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何かが「おかしい」と…と感じているのは、カタルだけではないでしょう。そもそもインフレだけなら、そろそろ…「反転の動き」を見せるはずだと思って、行動をしていますが…なかなか状況は変わりません。そんな時に、このサマーズの2007年の連想説に遭遇します。

この頃は「屈辱的」な時代でした。当時のカタルは、誰もが羨む…高額納税者です。何しろ高額納税者名簿の業者から、この名簿を買わないか?…と勧められ、高額納税者に配られる高級品ばかりを集めたカタログ雑誌が、頼んでもないのに…勝手に送られてきます。

銀座のクラブから、ブランド物のネクタイが届き…2時から3時ごろは「同伴出勤」を頼まれる電話が来ます。上京以来、ようやく…手に入れた生活でした。その頃…毎月の給料の使い道がなく…別荘地を探して、那須に1000坪の土地を買いました。その頃の話です。

カタルは強気で…米国は「住宅市場の混乱」くらいで、「相場は下がらない」と述べていた時です。そうしたら…その後に「お化け」が出てきました。

例のリーマン・ショックの引き金を引いた「影の金融システム」と言う膨大な…色んな金融の仕組みを使用した商品の存在です。「CDS」と呼ばれる実際の取引額を、遥かに上回る裏社会の仕組債の存在です。その破綻がリーマン・ショックです。ニューセンチュリーから始まった住宅危機が、実際の銀行の「破綻」に繋がる事例です。当時の日経新聞は全くCDSに触れていませんでした。だから…3流なのです。その後…金融業は、自己資本比率の大幅な引き上げに到り…今があります。今は「磐石」です。石か…皿か…分かりません。難しいなぁ~日本語は。

カタルの転落は、この時分からの「多額の借金」が、今の貧乏生活に直結しています。銀座に事務所を構え…社員を雇い、ちゃんとした会社を作ったのです。おかしな兆候を感じていたので…社長になるI君に「ゴメン、計画は止めよう」と言いましたが…既に準備は進んでおり、彼は納得しませんでした。

それぞれの社員に300万円ずつ渡して、計画を中止しようとしたのです。でもI君が事前の準備をしており…既に会社も辞めていましたから、納得をしません。もう駄目元です。仕方がないから「強行突破」を図ったのが、銀座に事務所を構えた「ビスタ」です。その時の借金が元で…今の転落人生です。ようやく…その借金も順調に行けば…来年の春に終わります。

苦節33年、「失われた時代」において、一度も、高値を更新しない日本株は「異常」なのですよ。

通常は5年程度で…立て直せるものです。しかし…政策が狂っていると、このような転落した姿が永遠と続きます。先日、国葬が行われた安倍総理が、未来の「出発の礎」を築いたのですが、自民党の議員のなかでも、彼を「国賊」と呼んでいるとか…。

人の評価は様々です。カタルは市場原理主義者の株屋ですから、講釈は信じません。常に実績が問われる世界で生きてきました。歩合生活は、常に真剣勝負です。自分が信じる道を歩んできました。

Wスコープ(6619)の日足

あちゃ…割れました。「Wスコープ」(6619)の話ですよ。9月28日の安値が1250円ですから、ここで止まれば…良かったのですが、ダメでした。まだ200日線前後ですからね。通常は「空売り」の継続です。つまり「駄目」相場です。空売り相場なのです。カタルはいつも元気に強気の路線しか…語りませんが、「そろそろ」…の筈です。本日が安値なら、ここから2週間後の10月14日です。そこまで観察して、Wスコープの下値が固まるなら…全体相場も大丈夫でしょう。

でも…本日は「変化」がありました。「日本郵船」(9101)です。

寄り前の気配を観ましたか? 変わらず…でした。米国株が大幅安した中で…やる気になっていました。きっと…誰かの「打診買い」でしょう。実は、昨日のカタルは2100円で川船を600株買って…合計で持ち株を3000株にしました。

