社会の「ゆがみ」の是正は、必要で…絶対に避けられません。日本の問題点は世代間の意識変化が必要な点です。画一化された教育を日本人は受けており、多様性が求められる時代になり、日本人はこの構造変化への対応が…苦手です。でもみんなそうです。行動パターンと言うのは、あまり変わらないものです。普段、食べる料理から自分の好きな行動も含め…生活スタイルを大きく変えることに、誰もが抵抗を覚えます。しかし社会変革は、容赦なく…時代が変遷しており、それについて行けなくなれば…人間とは言えません。動物園の猿と同じでしょう。
此方のレポートは、「年功序列の矛盾」を訴えています。でも「働かないおじさん自身」の自己評価は面白いですね。カタルはいつも「客観評価」すべきだろうと思っています。その内、日本でも給料を毎年、働く仲間が決める制度が生まれるかもしれません。同じ職場の仲間が、同じ仲間をどう見ており、どう評価しているか?
自己評価ではなく、評価の基準は、他人が決めるものです。カタルはサラリーマンから歩合給の世界を経験し…常に「実績給」でした。顧客が儲からなければ…自分自身の給料は増えません。ブツブツは、優れていました。現役時代の平均年収は2000万円台だと言います。
カタルは、どうかな? 平均に直すと1000万に届くかどうか…。1億レベルが3年間続いたので、やはり1000万は、超えているのでしょうが…年収120万があるのです。この極貧生活時代を支えてくれたのが、友達です。毎月50万円を貸してくれたS君には感謝しています。歩合給は、ある意味で正当な「客観評価」です。
顧客は儲からなければ…手数料を落としませんからね。でも今はレポート屋に成り下がり…の表現が良いのかどうか。皆さんの「評価」が正しいのでしょう。カタル自身が運用の世界で儲かるのは、当たり前ですが…どうしたら、皆さんにもカタルの感覚を伝えることが出来るかどうか…。微妙で難しいです。
所詮、机上論と実体験では「雲泥の差」があります。
それぞれの好みもあるし…カタルなんか、儲かると分かっていても、大きな動きを見せない「華やかさ」がないと…銘柄に惹かれません。ですが…観ていると、やはりお金持ちは、「保守的な考え方」の人が多いですね。当たり前です。大きなお金になればなるほど…確実な利回り裁定に、お金を振り向けるでしょう。
読者から頂いた一本のメールが「日本製鉄」(5401)への関心に繋がり、カタル自身もその時に1000株だけ買って直ぐに利食いをしています。ですが…考えて観ると何度も、利用できました。
その読者の方は、社会的に観て優れた成功者の一人でしょうが、このような情報をカタルは公開サイトをやっているおかげで、皆さんの目が、カタルの情報源にもなっています。この株の売り買いだけでも…年間30%程度の利回りは、確実なんじゃないでしょうか?
どんな株も「市場要因」に揺れ続け、上がり続けることはありません。それは残念ながら…日本国自体の「構造変化」が、まだ正しく実現されてない為です。カタルが、いつも批判をしている「村社会」論理です。
このような社会は間違っていますが、立場による特権を享受している勢力は、現状維持を図ろうとします。その結果、至る所に矛盾を抱えているから…日本社会は大きな歪みを抱えています。
雇用を守るために、時代変化を遅らせたトヨタの章夫社長を、批判する声は、あまり…ありません。300万台の生産体制の維持のために、プラザ合意から大きな構造転換が始まりました。そうして…雇用の維持のためにパイオニアの指名解雇事件が起こり、失われた時代が生まれたとも言えます。
雇用を守るために…「失った時間」は大きいのです。もし…正しい価値観で人間の考え方の教育が行われていたら…もっと早く、今の時代を迎えられたでしょう。建設現場をみると…日本の矛盾を感じます。みんなで…「弱者を支える」と言えば、聴こえは良いですが…カタルには「甘えの構造」に見えます。
証券界は激変の時代でした。手数料の自由化です。市場がドンドン縮小し…多額の手数料に見合ない運用実績だから、淘汰されるのです。ですが、人間は変革を好みませんから、古い仕組みにしがみ付き…構造転換の「妨げ」になって来ました。山一証券の倒産は当たり前です。そうして…時代が実質成長時代ですから、株価はどんどん疲弊します。
