情報…つまり報道と言うのは、操作されていると思わねばなりません。米国でも日本でも同じでしょう。何もロシアや中国だけでなく…あらゆる情報、つまり報道は基本的に様々な角度から「検証」が必要なのでしょう。
報道には、常に「書き手」が存在します。記事を書く個人の考え方が、色濃く…反映されます。こんな事は常識なのです。企業のカラーもあるでしょうし…その記者の好みもあります。だから、その人達の…つまり「書き手」の性格などを知らないと駄目です。でも多くの報道は、記者の名前は入っていませんから…色んな報道機関の「報道」から共通するシナリオを…読む側の読者が、信頼度を決めないと駄目です。全部が正しい報道という事はありません。大概は「作為的な」…狙いがあるのでしょう。
カタルが「市場の整合性」と述べているのは、報道機関が報道しているニュースの精査も含んでいます。
例えば…昨日かな? 流されている「東芝」(6502)の出資に際しオリックスが3000億円から2000億円に減らす報道です。このような記事が、何故、今になって出るのでしょう。
そもそも…常識で考えると頓挫しかけた「銀行の融資証明」が出される前提条件なのに…こんな事が起こるのでしょうか?
通常はあり得ません。銀行に融資証明を貰う段階で…企業からも「出資証明」を書いてもらっていると考えるのが…普通でしょう。故に、この報道はTOB価格を巡る「水面下の駆け引き」に利用された報道ではないか? …と考えるのが一般常識でしょう。
カタルは様々なケースを観てきました。背景は、当人達にしか分かりませんが、「確率の問題」です。故に、カタルは本日から買う株数を増やしました。本日は200株ずつ…合計で400株を買っています。寄り値です。4200円の指値ですからね。この後…4100円にも買い指値が入っています。このような記事が出るという事は「決着が近い」と思っています。どっちにしても3月末には決まるのでしょう。
相場と言うのは、いろんな角度からの検証が必要なのでしょう。そうして株価など分かりませんから、自分をあまり過信せずに…「間違う」ことを前提にして、トライすべきでしょう。損をする多くの人を観ていると…皆さんは「自己愛」が強いですね。
常に自分は正しいと思っています。カタル自身もそうです。常に自分は正しい…と考えています。しかし…「ブツブツ投資」は違います。最初から、自分は「間違っている」という事を、前提にした投資です。
人間の感情は不思議なものです。心が大きく動くのは、大概は…株価が大きく動く時です。最近、反省の意味を込めて…よく「川船」(9107)の話をしています。
確かに…あの最安値近辺で200株だと思いましたが…カタルは2000円割れを覚悟して株を買っていました。ですが…2000円を割れずに反発しました。でも、その後の上昇過程で全て売っています。しかし…現実はどうでしょう。あの9月に2100円でも良いのですが、買ったものが…既に5割以上も株価は上がっています。
如何に…間違った判断をしたか?
あれほど…「低PERの謎」と散々述べていたのに、早々…と離散しています。まさに「コンチクショウ」であります。この株は良い教訓になりました。何故、自分を最後まで信じることが出来なかったか? やはりあの「下げの恐怖」は絶大です。
相場の途中では、色んな「調整波動」が入りますから…当初の相場観が変わります。バフェットのように、長く自分の気持ちを維持できる人など…稀です。ほとんど居ません。「継続は力なり」と言いますが、辛抱を使った諺を想い出そうとしましたが駄目なので「GPT」に聞いてみたら、「辛抱する木に金が生る(なる)」と言うものがあるそうです。
本日は全体の相場は安いですが…新「植田日銀総裁」関連株、つまり名目成長時代をテーマにした資産投資関連の株価は、みんな高いですね。
銀行や「日本製鉄」(5401)のような割安の高利回り株、「野村証券」(8604)や不動産株の資産投資株です。そんなに下げていません。逆に、みんな株価は上がっています。設備投資株も高いので…自民党の「100兆円構想」も影響している可能性があります。
相場を観て水面下に流れている「影のテーマ」と言うか…「見えない繋がり」を探すことは大切です。この相場のテーマ、つまり潮流は、時代を背景にして展開されています。
何も、闇雲に…腕力で相場を上げようと思っても上手く行きません。時代背景が在って、その流れの好業績銘柄から「新しい相場のスター株」は誕生します。しかし時代は、常に未来の事象において変化するので…やはり「ブツブツ投資」なのでしょう。
やはり…まだ「決算対策の売り」と思われる玉も観られます。例えば「大阪チタン」(5726)の2830円の5万株の売りは、それでしょう。今、この指値が2825円まで下げられました。おいしそうだぁ~。たぶん買い場でしょうが、お金があるなら買いますが…カタルは貧乏人だから自重しなくてはなりません。また下げています。2822円まで…どうしても売りたいのでしょう。