前から異常な「低PERの謎」が不可解で、身銭を切って、敢えて…実験を継続させています。既にこの株価はPERが1倍割れの水準です。PER1倍割れは、投下資金が1年で回収されます。みんな船会社はTOBの対象株です。

確かに…「一時的な利益」かも知れませんが…謎は深まるばかりです。本日、明らかに…日本郵船は、「手が入って」来ました。通常は、此処から「下を買う行動」が正しいと思っていますが…同時に「非常に危ない」行為です。その危険を承知で、臨むなら良いのでしょう。カタルは別口座でも、本日からの参戦で…カタルは川船を選択して2040円~1980円まで買い物を用いており、本日は2040円、2030円の指値が2027円で買えました。果たして…どんな相場になるのでしょう。

このように…カタルは「馬鹿」カタルです。

だから皆さんに公開をしている短期の運用口座でも、昨日は「ユトリ」があったので…595円で「Jトラスト」(8508)を、ギリギリの…4000株を「買い増し」しました。107000株から75000株まで減りましたが、昨日は4000株を増やして79000株です。本日は370円の所に1000株の「買い指値」が入っています。もし買えるなら…8万株に戻ります。果たして、どうでしょう。今は576円まで…あります。

この株価ラインだと30%前後ですから…危ない水準になります。でもたぶん…「船株」は、大きく戻るでしょう。だから3000株を持っている川船の利食いが効けば…また「Jトラ」を買うユトリが生まれます。

ホラ…日本郵船がプラスになって来ました。今は17円高の2517円です。ここでやるなら「空売り」がバカバカ…入り「一大仕手株」に育ちますが…果たしてどうでしょう。

でも先行きは悪いので…あくまでも「目先勝負」の博打です。カタルはWスコープの博打など興味がありませんが…「配当利回り」投資の船株は別です。もともと…この展開を当初から頭に描き…8月の爆上げ説から、分割落ちの9月に相場観をスライドさせました。

株は「博打的」な面もありますが…常識的な識者の大人のゲームのようなものです。株を知れば、知る程…奥が深く面白いのです。

カタルはいつも率先垂範で、有言実行です。あとは皆様…読者が、どうカタルレポートを利用しようが「勝手」です。自分が世の中にある様々なレポートのどれを採用して相乗りをするか? それともカタルはおかしいと考えるなら…船株の業績は悪化方向ですから「空売り」をすれば、良いのです。カタルは逆日歩まで想定しています。上手く…仕掛け筋が演出をすればやれます。PER 5倍水準までやろうと思えば…出来る筈です。3倍でも川船は軽く5000円を超えます。果たして…どうでしょう。

本日から仕掛け筋の「参入」が見られます。

一方、8002円で寄り付いたエーザイは7720円まで下値があります。カタルなら「空売り」を選択しましたが、直ぐに買い戻して…マイナスになってから、今度は逆に、「買い参加」かな? 目先の架空相場をやっている暇はありません。バカバカしい。

株式持ち合いの「京都銀行株」(8369)は10円高の5330円なのです。先日、丁度…買値の5330円なのですね。意外に株価は下がっていません。はい「エーザイ」がマイナス圏になって来ました。今は7604円が安値です。この辺りから…下値を買い始めるかな?

世の中は「様々な選択肢」があります。どの選択をしても…みんな、自由なのです。「BASE」(4477)の選択肢も、在りでしょう。しかし…時間軸がズレています。11月のFOMCの後でしょう。このグループを狙うなら…むしろ自社株買いの「ソフトバンク」(9984)も選択肢が浮上します。何度も利用できます。証券マンなら必修科目の銘柄です。あまり儲かりませんが…「手数料稼ぎ」の銘柄には「打って付け」です。米国株が上がるなら、大概、株価は上がっています。かなりの連動率です。

アチャチャ…船は、またマイナス圏かな?

