昨日、発表された米国CPIは、ほぼ事前予想通りでした。しかしコアCPIは住宅の影響か…少し高かったようです。カタルは、0.25%の引き上げだろうと思っています。この所、SVB問題が勃発の表現が良いのかな? 兎に角、「降って湧いた」ように…突然起きて、その対処に追われていますが、カタルはこんな形で…FRBの急激な引き締め行動の「咎め」を受けるのか…と思っています。
これは基本的に…FRBの金融政策のミスです。バブルの発生からバブル崩壊も日本の澄田元日銀総裁と三重野元日銀総裁の「間違った判断」が原因です。今回のパウエルFRB議長はインフレを見逃し…その対応に半年ほど遅れました。その半年間を挽回するために、0.75%と言う高い金利の引き上げに追い込まれました。その後遺症と言うか…「副作用」が、今回の米国金融界の混乱です。
まぁ米国は本物の国だと思っていましたが、過ちも多いですね。驚くのは…「SVB」のような銀行もあることです。日本と銀行の仕組みが違い…「一般の銀行」のイメージとは違います。まるで…プライベート銀行のような感じです。それなら…事前に預金の引き出しに対して「ペナルティー」を設けるべきです。一部の大口預金者の影響で、その他大勢が迷惑をします。ブラックロックの不動産ETFなどは…引き出し制限の規制がある筈です。それが普通です。
日本でも「仕組み債」が盛んに…販売されて金融庁は神経を尖らしています。神主さんの奥さんは、騙されているようですからね。表面利率が高い商品は、注意が必要です。条件が付加されているものが多いのです。元本保証など…ないのです。それが仕組債です。
カタルは法人マン時代に、元本が毀損する商品を「買う事が出来ない法人」に対して、為替の仕組債を売りました。そうして元本割れで…当時はCBが儲かりましたから、その新発物を、優先的に販売して…その元本を補った記憶があります。「甘い話には裏がある」…当然の話です。でも日本人の多くは、駄目です。「自己責任」の意味を理解していません。
この混乱が一番分かるのが「イールドスプレッド」の話です。ここ1週間の2年物国債の相場を観てください。5%台から4%割れです。いきなり1%も変動します。債券の1%は金額が金額ですから…非常に大きな変動です。最近はどうか分かりませんが…外債を買う場合は、まともな金利での取引は、最低額が1億円でした。
ただ昨日は異常な展開でした。個人投資家が、慌てて「追証」の処理など…しているように感じました。このような混乱が収まる時間は、大概は2週間です。2週間は様子見が正しいのでしょう。小さな遊びなら構いません。昔、カタルの上司は、良く…カタルに、「こんな時は動くな!」と言っていました。正常になるまで…2週間程度の時間が必要なのでしょう。
でもカタルは、もう終わったのだろうと思っていますが、相場の流れ(潮流)は変わる可能性が高いのでしょう。
その2年債のチャートとカタルがつけている13日までのスプレッドのグラフを観て、その動揺ぶりを感じてください。この緑の線が重要です。何故、カタルが、日経新聞がSVB問題を報じた時に、この2年債とのスプレッドの話をしないのが「片手落ちの報道」だと述べたか? この意味の解説が不十分でした。この動向を観ると意味が深まると思います。
このような「ひび割れ」は…時間をかけて修復することになります。たぶん…名目成長を買う動きは間違いありませんが「時間軸」は延びるのでしょう。でも日銀は一昨日に続き2日間連続でETFを701億円ずつ買っています。ビックリします。カタルの認識が早過ぎるのかもしれません。カタルは兎に角、先読みをし過ぎて…時間を待たされます。読者も気を付けてくださいね。でも、必ず…そうなるのです。
昨日は買い過ぎました。「Jトラスト」(8508)の400円割れを7000株かな?買いました。たぶん、カタルの読者はカタルが冒険をしたこともあり、お持ちの方が多いのでしょう。この内容ですからね。そうしてこちらの報道です。
「 2023年3月13日、OKHoldingsCo.LTD.ら計2名は、Jトラストの保有株式に関して変更報告書を提出した。報告書によると、報告義務発生日(2023年2月1日)における提出者・共同保有者合計の保有割合は5.71%(1.7ポイントの減少)、筆頭提出者の保有割合は5.55%(1.67ポイントの減少)であった。保有目的は「純投資」としている。」
基本的にいつもそうですが…終盤には、このような事が表面化します。基本的にこの連中が売らないと時間が「ずれる」のでしょう。でも時間だけの話ですからね。カタルは下がれば、また買いますよ。でも今の相場で観るともっと買いたいものが沢山あります。所詮は銘柄間の比較ですね。
