新春相場は「戸惑い」の幕開けと言うイメージです。NY市場が足を引っ張っているイメージです。新しい年を迎え…米国は金利が下がっても、株価も下がる駄目相場を演じ…論理的な動きを、株価は無視し始めています。それだけ…市場が「劣化している」という証です。アップルの時価総額は2兆ドル割れ…を演じていますが、まだ底入れ感が出ていません。
もう一つのテスラは、5割と言う途轍もない目標を達成できないという事で売られています。でもかなり凄い目標なのです。現状の数字でも「すごいなぁ~」と思いますが…まだ割高なのでしょう。PER評価が30倍台に落ちてから、どうか…のイメージを持っています。
ただ本日の相場は不思議なのですよ。ナスダック指数の動きを受けて「ソフトバンク」(9984)が下がっているのは理解できますが…「メルカリ」(4385)や「BASE」(4477)も、本来なら「下がる筈」です。同類ですからね。でも…こちらの株価は高いのです。
この事は、日本においては、この部類の株は、かなり「いい株価水準」なのでしょう。需給バランスが「拮抗している」ことを示しているのでしょう。基本的に、株価の天井や底値を決めるのは需給バランスです。先ずは、目先の需給バランスが改善しないと…株価が安いか、高いかの評価も出来ません。それからの話です。最初は「株価の安定」が必要なのでしょう。
僕らは、目先の「鞘取り」をして…株価の連動で儲けを取ろうとする「鞘取り」業者ではありません。小手川君の成功で、誰もが「目先のディーリング」で儲けられると思っているかもしれませんが…、このハードルは、それほど高くはありませんが、基本的に同様の売買は、既に高速取引のプログラミングで管理されており…機械のスピードに、人間が追随は出来ません。目先で勝てると言う幻想は、持たない方が無難でしょう。
それでは…どう頑張るか?
基本方針は「時代の流れ」の先読みでしょう。経済の流れは、基本的に決まっています。先ずは、その経済の流れを勉強して抑えますが、その教科書通りに、現実は動きません。でも応用は可能でしょうから…その基本の流れに「沿った時代」を先取りすれば良いのでしょう。でもカタルの場合は、この時間軸の読みが、「最後の壁」になっています。自分で相場を仕掛けているのではないからです。そんな資金量も持ち合わせていません。
相場を張れるほど…資金があるなら楽しいですね。
自分の考えを直接、市場に問うことが出来ます。株価の真価を市場に訴えて…市場がその主張を認めるかどうか…。基本は此処です。誰でも、そうですよ。自分勝手な解釈は、世間に通じません。やはり時間が掛かっても、世間が、同じような高い評価を下さないと株価は5倍、10倍になりません。小手先の資金を投入しても「一時的な現象」に終わります。
本日は新春相場を迎え…昨日の原稿通り、「三菱UFJ」(8306)を1000株だけ、成り行きで買いに行きました。何しろ…寄り前の株価の気配値は安かったのです。でも蓋を開けると…やはり昨日より「高く」始まりました。この理由は解説をしなくても分かりますね。
目先は、日銀の政策転換が加速すると言う読みでしょう。金利が上がるから…利ザヤが膨らむと言う理屈です。米国と違い、日本の銀行の場合は「預貸率」が低く…基本は、預り金が多いのです。預金が貸し出しより、多い状態です。でも都市銀行はそれほどでもない筈です。地銀です。預貸率は低く運用難です。基本が「失われた時代」で低迷を続けたからです。これは国策です。実質経済成長と言う「壮大な実験」を33年間も続けたのです。
安倍政権で方向転換をしましたが、皆さんはメディアの主張に侵されていますから…真実が見えないからもしれませんが、カタルに言わせると、旧来的な政策官僚の派閥が名目時代を阻止した構図が、森・加計問題であり、桜を観る会です。こいつ等は売国奴です。
この政策の為に、日本は33年間も…株価が高値を超えられず…失われ時代を経て自殺者の山を築き…現状の体たらくの時代を作ったのです。「希望のない」暗い社会です。故にメディアもそうですが…巷は「他人批判」ばかりです。他人の不幸は「蜜の味」とばかりに、皆で…寄って、たかって…叩きます。自殺をされた方も大勢います。
この根底にある心情は、自分より不幸の奴が居ると言う「さもしい」感情を煽って…社会の不満を抑えています。
こんな国に、誰がした?
