いよいよ…今週は、今年最後の週になります。当初から米国の金融政策の変更を受け…「難しい年だ」とは、思っていましたが、途中は結構、うまく立ち回ったように思いますが、お祖母ちゃんの老人ホームの一時金など…を含め、カタルの性格は「一本気質」の江戸っ子タイプの性格です。
「宵越しの金は残さねぇ~」の気質かな?
親父の生まれは世田谷なのでしょうが…お爺ちゃんの時に、東急電鉄に田畑を取られた口で貧乏したようです。どうも…昔は、東京タワーの辺りの「芝」と言う地名の辺りが…本家のようです。サムライの食えない「次男坊」か…何かだったのでしょう。
結局、すし屋を「なり合い」にしていましたが、上手く行かず…九品仏の「金寿司」も消えました。そうして新潟の長岡に行ったようです。「江戸っ子」気質と言えば…聞こえはいいように思えますが、元は「馬鹿です」からね。自分自身をコントロールできるなら…株式投資は、かなり儲かるのでしょう。この「心の制御」が鍵なのでしょう。
本日の寄り値には、やはり…まだ「節税対策」の「売り物」が出ていたようです。でもかなり減っているようです。毎年の事ですが、この年末に来て売られている株は、翌年になると売り物が切れて株価は反発します。2018年は「東邦チタン」の節税対策をしていました。カタル自身は、既に節税対策を終えており…儲けを出すのも躊躇しています。
でもエーザイやBASEの持ち株を増やそうと思っており、その為に本日は「野村証券」を485円で、僅かな利幅で利食いをしました。「利食い」と言っても、儲けは5000株で14000円ほどです。信用の枠を空ける目的です。何しろ、エーザイを8500円で500株だけですが、追加購入をして…本日は「更なる下げ」に備えました。
下がれば買いますが…カタルの力量では、これ以上の「大きな冒険」は出来ません。今年最大の冒険はJトラストですが、魔坂の…合併です。昨年は、お船の1万株台の買い持ちです。約1億円だから…カタルにとっては「大冒険」でした。しかし…昨年も、今年も失敗をしました。2年続きの不作です。1997年、1998年…とカタルの年収は120万円の世界です。あの時も2年続きの不作でした。そうしてITバブルの発生でした。そうだ…経済学者もメディアの人も「人間の気持ち」を考えないとなりません。
何故、実質成長率を重視して、政策を立案実行することが「間違い」か?
長く…日本はこの「清貧思想」を続けてきました。カタルは当時の大蔵幹部は知りません。たぶん「村社会の擁護」でしょう。終身雇用や年功序列の仕組みを、残そうと画策をしたのでしょう。でもリストラは認めたくない為に…企業は、仕方なく…中国に生産基地を移転させて…国内の工場の自然淘汰を待ったのでしょう。
パイオニアの指名解雇事件は不幸な事件でした。能力のない人間を、雇い続けなくてはなりません。この落ちこぼれ組を、出来る社員が、カバーをする仕組みです。その為に日本は長く「総資産経営」を実施してきました。本社の落ちこぼれを、子会社に移転させる「受け皿」を作るのです。これが総資産経営のアメーバーのように広がる仕組みです。官僚機構の成り立ちを、調べる…というか、考えると…分かります。
官僚の出世競争に敗れたキャリアは、政治家や学者に転向します。
キャリアだけでなくノンキャリアも同じです。実際にカタルの友達が大蔵課長補佐から、関東財務局の課長になって出向です。だから日立のように、グループ企業が膨大に増えて行きます。終身雇用の維持は、非効率を生むのです。
この実態を隠すために、日本は「独自価格」の形成をしてきました。コメの価格を考えると分かります。国民、みんなで…農家の皆さんを支えます。効率化の世界競争をせずに…関税で農業を守る? でも長年続けて来て…その結果は、どうでしょう。農業の生産者はドンドン高齢化して…田畑は荒廃して行きます。これが実態です。
しかし…近年は変化を見せています。AIを活用した農業でイチゴ栽培などは、完全に「AI農業」のイメージです。そうして…ビックリするのがホタテ漁です。年収が3000万~5000万円台なんだ…そうです。円安効果もあって…日本の水産物は、中国を始め…世界に出荷されます。
故にN君も興味があるのですが…まだ株を買ってはいません。会員レポートには書いたかな? 何しろ…色んなアイディアはあるのですが…2年続きの失敗で実験をするユトリも消えています。このような冒険が、当たるなら、レポート屋も卒業なのですが、現実社会は、なかなか…甘くないようです。
テレビや雑誌、新聞など…よく平気で分かったように、経済を語る評論家様は、さぞかし「大金持ち」なのでしょう。でもその割に高額の税金を払ったという話を聞きません。「是川銀蔵」ぐらい…ですからね。
そうだ…。名目成長率の話をしていて脱線をしました。実質経済は、日本の独自価格が下がる為に…デフレになりました。基本的に、日本独自の価格水準が消えて…グローバル価格への修正の時間が、失われた時代です。