昨日は野村証券を利食いして…この水準で入れ替えました。何故なら500円でJトラストを5000株買っており、100円も下げましたから…ね。まさにトホホです。「空売り」でした。あの500円は…まぁ色んなことが在ります。心配はありませんが、時間が掛かるのでしょう。基本は200日線からの「乖離」度合いです。かなりマイナス乖離になって来ましたね。時間を気にしなければ…カタルと共に下値を買い続けましょう。
むしろ目先は、やはり不透明感が漂っていますから、「エーザイ」(4523)か…「大阪チタン」の「仕手材料株」の選択でしょう。
この中には「お船」も含まれますが…「川船」(9107)はどうするのでしょう。興味はあるが…買いにくい株です。最近、アジア・アメリカ路線のコンテナ船は不採算でマークスは撤退をするそうです。いずれ…市況も反転をするのでしょうが…その時に株価を煽るのかな? でもやはり…やるなら2021年だよね。あの時に新高値を更新させるべきだったと思っています。興味はありますが…危ない買いです。でも心が躍ります。
今、次の主役の流れと思われる「ソフトバンク」(9984)を200株だけ買ってみました。買値は4985円です。昨日の維持率は29.7%程度でした。30%の筈だったのですが…僅かに大引けでは割れたようです。常に「目一杯」の人生です。
この5000円割れなら、倒産をしない限り大丈夫でしょう。しかもジンクスと言うか底入れのパターン通りです。カタルは何度も…「ITバブルの底入れの形」を、事前に伝えており、先ずは200日線の回復、その後の200日線を割れた場面が買い場になると述べています。これが「二番底」です。ただし…二番底にならない場合もあります。また先の安値を割れればやり直しです。ソフトバンクのケースでは昨年の3月15日の4210円ですね。ここが基準値です。
さて仕手材料株のエーザイに材料が出ていました。折角、FDAの認可を受けたのに…保険の適用外だったのです。でも米国退役軍人保健局(VHA)が保険の適用に踏み切ったとか…政府が認めて、保険会社が適用しないのはおかしい制度です。米国の仕組みは変わっています。
これで他の保険組合も適応しないのは、おかしい…となりますから、7月6日だったかな? FDAのフル承認を通過するなら、他の保険でも適用されるのでしょう。そうして9月に、日本の認可が予定されています。中国も欧州も…世界唯一の薬ですから、評価は徐々に…市場も「信認をする」と考えており、株価は1万円台でしょう。カタルはそう思っています。ただし…ハズレも多くあります。
大阪チタンに、ビック材料が出ています。32兆円だそうです。オーストラリアの原潜の話です。この原子力潜水艦はチタンの塊のようなものですよ。何故、市場は気付かないのでしょう。何も航空機だけではありません。他にもあります。人工股関節にもチタンは採用されるようです。でもこちらは採用されても、量が…ね。やはり潜水艦です。兆円単位の何%か分かりませんが、日本のものが選ばれる確率は高いですね。こう言うニュースが続々です。
大阪チタンの相場を観ると…800円台から仕掛け筋が関与していますが…あの時はロシア制裁の話はなかったのです。でも相場の途中の第二株価波動に時に、その話が出てきました。確かに…スタートは800円台ですが、条件が揃うのは第二株価波動の時で、その株価は3000円前後ですからね。まだほとんど…上がってない株価です。3万円になったら株価は10倍ですね。でも800円だと37倍になります。
それは、どうかな…? でもカタルは、「これほどの条件」が揃うのは、珍しい現象だと思っています。故に昨日も寄り値の3420円で担保がないから200株だけですが買い続けています。この水準は、あの初日に利食いした平均値です。あの日、カタルは3445円前後で売っています。下手糞です。全部売らずに…半分を売って、3635円を買っています。基本的に担保が乏しいから、クロス対応ですが、今のところは順調に…持ち株は増えています。もう直ぐ大台を変えます。まもなく2万株に届くかもしれません。
カタルにとっては、かなりの冒険です。あの失敗をしたJトラスト以来ですね。そのJトラは、結局、駄目でした。本当にお船も上手く利用できず…シッチャカ・メッチャカです。こんなところで本日は良いでしょうかね。カタルだって分かりませんが、自分を信じて行動をするだけです。株式投資に正解はなく、結果論で判断をされます。
ですが…「イールドスプレッド」などの過去の歴史を知ることが、未来を推測するうえで…重要です。
カタルは今回の逆イールド時代は、既に終わり…新しいステージに突入したと考えています。最後に、このグラフは最新のものではありませんが、有意義なグラフですから…この意味も、自分なりに考えておきましょう。ITバブルやリーマンショックに匹敵する、いやそれ以上の混乱期なのです。今回のコロナ騒動と言うか…ロシア政策を含めた展開は歴史的な事象でしょう。
このチャンスを活かすか…それともどうなるかは、読者のみなさんの決断次第で未来が変わります。また…明日。