ようやく誕生した安倍首相は、どうにか路線を作ったのです。でも既に10年です。まもなく黒田さんも退任です。株式投資は時代を確り…観察して、「市場の整合性」を観て、時代のスピードを把握します。そうして…投資をしているつもりですが…なかなか思い通りに行きません。
三菱UFJは兎も角…本日は何故か、「エーザイ」(4523)が売られています。理由は分かりませんが、この水準は75日の移動平均線を割れています。本当は、ブツブツ投資が基本ですから、買い続けるのですが…カタルの場合はあまり余裕がなく無理は出来ません。まぁ1500株もあれば…もしカタルの推察通りなら、相場を楽しめます。
実際に昨年末、カタルは多くの「種まき」をして、株式を分散させています。判断が難しいのです。だから…考えられる潮流を3つ掲げ、その路線に合った株を買っています。ハッキリ見えませんからね。
米国の10年債金利が下がっても…ナスダック市場は下げ続け…なかなか底入れ感が出ませんね。おかしな動きです。まだ…まともな投資家の採算ラインまで、株価は下げ切ってないのでしょう。中途半端な水準なのかもしれません。だから年末にテスラとアップル…此処にARKKを加えても良いですが…3つの指標株の動きに注意を払おうと述べています。カタル自身はBASEに惹かれていますが…なかなか底入れ感が生まれません。
1983年から1984年はどんな相場だったのか?
あの当時に今のカタルの知識があるなら…「任天堂」(7974)を、あのまま持ち続け…数十億円の大金持ちでしょう。丁度、ファミコンが世に登場してドンキーコングだったかな? あのゲームが流行った辺りです。その時に、カタルは確か…証券界に入り、5年社員程度だったのです。そうして初めて…月間の株式手数料1000万円を達成したのが、「小野薬品」(4528)の相場でした。毎日、1000株、2000株をクロスして益抜きをするだけで…大儲けです。
そんな時に銀行株は一斉に「ストップ高」したのです。そんな怪しい記憶があるだけなのです。その為に…今回のエーザイの発想も生まれています。
三菱UFJが理論通りに…「人気株」になって来ました。「Jトラ」(8508)の失敗で、カタルはお祖母ちゃんの「一時金」を作る為、本来は売る予定ではなかったのですが…お金がなく、泣く泣く三菱UFJを1万株売って、老人ホームの一時金に充てました。仕方がありません。あれから100円以上、株価は上がっています。1年以上、株を持ち続け…100円幅を取って売った途端に、相場がスタートしました。
あの日、12月20日はお祖母ちゃんが老人ホームに入居した日です。人生の巡り合わせは面白いものです。これで…損をして売っているなら…トホホですが、まだ100万程度の儲けだったので、マズマズでしょう。
「日本製鉄」(5401)も「ナ・デックス」(7435)も同じことです。これが名目時代の相場だと言うのを…何れ、皆さんは感じます。株価が大きく遅れている「野村証券」(8604)も同じことです。でも昔から…リーダーを買うのが「セオリー」です。株価が上がって、買いづらいでしょうが…このまま「4ケタ乗せ」も、あり得ますからね。
何故、カタルが連日、一週間、連続で…「みずほ」(8411)株を、毎日500株ずつ寄り付きで買ったか? 事前に皆さんには、今の相場をお知らせしています。嘘だと思うなら、右のカレンダーから遡って過去のレポートを読めば良いのです。あの時は、日銀の政策変更は決まっていません。でもこの転換は「想定内の話し」なのです。今の三菱UFJの板状況は…こんな感じです。確か…925円に40万株ほど売り物があったはずですが…誰かが買ったのでしょう。
大きなお金が動き出しています。こんなのは、助走も助走。その初期現象の一つです。