とうとう純資産価値を割れる株価は続出して…「利回り裁定」株の絶対基準まで、株価は到達して…自社株買いラッシュから…MBOやTOBになっています。東芝の相場は、日本経済の「恥部」を表しています。何故、あの経団連会長を多く輩出した名門企業が、こうなったのか? よく考えてその背景を考えて観ると良いのです。
それでも…最高裁は「東京機械」の判決を下します。最高裁と言えば…日本のエリートの頂点を極める人間が、判事に任命されている筈ですが…時代錯誤も甚だしい認識です。世界に通用しない独自ルールが、日本には多く存在します。日産自動車のゴーンは、正当化は出来ませんが、彼がおかれた立場を考えれば…彼の主張は一理あります。
日本人は自ら、努力もせず…与えられた情報に洗脳され続けています。その結果、豊かな社会の実現なら構いませんが…現実はNYの朝食が3000円の違和感です。米国は世界基準なのです。米国株のPERは30倍の評価なのに…日本株は10倍にも満たない社会評価の違いはどこから来るのでしょう。
お金の価値が1/3なのです。個人の預貯金は1088兆円、企業の内部留保は484兆円の動かないお金は意味があるのでしょうか? 清貧思想も、いい加減にしないとなりません。
こんな馬鹿社会を、良く長く…正当化させるものです。「嘘つき社会」もいい加減にしろ!と言いたいですね。「働かないおじさん」は到る所にいます。もう直ぐ就任1年なのに…岸田さんは「仕事らしい…仕事」をしたのでしょうか?
歩合セールスなら、年収120万円にも届かない実績です。もうお飾り社会もいい加減にして欲しいと思っています。摩擦を畏れ…行動しないより、失敗しても良いから、思い切った行動をするのが、今の社会です。
皆さんは株式投資もやっているから…社会の矛盾に気づきます。もう直ぐ…ガラガラポンがスタートします。このガラガラポンは避けて通れませんが、この揺れ具合を、どう緩和させるか…貴重な時間なのです。
本日の日経新聞の一面に、NECの顔認証技術が紹介されています。国が応援してサブスク制度を利用して一気に社会変革の促進を促すべきでしょう。簡単なんですよ。この予算を確保するのは…キャッシュレス社会の顔認証社会の到来です。
カードは消えて、クラウドの信用認証の世界に移行します。そうすると…無駄なコンビニ店員の人材も別の形で…活用出来ます。スーパーのレジ打つおばさんも消えて、構造転換が促進されます。少子高齢化が活かせる「社会変革へ」移行できます。無人タクシーなどトラックもそうです。AIの活用は、どんどん価値観の変化を生みます。
カタルレポートを楽しんでいる方は…相場の見どころを事前解説していますから、そのポイントを「掴む」ことが出来るでしょう。確かに相場は「疑心暗鬼」の「懐疑のなかで育ちます」から…これからFOMCまで不安定な展開を続けるでしょうが…それ以上に金利裁定や、構造転換は進んでいますね。だから日経平均株価は青色の13週線が緑色の26週線を下から上に抜いたゴールデンクロス(GC)を演じています。
この後は、早く展開すれば…13週線は52週線の赤も上回る…第二段階に行きます。そうしてやがて…26週線も52週線の赤を、下から上に貫くGCの展開を迎え…ようやく皆さんは「株高」を実感できるようになります。
長かった2年間の「保ち合い相場」も、これ以上積み増せない内部留保が、配当性向を更に高め、自社株買いの実施を促します。そうしてお金がドンドン回転をし出すのです。貨幣乗数効果は、徐々に高まりますから、名目時代は安定的に継続するようになります。
年金生活者にとって、「名目時代」は自らの生活の変化を、実践できないことは、殻を打ち破ることが出来ません。インフレは「進化の証し」なのです。
今までの「失われた時代」は、進化をしてないから…物価が上がってないのです。構造転換を妨げてはなりません。自らが構造転換をして、自分の殻を打ち破るなら…株式投資でも「常勝将軍」になると考えています。完璧を求め…試行錯誤のカタルの毎日が続きます。
会員の方は、新たらしい原稿をアップしましたから…お読みください。