反応に思えています。この時期に証券界は厳しい検査に晒されています。例えば…銀行の「使いにくさ」も出来てきました。携帯電話の規制も強く感じます。昔はかなり個人情報の扱いが杜撰だったのは事実ですが、過剰な規制面も感じます。その為に医療情報の電子化が阻害されたと言います。
カタルはどちらかと言えば…前進あるのみの人生を送って来ました。失敗を恐れずに果敢に挑戦を繰り返すタイプでしょう。可能性があるなら突き進むタイプかも知れません。だから規制より自由論者ですね。人類の進化の歴史は、失敗の繰り返しです。その陰には多くの命が消えて行きました。でも最初から失敗を恐れて、挑戦を諦めるより…失敗しても良いから挑戦すべきでしょう。まぁカタルの人生は、ある意味で「後悔ばかり」のようなものです。何度か…チャンスはあるのですが、なかなかものに出来ません。株式投資もそうですね。だからカタルは運命論者でもあります。
「成功」と言うのは人並み以上の努力は当たり前で、そんなもんは、誰もがやることです。その度合いは、人により違うでしょうが…「プロの領域」になっている人は、みんなすごい努力をしているのです。
昨日、NBAの渡辺雄太さんの生い立ちを振り返る番組を観ていました。父の故郷の香川県で電柱に向かって、シュート練習をしていたと言います。そうして本人が東京の大学ではなく、米国を目指したと言います。両親が彼を育てたとも言えるのでしょう。その陰には人並み以上の努力があるのでしょう。ただこの努力はみんな、当たり前なのです。その上に行ける人は僅かな確率です。大谷翔平君もそうでしょう。
偶然かな? やはり「運」なのでしょうね。
高校時代は株式の意味も分からずに、新聞に数字が並んでいるのが不思議でした。何故、大学生の頃、株を買ったのか? 記憶にないのですが…100円前後の株を、たぶん「岡崎工業」と言う倒産しそうな会社の株を1000株買ったのが、最初でした。それから…角栄建設や三光汽船にジャパンラインなどを買いました。いずれも、ただ「株価が安い」と言う理由です。アルバイトで買える株は、たかが知れています。10万円から20万円の範囲での選択でした。
その株の合計が70万円ほどになり、大学を卒業、その当時は、まだ珍しかったのですが…卒業旅行に40日間ほどですが、一人で出かけました。米国、カナダ、メキシコです。当時はバスの1か月間のフリーチケットがあったのです。その時に、その株を担保にして、親父に、この旅行資金を出してもらいました。
そうして証券会社に就職を決めて、単位がギリギリなので…卒論の書き直しをして、教授に原稿を送り、その原稿の中にビール券を入れて、空港で先生に電話をしたのを覚えています。「これから出発します。先生の卒論の単位を、貰わないと卒業できません。もう就職も決まっていますから、よろしくお願いをします。」…とずいぶん、勝手なお願いをして先生を「脅した」ようなものです。でも辛うじて…及第点を頂き、卒業して就職も出来たのです。
ただ遊んでいただけのカタルは、経済の知識もなく…金利と株価の関係も理解できなかったのです。証券会社に入って、小さな証券会社なので研修もいい加減ですが、大手証券の人が来て「勉強会」があった時に、金利が株価に影響すると言うのを学びました。
兎に角…仲間との競争に勝つ残る為に、株の本を次々に読み漁り、日曜出勤は当たり前でセールスです。その生活を続けてきました。相場が良かったから…偶然の産物でしょう。常に一番です。出世も早く、小さな証券会社では競争相手も居なくなり、偶然、親会社で研修を受ける機会を何度か貰い…東京に出て来て新宿のNSビルにあった新宿支店で働くKさんの知古を得るのも偶然です。そうして歩合セールスの資格を得て、タクシー業界の個人タクシーのようなものです。10年の下積みの社員生活を辞めてから、苦労の連続です。
そうして株の事を、本格的に学びます。証券アナリストの資格を取ったのも…土曜、日曜日の休みはTACの資格学校に通い…資格は取ったのですが、駄目ですね。そうして国会図書館に2年ほど通い、昔の新聞を読んで騰落レシオを手作業で計算してグラフ化したり…兎に角、色んなことを試しました。当時は新聞だけが情報源です。でも…インターネットが普及して、ずいぶん便利になりました。自分がその気になれば…日経新聞の記者レベルにはなれます。