そうして…ユニクロが世界的な企業に育ち…最近はキャノンのように、「国内回帰」の流れが鮮明になって来ましたから…既に日本独自価格は消えて…グローバル価格になったのです。だから大きな流れが、実質成長経済ではなく…「名目成長」経済になります。
この違いは、人間の「心の変化」を生みます。実質時代は積極的に行動を起こす人間にとって…逆風が吹き荒れるのです。動かないことが…美徳に思えるマイナス思考が、良い結果を生みます。でも名目時代は「希望を胸に」…行動をした奴が、勝利を収めるプラス思考の世界です。
実際の生活はインフレで苦しいかもしれませんが…名目時代は、高い目標も社会の追い風でクリアできますから、だんだん…人間の行動が「大胆」になって行きます。カタルは2年続きの失敗を犯しましたが…このチャレンジが報われる社会が「名目成長」の時代です。先着一名様から、先着100名様が合格できる…社会形成に変化します。
今回のコロナからソ連の侵攻による制裁は、台湾問題を連想させ…製品の安全保障問題に一気に、火が付きました。今、中国はコロナの嵐で…生産が滞っています。人間と言うのは「学習機能」がありますから…ひょっとすれば…海運株は「淡い期待」が生まれるかもしれません。「ぶり返し」もあり得ます。でも「失われる利益」には違いありません。でもリバウンドは、何処にもあります。ですが、所詮はリバウンドですから、程々が…一番でしょう。
選択肢は様々なのです。
自分の「力量の合った選択」をすると、良いのでしょう。カタルは博打人間ですからハイリスク・ハイリターンです。だからリスクを承知なら…同調すると良いのでしょう。週末にも来年のお年玉銘柄として、いくつか…銘柄をご紹介します。カタルレポートが支持されるなら…今度、娘を雇用して…「英語版のレポート」を作っても良いですね。
そうすれば…日本の読者が株を買った後に、海外から日本株投資が来るかもしれません。でも無料と言う訳には行きませんからね。いくら娘でも…。たぶん…日本株は「良いもの」になるのでしょう。カタルが外人投資家なら…間違いなくこの円安を利用して、日本株をバカバカ…ファンドに組み入れます。
カタルが野村の社員なら…「兆円」単位で、「日本株ブーム」を起こすことが出来ると思います。現役の皆さんは、カタルの論理を公開していますから、大きな商売に繋げてください。海外ファンドには、唸るようなキャッシュが積み上がっています。来年は、この動きは「鮮明になる」と思っています。円高の株高のシナリオです。
2003年から2007年にかけて…一度、日本はこの路線を歩み始めました。しかし…リーマンショックを境に、馬鹿な政策担当者が「バブル形成のトラウマ」に怯え…「杞憂の心配」をした為に日本経済は「2番底」を演じました。2010年にかけての日産マーチは、流石に…これはやり過ぎでしょう。小型車まで逆輸入はないですね。
読者の皆さんは、カタルより高学歴で「賢い人」ばかりです。しかもみんな社会の成功者の方のようです。だから…色んな選択肢を掲げていますが…それぞれの力量で、投資をするのでしょう。最後に老婆心ですが…、カタル自身も、どっちか分かりませんが…Jトラストの配当取りは、かなりリスクの高い選択でしょう。でも一時的なのでしょう。
2月になれば…この霧は晴れます。カタルが一旦、清算をしたのは、この時間内に、資金が「眠ること」を嫌った面もあります。エーザイやBASEの方がリスクは高いけれど…同時に可能性が高いように感じています。
まだBASEは底入れ感が出ません。エーザイはサッパリですが…金曜日の8411円で、あの日の窓埋めを(8433円)を完了しました。博打ですが…こちらの報道の意味を考えると…やはり人間は「希望を胸に」生きる動物でしょう。これが名目時代の考え方です。
でも実質成長時代の考え方は、中国のコロナの蔓延で…生産遅延が再び発生し…社会の混乱が起こる話や、ウクライナ戦争でプーチンが「核を使用する」程追い込まれる話など…色んなマイナス面も考えられます。このウクライナに絡み…農業問題が一気に浮上する懸念もあります。「食料の安全保障」が問われる…場面があるかもしれません。このような「まだ見ぬ懸念」を。売り続けるのが…清貧思想の「実質経済」成長の世界です。
希望に燃えるか…杞憂に怯えるか?
どちらの選択もあり得ますが…前提にする自分自身の「基本概念」の基準を、何処に設けるか? カタルは、オヤジが死ぬ時に「一所懸命に生きよう」と…ぬるま湯のサラリーマン生活に「見切り」をつけて頑張って来ました。その気持ちは、今も変わりません。基本的な考え方が「名目」人間なのです。だから自ずと…自分の行動は決まっています。株式投資と言うのは、自分がどんな世界を望むのか? そんな問いのように思っています。また…明日。
長く続いたから…本日が安値かも知れませんね。また株を買いたい虫が疼いてきました。困ったものです。待つことが出来ません。金持ちの貧乏人の違いでしょう。トホホ…。