カテゴリー:コラム

心を癒す時間推移

本日は一度、書いた原稿をボツにして…もう一度、普段は使ってないノートパソコンを使いメンテナンスを兼ねて…使っていたらクラッシュして、その原稿が消えてしまいました。なんと…3回目の書き直しです。こんな事は非常に珍しいことです。

それ程…毎日レポートを書くという事は、かなりの「精力」が必要だという事なのでしょう。まぁ株が嫌いではないし…原稿を書く事への「抵抗感」はそんなにありません。ある意味でこの原稿は自分の為に書いている…部分(意義)が大きいからです。自分の相場観を確立させる手段の一つです。

時代革新期に、僕らは位置しており、今の時代変化を、どう読むか? 

僕らの接する報道と言うか…ニュースは、非常に限られたものです。しかしその解釈は難しいのです。例えば…今回のロシアによる「ウクライナ侵攻」の解釈も難しい問題です。表面上は明らかにロシアが、「現状を覆す」行動で…悪いのです。武力で解決しようとする姿は正当化できません。しかし…彼らにも、言い分があるのでしょう。日本ではあまり報道されていませんから、分かりませんが…ロシアはクルミア半島を併合したのは2014年ですからね。彼らの言い分を事前に行動で示しています。

ただ…今回の「侵攻」を許すと大変です。

台湾も、中国の主張はある意味で…納得できます。蒋介石が逃げて出来た国で…もともとは中国ですからね。最終的には、今、現在、住んでいる台湾の人達の総意により決めるべきでしょうが…正義を取るか…。現実的な妥協を選択するか? この行動は迷います。

昔の侍は、きっと大変だったでしょう。江戸時代から明治維新にかけての「制度改革」は、なかなか…、自分の「心の整理」が着けるものではありません。「武士は食わねど、高楊枝」の口のカタルにとって、正義と言う理念は、なかなか曲げることは出来ません。

しかし…今回ばかりはゼレンスキー大統領の選択は、間違っているように思っています。それなら最初から…もっと積極的にロシアとの対話を模索するべきだったのでしょう。あまり詳しくないから、コメントはできませんが…カタルは、親ロシアの鈴木宗男のホームページの意見に…「近い立場」です。正義より、ここは一旦、自己主張を撤回して…妥協の道を探るべきでしょう。

欧米に「もっと武器を!」…と要求する姿は嫌いです。先ずは国民の命を考えるべきでしょう。正義の基準は様々ですが、じっと我慢をして…時間経過による解決の選択が正しいこともあります。一旦は、領土の割譲に妥協して、30年後か50年後に再交渉をするとか…。色んな選択肢があると思っています。可哀そうに…行くところもない年寄りは、選択する道もないのでしょう。

株式相場をやっていると…よく分かります。

「自己主張」が相場観の選択のなかで、正しい結果を生みません。カタルなんか…常に実際の相場を観て、自分自身の「相場観の修正」を迫られています。今は、誰がやっても難しいから…WSJのような解説が出てくるのでしょう。

でもそんなに悲観はしていません。日本にとってはビックチャンスに見えます。色んな条件が日本経済に恩恵を与えます。カタルは、もともと…岸田さんが間違った選択をしても、「既に時間ですよ。」…と述べていました。それが…岸田さんの豹変ですからね。驚いています。昨日書いたように…参議院選挙後に「新しいうねり」が出てくる可能性が高いのでしょう。

このような事前シナリオを元にして、「未来の相場」をイメージします。そうして…実際の相場を丹念に、観察することです。そうすれば…自ずと「未来の株価」が見えてくるのでしょう。

全面高に近い形の「立ち上がり」をして…新興株も、もっと影響力のある銘柄の戻しが、具体化するのでしょう。そう考えています。

BASEなんか…どう考えても、「調整局面」は終盤です。どっちにしても…チャート論では一度は200日線を回復するチャンスが来るのでしょう。どの株も、そう見えるのです。

ソフトバンクは「自社株買い」が継続しており、その手の株の「未来図」です。先行して…新興株の未来を表しています。カタルはITバブルの復活場面より、早い時間で回復すると思っています。そのITバブルの調整過程を、既に何度も紹介しています。

ITバブル期のソフトバンクの日足推移

この場合でも…重要なのは25日線と75日線、そうして200日線の3つの組み合わせのゴールデンクロスの時期が本格的な株価の戻りを暗示しています。

現在のソフトバンクの日足推移

そうして今のソフトバンクの実際のチャートを観ると、自社株買い効果もあり…同時に既に200日線を回復しています。この辺りはBASEやメルカリとは違います。一度は200日線を回復しないと…本格的な株価上昇期はやって来ません。チャート論ではそうです。

2012年のソフトバンクの日足推移

ITバブル期のソフトバンクは一度、回復した後、更にもう一度、「駄目押し」を入れてから反発しており…この間の時間は8か月ほど掛かっていますから…やはり実践で応用は出来ません。ITバブル期と今回は、明らかにいろんな点で違っています。今回はどちらかと言えば…2012年のパターンに近いように感じています。