色んなニュースを観ていると…誰かが新しい発想をすると、それに追随する原稿が溢れます。至る所で目にするようになります。「情報の伝達」という事を考えるようになります。今の相場を観ていると…過去の情報と言うか、利益で相場が動き、現在の…と言うか現状評価で株価が評価されてきました。
しかし、まだまだ…株価は割安です。論理的に観て、「あり得ない」株価の会社が、ずいぶん存在します。だからカタルは最高裁の判決に噛みつきます。
今、「セブンアイ」は、苦境に立たされています。米国のサウスランド社を真似て、セブン-イレブン・ジャパンを構築して上手く運営したのが「中興の祖」の鈴木敏文さんでしょう。しかし老害が目立ったのかどうか…。経緯は分かりませんが、現在の社長の井坂さんは「物を言う株主」から…叩かれています。
市場から…PERで18倍もの評価を受けているから立派なものですが…それでも不採算部門のスーパー事業から撤退をして、更に…効率的なコンビニ部門に、経営資源を投下しろと言う要求でしょう。百貨店の西武の売却は当たり前の感覚です。このスピード感が問われています。東芝もそうです。日本的な経営の時間や経営管理の「村論理が甘い」と言う経営論争です。
今、市場で「テスラの経営の見方」が割れています。凄い成長なのですよ。四半期の車両台数は36%も増加したのです。36%増ですよ。これでも…株価が上がりません。その理由はコストが39%も増加しているからですが…、同時に「営業利益率」が落ちていることを、更に値下げをしても在庫が増えていることが指摘されています。
しかし…大規模な設備投資をしていますからね。その中での「36%増」は立派な数字ですが…それでも批判をされるEV市場です。この連続する値下げでも、中国のBYDに勝てないのです。兎に角、凄い企業です。中国の国家戦略もあるのでしょうが…この業界のトップがどんなものか…分かる「36%増の数字」です。如何に、トヨタが…劣化しているか?
やはり経営者なのでしょう。既に中国の「CATL」はリチウム電池からナトリウムだそうです。その為に…リチウムの価格は下落し始めています。この影響からか…関連の株価も下がっています。PERは8倍とか7倍の水準です。
このランクに日本株は位置しています。PER評価が「割安」だと言うのは、競争力が乏しい評価です。だから経営者は頑張らねばなりません。市場から如何に、高い評価を獲得できるかどうか…先ほどのセブンアイの井坂さんは、ものを言う株主の要求に応えられない成績だから、経営のやり方に文句を言われています。ちゃんと…「論的な回答」で言い返さないとなりません。テスラの伸び率が36%増ですよ。これでも市場が強欲に文句を言います。
NBAの渡辺雄太君の活躍を、市場は求めるのです。大谷君のレベルを市場は要求します。カタルは最後の「時間軸の壁」に、挑んでいます。言い訳は、通用しません。結果が全てでしょう。現在カタルは会員の皆様から、自身の「レポートの出来」の審査を現在受けています。継続率が高ければ…会員数は伸びるでしょう。しかし…100名も維持できないようでは、所詮は「口だけの人間」なのでしょう。その過酷な競争に勝つ残る為に、カタル自身の成績も問われます。
その成績は…こんな感じです。ここ2年続きで失敗をしていますが、この中でも…会員の中には、カタルより「優秀な方」も、数多く居られます。逆に損をしている人も居られるのでしょう。しかし…最低限、カタルの成績が「一つの基準」だろうと思っております。あとは会員の皆様の判断です。
市場価格と同じです。市場から高い評価を受けるかどうかなのでしょう。現在、既に会員数は100名を超えていますが、若干名の新規の会員を募集しております。
詳細は、右のページから昨日のレポートに書かれています。関心のある方は、一度、応募してみてください。ただし…個別銘柄の相談等の投資顧問業とは違い、あくまで共に一緒に、「株式の勉強する場」です。カタル自身も「試行錯誤」を続けています。その赤裸々なドラマです。
応募者全員が会員に成れるわけではありませんが…半年に1回のそれも3日間限りの募集です。是非、関心のある方は一度応募してみてください。皆様からの沢山の応募をお待ちしております。応募方法などの詳細は此方のレポートの下の方に書かれています。
それでは…また明日。