まだ市場は「疑心暗鬼」に揺れているように見えますが…基本的に、もう「インフレ・金利高」のテーマは終盤を迎え…まもなく沈静化します。昨晩、発表された「雇用統計」など…賃金を含め…この報道は、市場における価値は低くなってきたと考えています。
理由はパウエルが「累積効果と経済情勢」と言う言葉を、今回のFOMCで使っているからです。カタルが最も心配をしていたのは、パウエルの「トラウマ」です。もともと今回のインフレの芽を「一過性の物価高」を決めつけた初動体制の不備は、明らかに…FRBの政策ミスです。その為に、この認識が半年ほど遅れました。この時間的な遅れを取り戻そうと…0.75%と言う大幅利上げを連続で実施しました。
問題は、金融政策の「浸透」度合いの話しです。
近年は生活パターンが時代変化により、大きく変わっています。リモートワークの浸透度合いなど…新しい動きです。ただ最近は「オフィス復帰」を促す…「揺り戻し」が始まっています。マスク氏が買収したツイッターなんかは、代表的な事例でしょう。
リモートを選択するか? 退職か? …と迫っています。これは彼の前からの持論のようですが…。目に見えない効果が、リモートにない成果を生むと思います。カタルも、経営者ならマスク派閥の考え方です。まぁ、この話は議論が割れるでしょう。
基本的に株式市場はかなり戻ると思っていますが…残念ながら、高値は取れずに、もう一度「お辞儀」(相場が下がり…腰折れする展開)をすると思っています。株式市場は此処から来年の春ごろまで戻り相場を演じ、その後に、本当に「二番底」のイメージがやって来るシナリオを考えています。それ程、今回の上昇相場は、異常な状態の長期上昇相場でした。これだけ下げても…長期的なチャート上では、ようやく普通の評価に戻った…との印象です。
アップルにしてもアマゾンも同様ですが、やはり…まだ株価は高いんじゃ…ないかと思っています。時代の変遷は、何度か…揺り戻しを演じて「新しい時代」に変わって行くのでしょう。いきなり未来社会の到来はないでしょう。イデオロギーを重視して、理想社会に進むべきか? それとも現実的な対応で…目先の利益を追うか?
何か…株式投資の手法のような響きもあります。
カタルは今回、「薄利多売買」と言う手法の確立まで行きませんが…この手法のヒントを得た思いがします。考えて観ると…6月から8月の戻りを観て、投資手法を薄利多売買から変更したために失敗したとも言えます。
地道な積み上げが正しいか…。それとも博打を覚悟して「爆利益の狙い」に賭けるか?
競馬や競輪の「大穴狙い」と言った方が、正しいかな? 投資方法は様々なものがあり、人間の好みがあります。今回、会員の皆様から、たくさんのメールを頂き、どうしたら…皆様にも株式投資を楽しんで…儲けてもらえるか? やはり実際に対面で話している訳ではないから、どうしても限度があります。
投資と言うのは「魔物」で…株価が上がる過程のワクワク感は、ある種の麻薬のようなものです。先日、NHKで大恐慌の歴史の映像かな? 「大恐慌 欲望と破滅の1929年」と言うものを観ました。此方です。面白かったですね。人間と言う動物は…「陶酔の世界」に浸るのです。株式投資は、まさにそんな世界です。
だから自分自身を、どう捉えるか…。この心の変化を上手くコントロールできる人と…出来ない人がいます。カタルが普段から「力量」把握の大切さを説いています。失敗された方のメールを読んでいると…基本が分かっていません。まぁ、カタル自身、「溺れる」口ですが…株式投資は「陶酔の世界へ」の御招待です。
結局、「個別株要因」の話しや「市場要因」の話など…口で説明をしても理解できるものではありません。多くの人は「自己愛」が強く…自分だけは違うと思って…市場の魔力に嵌まります。
その点、今回、実験をした「薄利多売買手法」は、あまり面白くありません。「大儲け」と言う感覚ではなく…「職人芸」の手法です。たぶん…カタルはこの手法は性格に合っているかもしれません。でも…やはり「大儲け」が出来る…大穴狙いの投資も、会得したいなぁ~と思っています。なかなか…その時代の流れがやって来ません。
小さな流れでは…まだカタルの技量では役者不足です。常勝将軍とは行きません。証券マンを辞めて…既に12年かな? 2010年の11月まで営業活動をして辞めたのです。今回は、かなり詳しく…米国株の動向を追いました。
でもまだ…頭の中に企業業績の推移や株価評価の数字がインプットされていません。でも経済統計と株価の関係は、かなりレベルアップしたと思っています。冒頭の「もう怖くない」…と思っているのは、今回のFOMCをみて…FRBは「認識している」と感じた為です。
どんな困難も…自分が置かれた立場を知っているなら、もう大丈夫です。
これは株式市場だけの話ではなく、人生観においても同じです。自分がどんな人間で、自分の人生は、どんな展開か? たとえ…困難な道でも大丈夫です。じっと…頑張るのです。その内、「右往左往」して…藻掻いている間に…活路は得られます。人生の幸福感など…自分の気持ち一つで…大きく変わるものです。疲れたら…自然に中に身を委ね…ノンビリ過ごせばいいのでしょう。1年や2年の遅れや…戸惑いは、大きなものではありません。カタルなんか…33年間も「悲哀の人生」を歩んでいます。
上京以来…33年間も右往左往して…藻掻き苦しんでいるのです。
いい加減に…夢が実現して欲しいなぁ~。せめて、人生の最後にあのバブル期の相場の再現を観たいものです。今の知識なら…その推移を、たぶん…完璧に捉えられると思っています。あの時は、ペイペイの馬鹿で…野村証券が業界トップとは知らなかったのです。組織力の違いも、認識してない馬鹿です。でも今は子供の関係で…キャリア組のエリートや上場企業の多くの社員を観て33年間も観察を続けてきました。だから…苦しんで観察をしたから、その知識は、知恵に変わり…自分の血となり肉に変わっている可能性が高いのです。
此方のレポートは、淡い期待を描いています。でも可能性があるのです。みずほ株の値動きが、どう動くか? 何故、三菱UFJの株価と純資産価値はこんなに開くのか? 川船の話をすると…スペースがないかな? これは…忘れなければ、明日の課題にしましょうか?
米国株のPERと日本株のPERの違い、そうして100%を超える総還元率を実施する企業がドンドン増えています。豊富な資金、内部留保は516兆円もあり、個人の預貯金は1102兆円です。舞台は整っていると思っていますが、誰が猫の首に、鈴をつけるか?
1984年の前の経済状況を熟知していないカタルは、今回はかなり勉強してレベルアップしています。このカタルの空想が実現をするかどうか…きっと来年には分かると思っています。楽しみです。
これから会員向けレポートを書きますから、会員の方は。明日にでもお読みください。尚、手続きを終えた方で、まだ新しいパスワードが届いてない方は、畏れ入りますが…ご一報ください。既に全員にパスワードの配布を終えました。