順調に推移しているようなので…それでは皆様と共に、もう1000株だけ後場の寄り値で三菱UFJを買いに行きましょうか…確か、先日もそう言ったところで、株を買って下に振られました。今確認をしました。そうですね。904.3円で1000株を買っています。何故、証拠を残して掲示するか? 馬鹿みたいですが…カタルは小さいながら…本物を目指したいのです。
この追及が成功するか…失敗をするか分かりませんが、それでも自分は真剣に生きて来たという証のようなものです。世の中は偽物ばかりです。こんな国に誰がしたのでしょう。まぁ、国民の総意ですから仕方ありません。カタルは市場原理主義者だから…メディア批判や政策批判を続けていますが…世の中にはいろんな考え方があります。
人それぞれ…立場が違います。だから考え方も違います。その考え方の違いが株価と言う「ぶつかり合い」です。もう戦争で優劣を競うのではなく…経済成長率で優劣を決めるべきでしょう。ウクライナで…領土争いなんかして、イデオロギーでは飯は食えないし…無駄な命を犠牲にして…と思いますね。道理より…現実的な対応をすべきでしょう。
米国と言うのは、卑怯なと言うか…ある意味で、中国の主張も分からないではありません。でもその中国もひどいですけれど…難しい問題です。株式投資と言うのは、そんな世界の勢力図を示しているように感じています。どの動きが、市場で支持を受けるか?
これにより…世界も変わります。面白いでしょう。全体相場は343円安なのですね。三菱UFJ効果はあまり波及してないようです。自動車の「トヨタ」(7203)は安く…「ホンダ」(7267)は高いのですね。ホンダはソニーと組んで早々EVへの一本化です。ここでは…パワー半導体の「新電元」(6844)がカタル銘柄ですが…こちらもこの環境下で若干、高いですね。でも持っていません。先日の時に、株を処分しました。このパワー半導体は期待されます。でも日本はドイツに比べ遅れました。
まぁ、実質成長時代と言うのは…みんなが「けん制」をして動きません。箱根駅伝での1区の先頭の独走を許した展開に似ていますが…あの距離を縮めましたからね。あのまま独走か…と思いましたが、株と同じで結果は分かりません。
まぁそれぞれが。違う時間軸を持っているし…自分に合うペースでノンビリやりましょう。さて…公約だから、後場寄りに1000株だけ、また三菱UFJを買ってみます。本当はあのまま…1万株を保持しておけば良かったのですが…エーザイも捨てがたいし…難しい判断です。512円安の8192円で…出来高は129万株です。でも下値の買い物は、いくら株価を下げても板状況は改善をしません。
このように次々に下値の関門が破られる現象は…恐いから無理をしない方が良いのでしょう。でもやはりカタルには、あの幻想の想い出が、何故か…再現される期待感があります。あの小野薬品の相場はすごかったのです。5000円前後で買わずに、高値になって買うカタル君、実は大阪チタンも本日は100株だけ、本日は追加で買っています。でも、まだ下げていますね。此方も何故か…エーザイと同様に75日線割れです。もう100株だけ買いに行きます。ハイ、3650円で100株のお買い上げです。
何れのチャートも75日線割れです。この潮流は相場の流れが不明瞭の中で…物色されるのは個別の仕手材料株と言う選択です。これは基本的なセオリーの相場道です。どれが正しいか分かりませんが…ノンビリやりましょう。それでは、また高値の三菱UFJを1000株だけ追加で買いますね。良いですか…基本的にFRBの政策転換待ちですが…この動きは春になります。それまで混とんとしていますから…難しい展開です。あまり無理をせずに…どちらに転んでも良いようにしておきましょうね。それでは…また明日。