昨日の米国の雇用統計値は此方…失業率は此方…そうして平均時給は此方…です。
この3つのデータから景気後退の兆しは、あまり感じられなく…インフレ対応の0.75%の利上げが妥当…と言う解釈で金利が上がり、米国株は下がったと言われています。加えてOPECの200万バーレル減産が効いて、オイルの相場は93ドル台に復帰です。基本的にバイデン政策のバラマキ政策の効果が、まだ効いているのでしょう。
もともと雇用統計は、経済政策の「遅行指数」ですから、市場があまりに…このデータに影響を受けるのは「どうか」…と思います。でもカタルが正しいとしても、市場がそのデータに反応しているようでは…仕方ありません。要するに…株価の判断は、市場がするもので、カタルは下すものではありません。カタルは市場の時間変化に合わせて、自分の体内時間軸を変化させないとなりません。
インフレ対応の金利高だから、カタルは利上げのペースが「早過ぎる」弊害のオーバーキルを疑っていますが、一連の景気刺激策の経済政策が、かなり効果を上げており、なかなか失速を覗わせる材料が、「一部には」出ていますが、大勢観の流れになってないのでしょう。安全保障からの…米国内投資「回帰」もそうです。インフレ退治一辺倒ではなく、景気刺激策とも言える…イギリスのような事例でもあります。
この状態は「長引く」金利の高止まりを意味しています。カタルは既に米国金利はピークアウトしたという見方をしていますが…これさえ分かりません。欧州のエネルギー転換が、どのスピードで進むか…この対応次第です。しかし冬を迎え…当然の「揺り戻し」なのかもしれません。
故に、「ゲリラ戦」を強いられ…空売り屋にとって、株価が上がれば売って置けば、儲かる相場が続くのでしょう。でも昨日書いたように…一部の銘柄は新高値を更新しています。時代の変化は避けられないのでしょう。または…「ソフトバンク」(9984)などのワンタッチなのでしょう。今回の安値は4788円で昨日の高値は5554円です。15.9%ですから、何とか…1割狙いは出来たのでしょう。面白くないけれど、この環境では仕方ないのかもしれません。
カタルは「三菱UFJ」の値下がりを観て、おかしいなぁ~と思っていましたが、市場ではSNSの「ミ―ム」(流行りネタ)と言うのかな? その連中が「クレディ・スイス」(CSGN.SW)の破綻説を、ネット上に流して…株価が大きく下がっていたのですね。
この「CoCo債」(偶発転換社債)の価格が暴落しているようなのです。この債券かどうか分かりませんが、価格の下がった債券を、30億スイスフラン(約4400億円)を「買い戻す」…と発表をしていました。ドイツ銀行もCoC債を発行しています。この解説は此方です。自己資本が毀損したら、強制的にこの債券が株式に転換させられる債券です。つまり自動的に増資をしますから、破綻をしない為の「安全装置」です。その代わり金利が高い。
基本的に厳しい自己資本比率規制の為、破綻は考えられないと思っていますが、市場は強制的に整理を促す…性質も持っています。他のデリバティブなどを抱えているのかもしれません。まぁ、何かあったとしても「統合」程度だろうと思っています。リーマン以降、厳格な金融規制なのです。
基本的にこのようなネタに反応する市場は、ネガティブ環境なのですね。市場要因の悪化の度合いが分かります。故にカタルは、FRBの対応は「行き過ぎだ」と思っていますが…選択はカタルではありません。そんな事で8月の戻り相場を観てカタルは相場観を薄利多売買から変えたのですが、明らかに…この対応が早かったのです。だからカタルの成績も伸び悩みです。故に最近は再び薄利多売買路線に戻し始めています。
しかし…マスク氏のツイッター買収や韓国の情報技術(IT)大手ネイバーによる120億ドル(約1兆7400億円)の米ポシュマークの買収話は、逆に時代進化の時間軸を早める話題です。時代の選択の読みも難しいことが分かると思います。カタルはこの時間軸の選択の壁の前で、既に3年以上ですね。5年近く試行錯誤を繰り返しています。何とか…この壁を乗り越えようと苦しんでいるのです。
最後はやはり当事者しか分かりませんから、自分自身がお金持ちになったら、この壁を破ったことになるのかもしれません。最近、思うのです。ものすごく…時間はゆっくり進んでいると思うのです。時代の変化と言うのは、やはり時間が掛かるんだなぁ~と思っています。
話題を少し変えますね。本日の日経新聞の一面のグーグルの「1000億円投資」パチパチパチ…なのです。非常に珍しいですね。海外から日本への投資です。先日のTSMCのケースは政府の補助金で当たり前ですが、この地産地消と言うか…グーグルの投資は当たり前の話ですが、日本が変わり始めている現象を的確に捉えている現象かもしれません。ただ此方の追加報道を観ると…GDPを40兆円も押し上げると解説されています。カタルは眉唾報道だろうと思っていますが、一理あるとしたら…このようなデータセンターの投資などの未来事業の貨幣乗数効果は大きいのは納得できます。分かりますかね?
毎年、予算を消化するために年度末になると、掘っては埋める道路工事などに使うお金の波及効果は、それほどありませんが…データセンターなどの先端産業の整備に使うお金は、色んな仕事の「効率化」に結び付き、お金がグルグル回る貨幣乗数効果が高い投資とも言えます。
だからデジタル庁への予算を、もっと増やせばいいのです。もう建設省などの時代遅れの部門を廃止して…人員を大幅に入れ替えるべきなのでしょう。この「貨幣乗数効果」の考え方は大切です。5G網の整備を急ぐべきです。衛星を使った情報網の確立など…いろんな未来産業があります。
何故、トヨタを批判しているか? 分かるでしょう。
時代遅れのエンジン自動車の産業の雇用を守るために、我が国のEV化は遅れたのです。トラックやバスなどはEV化に適しています。水素の活用でも良いのでしょう。早く…無人化の「進化」を争うのです。
そうすれば地方の路線バスなど利便性が増します。効率化が促進され…貨幣乗数効果も高いものになるのでしょう。岸田さんにアドバイスをしましょう。遣唐使ではなく「検討使」と揶揄されているようです。仕事をしない1年ですから…批判も仕方ありません。
でも日本は変わる…と思っています。時間軸はズレていますが、そんなに的外れの解説でもないでしょう。こんなところで…3連休の初日は、良いですか?
それにしても3連休が多いですね。やはり相場が多い方がカタルには良いなぁ~。東京はここ数日は雨で…本日は、久しぶりの「晴れ」ですから、これから床屋に行って買い物をしてきます。ウイスキーが切れました。もうビールの季節でもないから…今度はお湯割りの焼酎かな?
最近、かみさんに昼・夜・夜中…と一日、3回も飲んでいるから怒られています。でもワインで2杯程度なのです。ビールなら350ミリの1本です。カタルは弱いから直ぐに酔いが回り、安上がりです。いつも鮨屋では、ビールを飲んで…酒をコップで2杯だけですからね。フランス・レストランもそんなものです。3杯が限度です。可愛いものです。
クレディ・スイスの話は、市場の話題としては…面白いかもしれませんが、このような話題が登場する市場の「環境」だという事です。何故、カタルは「市場要因」の話を、何度も、何度も…繰り返ししているか? この意味を確り理解してくださいね。