カテゴリー:今日の市況

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かたる:しかし…ガックリしましたね。通常、確りした手が入っている場合、株は大きく下がりませんが…序盤戦に限り、仕手株のケースは、大きな押しを入れる事はあります。パイオニアはスケールが大きく、そのケースかな?…と考えていましたが、それなら最終日の金曜日は突っ込んだのだから、311円で終わるべきですね。あるいは引けを305円に揃え、305円の引けの売り物を、全部、買うべきですね。

やはり…先日の伸びのやり方と言い、カタルの感覚とは、少し違いますね。カタルなら、此処まで下げません。通常は360円前後での「もみ合い」です。此処まで下げると…空売りの買戻しが、効いている筈です。些か失望かな? パイオニアの4桁は難しいかな?と思っています。 なかなか大物が生まれずに…ソコソコの銘柄程度かも知れませんね。もし…大物感が残っているなら、此処からは、一気に仕掛けるケースです。

良い素質のある株は、たくさんあると思いますが、仕掛け筋がプロなのかどうか…。市場動向は、明らかにアイサンの仕上がりを見れば…自走車関連に好意的です。みんな…そんな潜在意識が在ったはずです。折角の素質を、活かすのも…活かさずに、駄目にするのも演出家の腕次第です。その点、アイサンから切り替えたテクノスジャパンは、マズマズの出来です。通常、年末は他の株と同様に崩れますが…、崩れずに、しっかりした動きでした。来年も注目されそうです。

相場動向や相場論は、市場の動向を見て未来を占うのです。日水を空売りしようと…企業業績を見たら…アララ…。相場になっても、不思議ではない内容でした。いつの間にか…収益構造が変わっている様子です。洋上で加工しながら操業する船は、ハイテク機能を盛り込んでおり、進化していますからね。缶詰は、なかなかの優れもの商品です。商品開発次第では…成長するかもしれません。

ある程度の資金があるなら…、相場を演出する事は、そんなに難しくありません。問題は市場人気の読みにあります。故に仕掛け人は、買いばかりでなく、いつも売りながら買っています。おそらくパイオニアの空売り残は、仕掛け筋のものと思われます。相場操作になるかどうかは微妙ですね。だから関与はポイントを押さえ…色んなファンドと組むのが通常です。やはり最後は、時代背景ですね。時代の流れで銘柄選別も変わります。

でも折角、良い素質があっても…大掛かりな仕掛け筋が参入しなければ、所詮は、どんな株も絵に描いた餅程度のものです。三菱UFJなど絶対ですが…今は状況が悪そうです。持ち合い株の解消、融資が増えたアジア動向などの観察が必要です。来年は難しいのです。あまりポジションを膨らませずに…対処しておく方が良いのでしょう。今日は久しぶりに個人投資家が持っている株が、一斉高しています。

昨日の原稿、「段舎利」は、なかなかでした。読まれましたか? SFの世界では人類の価値観が大きく変化しています。スマートコミュニティーの世界になると…物に対する欲望が薄れるのですね。 おそらく人類には、そんな価値観の大きな変化が訪れるのでしょう。僕が生きている内に、変化するか、どうかは難しいでしょうが…金持ちも、貧乏人も…人間の欲望は限りがありません。でも満足できる時間を長く維持できるかどうかですね。たとえ、僅かな儲けでも、やはり儲かるのは…嬉しいものです。

この相場予想のレポートも…結構、楽しいものです。当たり続けると嬉しいけれど…株屋の習性か…下がると言う予想は、したくないものです。カタルレポートは常に、株が上がる前提で、書かれていますからね。どんな株も乖離調整から逃れることはできません。バブルと言う概念は、いつも出現します。カタルは日本通信の仕上がり宣言をしたのは、株価が500円を超えた時でした。100円台から仕掛り…あれは昨年2月頃でしたね。日経報道で選んだ株でした。小型現物株故に起った現象でしょうが、なんと1200円台ですから…ね。明らかにやり筋で…様子見が必要だったのです。カタルはせいぜい500円止まりで、打ち上げ宣言をしました。ビックリポンです。

ラオックスも100円台からのスタートでしたが、内容が悪く中国資本を毛嫌いして300円台で…早々の打ち上げ宣言でした。しかしインバウンド景気の報道もあり…株価はその後も上がり続け500円台まで伸びましたが、やはりカタルの打ち上げ宣言時より、株価は下げてきましたね。だってラオックスには競争相手が生まれ…どんどん難しくなります。加えて…伸び続ける観光客の…かなり先まで株価は、評価しましたからね。