まぁ…本日は打診で、まだ株価を上げる段階でないのかもしれません。利食いをすべきだったかな? 実は悩んでいます。「薄利多売買路線」に戻そうか、どうか…。この手法は株価が高ければ売り、安ければ買う手法です。この繰り返しですね。今のように大名行列の相場でも通用します。

なにしろ武士は偉く…頭を「下に…下に…」と求められます。庶民は、仕方ありませんから、従うしかありません。しかし時々…頭を上に上げて周りを「覗き見る」ことは、可能でしょう。「薄利多売買」は、このような下げ相場の大名行列には有効です。

でも証券マンは、顧客を事前に洗脳して置かないと駄目です。電話をして注文を取っているうちに…タイミングを失います。だからブツブツは毎日100枚の注文を流していました。毎日、100枚はなかなかできませんよ。やってみれば分かります。

まだ一度もプラスになってない船は…本日、大引けの段階で、どうか…です。でも論理的には採算の合うはずです。今の目先は、これか…ソフトバンクかな? Wスコープはいくら目先でも危険です。だって乖離を観ると分かります。

日本郵船(9101)の日足推移

日本郵船は3288円が200日線です。でもWスコープの200日線が1332円ですね。ようやく普通の株価位置です。しかし郵船(2500円として)は200日線とは、23%もマイナス乖離です。まぁ、それだけ…売り物はない筈です。やれば…やれますね。しかも利回り採算に合い、「超」が付く割安です。いくら業績悪化でもリバウンド相場はあるでしょう。それが相場です。

それでは…日本郵船も買いましょうか…いや、ゴメン、維持率は30.5%ですから自重します。ゴメンね、でも本日は川崎汽船を、別口座を利用して「寄り値」で買っています。下値にも買いが1980円まで用いてあります。これで勘弁してください。もう書くスペースがないから、他に書くことは出来ませんが…実は下がっている米国株も、このように…ポイントとなる銘柄の株価推移を観ると、意外に「論理的に動いている」ことが分かります。

まぁ急ぐことはないから…明日以降に、解説します。そうして、重要な事はサマーズ論理を受けた解説です。たぶん…FRBの「咎め」が出ており、同盟国のイギリスも混乱しているのでしょう。あまりに早い「利上げ」の為に、ドルが基軸通貨ですから…市場が、その利上げの速度について行ってないのです。だからパウエルが馬鹿なのです。でも昨日紹介したキャッシュの積み上げは、異常な水準です。

市場関係者は「出ていないお化け」に怯えて…「転ばぬ先の杖」を様々なところで使っています。非常に保守的な対応準備は出来ています。1年前には、既に準備が整っていましたが…未だに警戒感が解かれません。だからおかしいのですね。

ポンドとドルの為替相場の推移

そろそろ…潮目が変わる筈ですが…その指標とも言えるのが、たぶん…ポンドのドルとの「為替相場」でしょう。果たしてパリティーになるかどうか…。同盟国のイギリスの話ですよ。だから「お化け」説も当然の話ですが「あり得ます。」

その話を先ずは会員優先にして…この休みに、そのヒントを皆さんにも披露しましょう。その為替相場のグラフを付けておきます。こんなところで本日はお終いです。今のJトラの相場は580円です。これでも…まだ上方乖離は高いのです。故にノンビリやりましょう。

カタルは余裕があるなら…買い増しを続けます。何しろ…お祖母ちゃんの運命が決まる実験です。「雪だるま投資」をしようとも思っています。果たして…10月14日に91歳になるおばあちゃんの運命は、如何に…。奇妙にもポンドの為替とも、関係した日です。チグハグなイギリス政府の対応を、市場はどう見るか? 今の「新しい焦点」でもあります。

株式投資は、面白いでしょう。事前に、カタルはそれぞれの「見処」を、毎日解説しています。それでは…また明日。



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