まぁどっちにしても、この200日線割れは買い場なのです。一度、クリアした後の「割れた場面」から、下値を丹念に拾って行けば…報われるのでしょう。

問題は、まだ一度も200日線を回復してない新興株です。カタルはこの中で、BASEとメルカリを選択しました。BASEの方は高値が2020年10月ですから、既に…1年8カ月の時間経過から見て、本格反騰は、まだでも…まもなく、一度は200日線をクリアする場面が何処かで訪れると思っています。最近は目先人気も消えており、戻りが鈍くなっていることから…その時間は近いと考えています。

メルカリは時間が短いですが…この変化率は、褒められます。ただやはり値幅調整より時間調整の方が、信頼性は高いのです。基本的に人間の心は、時間を克服できません。時が気持ちを癒します。どんな不幸な経験も時間の経過で風化していくものです。

だから失われた時代は、「肥沃な太地」なのです。何故、カタルが時間ですよ。…と述べて、今回の大相場を事前に述べているか? まだ38915円を奪回してない内から、こんな事を述べるのは早いのですが…もう決まっているのです。だって「金利裁定」ですからね。この時に動いた奴が「勝利」を収めます。

実はカタルにも、何度かチャンスはあったのです。2003年だったかな? あの時に僅か数千万円のお金があったなら、F君と一緒に…「不良債権処理」の手伝いをしていたら…あちら側に、行けたかもしれません。彼は、もうあちら側の人間です。ほんの僅かな選択の違いです。

相場でも、そうです。会員の方はご存じでしょう。昨年の8月から9月かな? いくつかの選択肢を事前に示しましたが…あの船の爆上げ相場の時に一旦、利益を確定させて…再チャレンジをしているなら、もう億単位の利益でした。可能性は、あったので考えていましたが、選択を間違えています。

株式相場の場合、チャンスはゴロゴロ転がっています。

「Jトラスト」は、ひょっとしたら…と思わせる動きをしています。勿論、皆さんは利食いを先行させてもらって…良いのです。儲かれば、ジャンジャン…売れば良いのです。未来の結果は、誰も分かりませんからね。この環境下でも株価が上がっている「国際紙パルプ商事」も強い動きです。しかし…この業績では、「当たり前の評価」ですね。まだまだ…低い株価なのでしょう。だって一株利益は100円以上なのに…市況産業のような評価です。

Jトラも国際紙パルプ商事もそうですが…全体市況が弱いために、本来なら、株価が「ストップ高」して当たり前なのですが…そのような参加者が多く居ないのです。

だって追証を食らっている投資家も実際は多いのでしょう。だから徐々に確かめながら…株価の上昇が続いているのでしょう。当然ですが、休む場合もありますし…、何処かで全体のムードが変化すると…「爆上げ」にすんなり移行することもあります。

まぁ「相場を楽しめば」良いのでしょう。本日は時間の概念を当初の原稿では書くつもりでスタートさせましたが、3回も書き直しました。

出来上がりが満足の行くものではありませんが、疲れたからこんなところで本日はお終いです。基本は無理をしない投資で…投資家、それぞれの「力量配分」が大切なのです。環境が悪く…カタルは秋までは、今の環境のままの可能性もあると思っています。でも…ね。岸田さんの豹変は、外人投資家の行動を大きく変えます。

既に日銀のETFの吸い上げ効果があり…基本的に浮動株式が吸い上げられています。銀行の株式持ち合いが、早めに解消に向かっています。毎年、三菱UFJは自社株買いを実施して相落としをしています。分かるかな?

日本の経営者は、日本製鉄の橋本社長のような決断を不可欠な時代になったという事です。経営者が変わり…外部環境が好転して、時間になっているから新高値に躍り出る銘柄が出てくるのです。国際紙パルプ商事なんか…その一例です。

ロコンド(3558)の日足推移

M&Aを活用しているのです。そう考えると、時間軸もそうですが…このテーマの関連である「ロコンド」(3558)の選択肢もあり得ます。この株も、そろそろ一度は200日線を奪回して、準備が整ったことを市場に示す時間でしょう。あまり妙味はありませんが、200日線は1189円です。

ロコンドの四季報数字

もう一度、カタルは田中君を応援します。それ程、加担している訳ではありませんが、今回の伊藤忠との案件は褒められます。今回の四季報の伸び率が正しいのか、どうか…分かりませんが、「リーボックの案件」は素晴らしいの一言です。パチパチ…。高値を買って、持っている人はもう一度、買っても良いタイミングでしょう。別に、買わなくても構いません。どちらでも皆さんの選択次第ですが、ですが…この四季報数字は、なかなかのものですよ。ホンマかな?

この伸び率が維持されるなら上場来高値4180円の奪回も夢ではないのでしょう。心配な方は安値を買わずに…確実に、25日線、75日線に200日線と言う順番になってから「参戦」しても構いません。今回はチャート論から観た調整を主眼に、題材を書きました。そうして時間軸は…「心を癒す」のです。それでは…また明日。



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