カテゴリー:コラム

宴は終わりに近いは、眉唾か…

貧乏人は、他人の2倍、3倍の努力が必要です。カタルは東大卒のように、記憶力が良いわけでもなく、他人との競争に勝つためには、無駄かもしれませんが…ただ、努力を重ねるしかないのでしょう。かなり実際の相場と、頭の中の相場のタイムラグの修正が出来たとは言え…それでも満足のいく結果になっておらず、さらなる努力が必要なのでしょう。

優秀な奴は、一度、聞いただけで、頭の中にインプットされますが、カタルは何度、聞いてもザルなのです。仕方なく、繰り返すしかないのでしょう。能力の差は歴然としています。

モルガンスタンレーの「相場の宴は終わりに近い」と言う、ブルームバーグの4月18日の記事は、一般的に信じられている仮説に過ぎません。米国の景気拡大期が長く続き、誰もが、そろそろ…と考えるためです。

一方、ドル債務が3倍に膨らみ、金利の上昇が、どのような影響を与えるか、見えない恐怖もあるのでしょう。でも、このドル債務の拡大は、基本的に、リーマンショック以前に、経済を拡大させてきた「ツケ」なのです。それを金融規制により…表面化させた現象に過ぎません。

CDSなどに隠れていたシャドーバンキング問題を、銀行や証券などをガチガチに縛り、隠れた債務を表面化させたものです。故にカタルは、この拡大額を、そんなに懸念はしていません。でも、このような背景を知らない人は3倍に膨れ上がった拡大幅を懸念します。もともとリーマンショック以前に、積みあがったものが表面化されただけの話です。故に中国なども多いはずです。

債務は、自前のお金ではなく、経済の混乱で淘汰されます。この淘汰がリーマンショックなどです。今回の「春の乱」である米国の金利上昇や米中貿易摩擦、それに安倍政権の信認問題など…様々な悪材料が市場を包みましたが、この程度の下げで…事なきを得ています。

まぁ、僕らは小野薬など…の選択により、損失を免れましたが、一般投資家はノルウェー年金のようにマイナス圏が一般的なのです。この1-3月期の株式運用は-2.2%だったのです。

スプレッドにCRBなどの推移

色々調べたのですが…やはり杞憂に終わるんじゃないかと言う印象を持っています。ここでのスプレッドの縮小は一時的な現象で、まだまだゴルディロックス相場は続くのでしょう。昨日のグラフに、米国のCPIを加え、さらに商品指数のCRBの価格推移(グラフ上10倍にして表示)を見てみました。いずれも…インフレを懸念するほどの事ではありません。

逆に…完全に金融規制が効き過ぎているというか…。やはり緩和すべきなのでしょうね。その意味で、米国の緩和法案の可決など…正しい選択なのでしょう。やはりここで急落している「ファナック」は、興味が注がれます。生産の自動化は世界の流れで、少子高齢化の日本には欠かせないアイテムです。

米国1年国債の利回りとNTダウ平均の推移

僕らは、賢い投資家を目指し、日々、研鑽を積み上げるだけの話。昨日のデータからも、2年物の金利が下がり始めて、しばらくしてから…株価は逆業績相場入りをします。そうして次の金融相場まで、しばらくの調整を余儀なくされます。でも…ね。

本来の名目時代は、必ず、どんな季節感でも、賑わう銘柄が存在します。それが名目時代なのです。ここに来て再びサンフロンティアなどは公募増資額を上回っており、再評価の動きになっています。果たして…ケネディクスがどんな形を示すのか? カタルは「名目時代の確立」に拘っています。実は2年ほど前に、息子がマンションを買ったのですが、2割程度の上昇で利食いを考えているとか…。彼も名目時代を知らない世代です。仕方がないのでしょう。

親父は失敗の人生ですから、せめて晩年くらい、まともな生活がしたいものです。その為には、この連休もその時間を利用して、努力を続けねばなりません。それでは…また明日。

ここで…一番、注目されるのは「東邦チタン」の株価推移でしょう。この75日線前後で…25日線の上昇を待てるなら…、次なるステップアップは、かなり大きなものになります。仮に…時間を待つにしても、タイムラグは半年程度の話でしょう。時間の経過でどんどん新規の参入者は増えるのでしょう。楽しみです。

東邦チタン(5727)の日足推移

 



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