カテゴリー:株式教室

織り込み度合い

本当に素人にとって…株の世界は分かり辛いと思います。昨晩のNY市場は大幅高で続伸をしました。主な理由は雇用統計値が振るわず、景気の減速が確認されたので…利下げ期待が膨らみ株価が上昇したのでしょう。

でも一般的には、雇用統計値の減速は消費に影響を与え、景気に悪い指標なので業績は落ち込む方向性の筈ですが…何故、利下げ期待で株価は上昇するのでしょう。面白いでしょう。それぞれの局面で、同じ材料の筈なのに180度、解釈が変わります。この意味は、既に株式市場は景気の悪化を、かなり織り込んだ株価位置だと言う評価なのでしょう。

半導体市況の悪化を織り込み新高値、しかし…その後は
SOX指数の推移

先日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇と同じ現象です。現況の半導体市況は悪化を続けているのに、既に充分に…株価はその悪材料を織り込んだから、SOX指数は新高値を付けました。でも此処に来て緩んでいるのは、米中貿易摩擦問題が長引く様相を見て…あの上昇時の読み通りに展開してないからでしょう。

このように…株の世界は株価が悪材料や好材料を落ち込んでいるか、どうかが問題視されます。明らかに米中貿易摩擦などは、景気動向に影響を与え不透明感を生んでいますから、企業経営者は好況でも慎重になります。つまり設備投資意欲は落ちるわけです。

インテルは12000人もの人材を削減すると言います。率では11%水準です。どうも…社会の仕組みが大きく変わり始めており、盛んにスマート化していますから構造改革が進んでいるように感じています。邦銀のRPAを持ち出すまでもありませんが、AI化やロボット化で人間の働くと言う「労働の価値観」が変わっているのでしょう。

加えてグーグルはビッグデータ分析のプラットホームを手掛ける「ルッカー」を2810億円(26億ドル)で買収すると言います。データ分析の時間を買っている訳です。何故、カタルが自動運転技術の自前構築に拘ったトヨタを批判したか? 一から研究所を立ち上げた行動はお金がかかり、時間が大きく失われます。自前の開発は大切ですが、明らかに後発の場合は、資金力があるなら先駆する企業を買収した方が開発時間は早いのです。特に先端技術の場合、スピードが命です。

昨日の日経新聞でトヨタは計画を5年前倒しして…電動化を急ぐと言います。経営のスタイルとして資金力がある場合、方法はたくさん存在します。経営者の感性で時間軸は大きく変化をするわけです。

ウーバーを日本は拒否しています。これは村論理です。タクシー業界の既得権を守っている訳でしょう。こんな事では利便性は失われます。田舎など…タクシーがないのです。そもそもトヨタは車を販売して利益を挙げようと言う経営スタイルが、古いようにも感じています。ホンダのように…トヨタ車全部に走行データを集める仕組みを作り、渋滞情報などを外部に売るような新しいビジネスを構築すべきでしょう。データの活用です。

だからグーグルは自前でビックデータ分析も出来ますが、他にもっと優れていると知れば…直ぐに買収してノウハウを取り込むわけです。この時間は5年以上の価値があるのでしょう。仮に年率30%成長を続ける市場だとすれば…5年は3.7倍です。自前でルッカーの仕組みを構築するために5年掛かるなら、1兆円を超える開発投資が必要になるかもしれません。それなら現状で一番の企業を買収した方が早いのでしょう。トヨタは資金が唸る程あるのです。

300万台生産体制の維持が、国益になるか?それとも方向転換をして、それを諦めて他に力を回すか?の話です。カタルはもうモノを売って、儲ける時代は終わっていると思っています。価値観のウェートが大きく変わっています。テレビ業界を観ると分かります。価格下落率は凄まじいものです。そんな業界で切磋琢磨をして「ものづくり大国」などを目指す方針が間違っていると思っています。

このサイトは長い購読者が多く…たぶん株式市場の分析の仕方が、他にない切り口で実践的だから、一定の支持があるのでしょう。事実、読者はプロが多いのです。カタルは現場で苦労して独自技術を学んできました。今でも少しずつではありますが、投資技術論を進化させています。このレポートはその進化の過程を綴っています。

ある意味でカタルは自分自身の為にレポートを書くことによって勉強している訳です。昨年末の東邦チタンの失敗、その前の進化論の古河電工の失敗を通じて、身銭を切って勉強をしています。だからカタルレポートは玉石混合です。当たりもあればハズレもあります。そんな事は当たり前の話です。でも時間を待てば…必ず、どれも上がっています。だからブツブツ投資を薦めています。

1年程度の低迷など可愛いものです。ケネディクスを見れば分かります。もう5年以上かな? その理由も明らかですが…経営者の感覚までなかなか見極めは尽きません。でも宮島さんの良い所もあります。エリオットに狙われてからというものは株主還元に前向きです。この姿勢は評価できます。

実は昨日も上がる銘柄を発見できました。たぶん…行けるでしょう。一昨日と昨日…連続で見つかるなんて珍しいですね。だいぶ市況が改善しているのかも知れません。今日は朝早く原稿をアップします。実は夕飯は出来るなら外食をして飲みたいのです。その為にこれから有料会員向けに原稿を書かねばなりません。でも上手く仕上がるかなぁ~? 

会員に方は一応、駄目かもしれませんから、明日にでも読んでください。上手く行けば…夕方にもアップしているかもしれません。それではまた明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。
2019年7月
« 6月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
株式投資関連の本