アーカイブ:2015年10月

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かたる:流石に…下値の確認作業は、今回の下げ幅が大きかったため、振幅が大きくなっているようです。昨日の三井住友建設など…悪材料はストップ安で反応しますが、好材料は余り反応していません。加えて主力株、三菱UFJをカタルは念頭に置いていますが、9月9日の783円が第一関門ですが、10月8日は781.7円までで、783円を抜けずに下落したわけで弱い動きです。おそらく日本郵政の上場影響かと推測しています。日経平均株価も同様の動きでしょう。しかし明らかに…相場は新しいステージに入っています。昨晩のNY市場は面白いですね。当然と言えば、当然の下げで短期調整でしょうが…、景気が悪いと言っては売られ、景気は良いと言っても、今度は利上げ懸念で売られる始末です。実に微妙な相場の立ち位置です。

カタルは量的緩和によって、買い入れた国債などが償還を迎えると、再投資をしないと思っていたのですが、順序が逆なのですね。金利を正常化に転換させてから、量的緩和のお金を引き上げるのだそうです。先日のWSJの報道で知りました。(ただデュレーションの関係があり、どの国債に再投資するか?の問題は大きいですね。おそらく短期債なのでしょう。)つまりジャブジャブのお金は市場に存在する訳で、民間金融の信用創造機能復活を待つわけですね。

多くの人は個人的な考え方を持っています。政策と言うのは、時間概念が大きく違うのですね。株価もそうです。皆さんの考え方は短絡的すぎます。企業業績の好転速度は企業によりまちまちですが、概ね、3年から5年程度で転換しています。この動きに景気循環がプラスされます。この景気循環により、多くの企業は浮き草のように企業業績が上下しますが、中には、時代の変化に合わせ、逆風でも頑張り増益を続ける会社もあります。

株は、企業業績の変化率が高い企業の株価が、良く騰がる訳ですね。決して、企業業績が良い会社が上がる訳ではなく、常に「変化率」に影響を受けます。株価は変化率を買ったり、売ったりするものなのです。だから赤字企業から黒字転換する時が、一番大きな株価インパクトがあります。故に、カタルは何時も、赤字企業に関心を持っています。シャープなどは…代表事例です。多くのカタル銘柄は、赤字の段階で注目しています。

日本株は基本的に大きく見直されました。しかしなかなか正常な成長軌道に乗っていません。デフレだからですね。人々の心が完全にデフレマインドに染まっている訳です。空売り比率が高いのも、その現象の一つですね。そうして目先の株価の上下が激しいのも、その影響です。僅かな先物からの売り崩しや、空売りなどにより、政策期待が失われています。これは「失われた時代」のせいですね。すっかり日本人は過去の成長時代を忘れた「負け犬」に成り下がりました。1300兆円の土地資本の損失は大きいですね。土地神話の崩壊は、打ち出の小槌を失ったわけです。でもようやく国際価格、収益還元法価格になったわけです。論理的にはレバレッジを使えば、最大30%程度の運用は可能なはずです。この金利下で、この利回りです。必ず、地価は上がりますね。多くの人は少子高齢化で空き家は増えるし、日本の地価が上がる訳はない…と思っていますが。金融論は違います。お金は金利が低い所から、高い所に流れますね。それにグローバル基準で見れば、世界人口は爆発的に増え続けます。日本は形を変えてはいますが、実質的に移民政策を拡大させています。実に日本的ですね。先日のピザ更新の延期などは、実質的な増加政策になります。

ロンドンの地価が高騰しているのは、住みやすい都市で、移民が流入している為、異常な住宅価格になっています。日本だけです。スイスにカタルは行ったことがありませんが、昼食は2000円台が当たり前の価格とか…。日本は500円弁当です。貧乏になったものですね。失われた時代の「冬眠」の為です。いよいよ日本は、春を迎えます。長い冬眠から目覚めるのです。スマートコミュニティーは、人類を飛躍させるアイテムです。人工知能の活用など…少子化の日本は、これから強烈な人手不足を味わい、人件費は高騰するでしょう。あと一歩ですね。失われた時代の存在が、豊かな土壌を育成し、作物は良く育つ事でしょう。この時間感覚が、投資の世界の話なのです。先ずは中長期的なデッサンを確り描くことです。

本日の日経新聞は、日銀の消費者物価目標の訂正から、緩和に踏み切るかどうか?とか書かれていますが、もう既に道は一つなのです。黒田さんがQE1に踏み切ったことで、財政ファイナンスの道を選択したので、後戻りが、絶対に出来ません。あるのは、その進展スピードをどうコントロールするか?…と云う話だけですね。下手をすれば…コントロールできずに、ガラガラポンの世界に突入です。ドイツやジンバブエの世界ですね。お金など役に立ちません。だから百姓の友達を大切にしないとなりません。終戦後の食糧難を連想すれば良いですね。世界人口はドンドン増えています。200兆円を超える当座預金はダムが満水になっているイメージですね。決壊しなければいいのですが…。カタルは付利金利をゼロか…その後、動かなければ、マイナスにすべきだと思っています。

黒田さんが余りに消費者物価に固執したため、現状は、マイナスのアナウンスメント効果になっています。彼の気持ちはよく分かりますが…悪戯に持論に固執すべきではありません。カタルがよく犯す間違いなので、他人批判は出来ませんが…。かたるは何度も述べています。三菱UFJが783円を抜き、826.7円の第二の関門を抜くと…市場は大きな心理変化を迎えることでしょう。良いですか、相場は「懐疑の中で…」育成されるのです。悲観の局面で生まれたのですね。その局面は8月25日に始まり9月29日で終了しました。

折角、買いに行ったのに…本日も寝坊の為、買えなかったようです。なんだか…今日は新しいプログラムが導入された様で、パソコンの立ち上がりに時間を要しました。まぁ、これも運命ですね。逆に良かったのかもしれません。人生、塞翁が馬ですからね。それでは、また明日。



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