基本的に、このような売り物は「買い場」です。ハイ、誰かが2822円の5万株の売り物を買いました。このような売り物が、まだ出るかどうか…いつも板を観ていると分かります。このような相場の観察が必要です。
ついでに…カタルは先ほどロコンドの板に100株だけですが985円に売り物が在ったので、その985円500株だけを、買いに行きました。そうしたら、スルスルと…板の気配が変わりました。そうして買えませんでした。あのスピードは、たぶん「アルゴ」です。瞬時に板の気配が変わりました。でも少し待っていたら、この985円は400株だけ買えました。そうして…今の気配が此方です。
何故か…先ほどは売り物だった985円に買い物が入って来ました。このような…板バランスを観て「打診買い」を入れます。何度か繰り返して…この買いの「利食い」が効くようなら株価波動は変化するのでしょう。
板バランスと相場観の話です。簡単に…相場を観るポイントを伝授できませんが…証券マンは、毎日、カタルのレポートを読めば、相場のポイントを解説していますから、きっと…読者の未来において、「活きる」と思います。今は、相場を知っている先輩は、どの証券会社にも「皆無」でしょう。まだしばらくは、カタルはレポート屋を続けざるえませんから、やっている間に、カタルのエキスを吸い上げてください。正しいわけではありませんが…参考になるでしょう。
「新高値」を追い続ける方法もあります。短期投資なら「お船」などは面白そうです。完全に「仕手化」しています。逆に好業績株を追う方法もあります。でも…「大阪チタン」や「エーザイ」(4523)のように…相場が休んでいるものの「株価の反転を狙う」方法もあります。「東芝」(6502)のような「思惑」の投資も…考えられ、色んな手がありますから、自分の性格に合った株を選択して…大切な事は無理をせず、「ブツブツ投資」を継続することでしょう。
今日の相場は、通常なら「全面安」になります。しかし…やはり既に、日本株は名目成長を買う相場展開に「なっている」ことを示しているようです。
何しろ…「三菱UFJ」(8306)や「日本製鉄」(5401)、「野村証券」(8604)を始め…「不動産株」も上がっています。
「住友化学」(4005)を取り上げていますが、儲けが消える「赤字」にはならないでしょうが、「利益が消える予想」を出したのに…株価は全く下げません。むしろ逆に株価は「悪抜け」したように上昇しています。
この理由はBPSでしょう。843円の一株あたりの純資産を評価して、「誰かが」株を買っています。この話と東証のPBR改革は連動しています。
日経新聞は投資先がないから、「自社株買い」を批判したようなコメントを書いていましたが、彼は。まだ良く株の原理を知っているのかどうか…。何故、米国は利益の大半を株主に返却しているのか? もっとよく考えるべきでしょう。米国の「成長の素」の話です。この米国の経済成長力と、日本の成長を比較して…「東芝」(6502)問題を考えると分かりますね。日本が「失われた時代」になったのは…「当然の帰結」です。
「日産自動車」(7201)のような「後出しジャンケン」をすることは、日本人として…カタルは恥ずかしいのです。もっとフェアな戦いをすべきです。
その点、理路整然と値上げを求めた「日本製鉄」の橋本さんは「日本の慣習」を破り…やはり素晴らしい経営者です。だから株価も上がって来ました。もう直ぐ2倍になります。この背景は、橋本さんが、自ら…「自分を追い込んで」厳しい戦いをしている本物の経営者だからでしょう。日本製鉄初の東大以外からの一ツ橋の選択です。「楽天」(4755)の三木谷さんも一ツ橋でしたね。でも楽天の三木谷は、あまり好きではありません。
今回の携帯電話進出は…税金を払わない為の「逃げのような経営」です。まぁ現状は、かなり苦しんでいますが…彼にとって、想定内の現象なのでしょう。
今日はカタルの「内視鏡」の検査の日です。午後から出かけて…胃カメラです。これで解放されると良いのですが…最近は、医者通いばかりです。やはり年齢が上がると医療費は多くなります。
1年ほど前に付けてもらったセラミックの歯が取れて…欠けたのです。故に、もう一段、今度は更に硬いセラミックん入れ替えるとか…。でもあの時の保証期間内という事で…全額ではなく22000円で済みました。歯にも「製品保証の期間」が3年間もあるそうです。ビックリしました。全然、知りませんでした。歯の保証期間なんて…電気製品みたいです。
株式相場のそうですが…世の中には分からない、知らないことは沢山あります。株式相場は自分を過信せずに…「ノンビリ」構える事でしょう。どんな株も高値を買っても良いのですが、無理をして…「高値を追わない」ことです。高値になったら、必ず…利食いは出てきます。カタルは株価が上がれば、一旦、売りますよ。ノンビリやりましょう。
こんな所で、本日のレポートは終わりです。また明日。