この乖離現象には、二つの意味があります。株を持っている人が利食いをする為の時間ですね。もう一つは、実際の企業業績が、株価に追い付いてくるかどうかの観察時間ですね。移動平均線とのかい離が大きくなると…潜在的な売り需要が溜まります。だから適度の下げが必要になります。パイオニアのケースは、75日線との読みでした。だから冒頭に書いた期待感は薄れましたが…日本通信やラオックス程度の相場なら、充分にあり得る話だろうと思っています。でも小野薬のような業績面の裏付けは、今のところは感じられません。仮に4ケタ相場が実現しても…、日本通信やラオックスと同じようなケースを辿る確率が高いですね。

その業績面の裏付けが、何れ生まれる小野薬だって…、今は乖離問題を抱えています。企業業績の乖離度が強くなればなるほど…確認作業が必要になります。だから、間もなく休むと考えています。野村証券が推奨する辺りが、その兆候ですね。カタルは一度、推奨銘柄に掲げているからフォローしています。自分自信は貧乏人の為に、最初から、やらないと宣言していました。たしか…2014年の夏の話しですから、株価は1万円以下で8000円前後じゃ…なかったかな?

そうして今回、株価が上がる前に、小野薬の増額修正を機に、NHKの報道など交え、カタルは再び取り上げています。あれは…今回のスタート時点だったはずです。でも今は、仕上がり宣言と言うか…種玉を残し売るべきだと述べています。株を買っている連中の利食い期間と、企業業績の推移の両方に乖離を感じます。

カタルレポートは、「あるべき」論を、常に述べています。日本が発展するために「1300兆円の逆襲」が必要だと述べています。その目玉として「ケネディクス」を推奨しています。しかし同時に企業経営者の資質の悪さ、更に日本の政策動向の両方が、些か欠けています。仕掛けてから、時間推移を見て分かる事ですが…、経営者はもっと真剣に仕事をしなくてはならないし、日銀なども期待インフレ率が生まれるほど、アクセルを踏み込むべきだと考えています。でも時代の流れの素質は「ピカ一」です。活かすも殺すも…担当者次第ですね。

多くの読者は、勘違いをしています。カタルは常に最善の予測を披露しています。しかし現実に、最善で推移する事は稀ですね。出来過ぎなら…ケネディクスは、今頃2000円台の株価で、しかもまだ成長期待が高いでしょう。何しろコンセッションと言う1000兆円の膨大な市場が、控えています。だからオリックスの方が、経営者の資質はずっと上ですね。しかし…オリックスは大きいからね。時間がかかります。年金ファンド向けですね。先日、リロHD(8876)について述べましたね。800円台の時に推奨したことがあると…。その株価が、現在はいつの間にか1万円台でした。時間にして現役の頃だから、6年近く前の話しでしょう。同じような形態で、共立メンテナンス(9616)も人気になっています。両社とも地味なので…カタル向きではありません。

きっと…、オリックスも、かなり良い線を行くと思いますね。何しろ…、関空は余りのリスクに、誰もが「しり込み」をした案件なのです。きっと、良い投資になるでしょう。これが経営者です。ケネディクスの宮島さんは、カタルのレポートを見ているかな? お金は腐るほどあります。リスクを畏れては駄目ですね。保身に走っては駄目です。「コンセッション」に力を入れ、国や地方自治体の借金を減らすのです。そうすれば、市場は必ず貴社を応援して、資金面で援助します。株価を2000円台に上げ、公募増資をして、更にステップアップすればいいのです。リートをどんどん組成して、資金を管理下におきましょう。何しろ日銀がスポンサーなのです。これほど強い味方は、ありませんね。こんな歴史的なチャンスを活かさない経営者は屑ですね。男に…なるべきです。

所詮、誰も未来は分かりません。米国の利上げが、間違いかもしれないし…正解かも知れません。そんな分らないことを、いつまでもグズグズと考えて仕方ありません。既に次のステップに歩んだわけです。今度はこの利上げを見て、景気指標がどう変化するか?その様子を見なくてはなりません。日銀は馬鹿です。円安下の物価高に怯えていますが、膨張する予算規模ですが、国債発行は減っており、アベノミクスが正しいことを市場は理解しています。だから利上げにも拘わらずに、円高なのです。故に日銀はアクセルを踏み込むべきですね。それを子供の遊びじゃないのです。補完処置? 黒田節は、何処に消えたやら…。

あの国会答弁の責任を取り、腹を切るのが武士道です。それなのに原油高を言い訳にして…。相撲の行司も、差し違えの時は理事長に進退伺を出すのです。市場関係者は既に呆れています。だから…スチュワードシップ・コードであり、コーポレートガバナンス・コードなのですね。この浸透を、どう市場が評価するか? 来年の見所の一つですからね。それでは…また明日。



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