アーカイブ:2015年10月6日

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かたる:株価予測は難しく、自分勝手な予想は、なかなか当たるものではありませんが…更に難しいのは自己管理です。相場観より、先ずは自分自身を、良く知ることですね。これが出来れば一人前でしょう。しかし多くの人は、本当の修羅場を知らず、瀬戸際に追い込まれる経験をした事がありませんから、やはり株式投資は、程々にするのが良いのでしょう。カタルなどは中途半端な水準だから、最も、危ない領域に位置しています。自殺に追い込まれるタイプは、きっと、カタルのような立ち位置なのでしょう。中途半端な知識程、危ういものはありません。

昨日の原稿の最後に書いた「システマチックリスク」ですが、市場全体の要因で、株価が影響を受けることを言います。株価の決定要因は個別株の業績などですが、それ以上に市場全体の動きが、大きな影響を株価に及ぼします。だから全体の株価水準が上がると、どんな駄目株も、最後は必ず上がります。自分の買った株が騰がってないからと言って、心配する必要はサラサラなく、意外に買い場かも知れませんよ。

事実、バブル期は株価が安いと言う理由だけで、取り上げられました。過剰流動性相場とは…売り物があるから、上がると言う乱暴なものです。要するに過小資本などの銘柄は、株価だけが飛んで商売になりません。本物の相場は、大型資本株が騰がるのです。しかし現状の三菱UFJは、何故か、鈍い動きに見えますね。カタルの感覚では800円前後の水準に位置していいのに…、現状は売り物少ない760円台ですからね。どうしてかな? 日本郵政の値決めに、関わっている為かな? 現役じゃないから分かりませんが、良くあるのです。ファイナンス期間中は、公平性を保つ為に、注文を制限するケースがありますからね。まぁ、どっちにしても、この株が相場のバロメーターです。

昨日は、ビックリしましたね。カタル銘柄の007こと、ユビキタス(3858)がストップ高していました。なんでも楽天と共同でHEMS機器を共同開発するとの事です。この事業、経産省からの補助金の対象になっています。この意味は非常に重要なパーツです。楽天は丸紅と共同で電力事業に乗り出していますね。電力の「見える化」は効率使用に欠かせません。

こんな事例はスマートコミュニティー社会が到来すると、007には色んな仕掛品があり、次々に表面化しますね。とくに期待が高いのが車です。車の自走車化は、時代の流れ…最先端に位置しているベンチャーは、ZMPですが、007の前社長の三原さんは、此処の取締役です。ソニーなんかも出資しているのかな? 何れ、ZMP関連で、何か飛び出てくるかもしれません。勿論、ルネサスが車のマイコンで世界トップです。007は、このルネサスとも共同開発案件を、いくつか持っています。故に、村田製作が接近したとも考えられます。要するに、最後は人脈がモノの流れを決めますね。007の鈴木さんはアスキーの一派です。マイクロソフトなどとも、人脈が繋がっていますね。故にカタルが長く赤字にも拘らず、追っている訳です。理由を書くと…紙面が足りないほどです。兎も角…すごいのです。だから利益が出てからでも充分ですね。何れ1万円と…述べている理由が、皆さんにも分かるようになるでしょう。

SP500とNYダウの5日間推移
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SP500とNYダウの5日間推移

カタルは、日曜日の原稿のコラムで「サマーズ時間の確認」と言うレポートを提示し、NY市場の5日間チャートを載せていましたが、やはり米国株は、SP500の方がハッキリしていますね。その比較チャートを載せておきますね。とくに木曜日が、NYダウとSP500の違いが明らかです。前日の安値をNYダウは割っていますが、SP500は割れていません。実線もNYダウは陰線ですが、SP500は陽線です。より一層、サマーズ時間が明らかです。このサマーズ時間の意味は、利上げが間違っていると言うものです。市場の認識は、既に12月も危ういと言うもので、来年の3月説も多いようです。

米国消費者物価推移
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米国消費者物価推移

カタルはサマーズが言うように、米国の消費者物価の上昇が鈍い訳で、利上げを急ぐ必要はないと言う意見です。ただイエレン女史が、気にしている理由も分かります。それは世界中から資金が回収されていますからね。当然、米国内のお金は、マネーストックの指標以上にダブついている可能性があります。だからコントロールできる内に、準備に入りたいと言う意見ですね。

この判断は非常に難しいですね。カタルは民間金融が準備できてないので、過熱はしないと思っています。故に市場は1937年問題を懸念したわけです。この意味は1929年の大恐慌の後、景気は財政投資なので回復しましたが、偽りの景気回復だったのに…利上げをしたのですね。そうして経済は再び大きく失速し、世界大戦に突入します。この再現を懸念して、夏に下げたのですね。ヘッジファンドはイエレン女史の利上げを急ぐ、誤りを突いたのです。

中国は基本的にドル資金の引上げで減速しますね。このスピードが問題なのです。加速すればコントロールを失います。この辺りの判断で、サマーズとイエレン氏の意見が割れているのです。市場は、サマーズに軍配を挙げています。だから金曜日の雇用統計発表を受け、朝方は下げていましたが、利上げ延期説が有力になり、逆に大幅高になったのです。つまりサマーズ論理に、市場が軍配をあげたのです。

さてダリオ氏は、イエレン女史が、一旦、利上げしても、再び量的緩和に追い込まれると言うものです。それは彼が、実体の金融情勢を良く知っているから、この発想が生まれるのでしょう。かたるも、このダリオ論に近い考え方です。何故なら、米国金融は、未だにリーマンショック時の制裁金を払い続けているのです。不当な金融デリバティブ販売の罰金ですね。オバマの清貧思想が続くので、なかなか金融機関に利益の蓄積が出来ません。だからカタルは、米国景気は「偽りの回復」と述べています。このダリオ理論は来年になると、起爆装置が発動されます。イエレン女史が利上げした後ですね。でも今は大丈夫なのです。

この3氏の意見は、非常に重要でキーポイントに絡むものですから、ネット上で検索され、よく知っておく必要があります。ここ2日間、カタルの独自用語を解説しています。毎日読んでいてもらえれば、必ず、事前に何度か解説しています。きっと頭のいい人は、こいつは馬鹿か、シツコイ…と思われるでしょうが、我慢して下さいね。日経新聞には載っていませんが、相場の焦点ですから、何度か解説しています。基本はお金の流れですから。

デフレ脱却がなされないと…スマートコミュニティーへ進めません。それほど、未知の分野は博打なのです。007への投資を考えれば分かります。どう考えても高い株価ですからね。J・TECもそうですね。しかし未来は明るいのです。J・TECは、必ず浮上します。最後は細胞の培養技術がものを言います。IPS細胞の活用は、如何にコストを下げるかなのです。その量産化技術で、最先端に位置しています。先行投資をしている為、なかなか利益が出て来ませんが、もう直ぐ、幕開けです。007もそうでしたが、株価が安い時に買って置けば良いのです。クラウドワークスも、現状は芳しくありませんが、カタルは気に入っています。

ほら…Vテクも上がって来ましたね。3000円割れで買い場でしたね。実はあの日、2960円の同値が買えなかったのです。29日の話ですね。惜しかったな。指値は3000円でも良かったね。この液晶の話ですが…、新型スマフォのアップルは、画像密度が401ppiだが、ソニーのエクスぺリアは806ppiで、この液晶はシャープ製だそうですね。やはりシャープは、すごいのです。この壁を乗り越えれば…何とか、なりますね。果たして、どうかな? このように…液晶の世界は、設備投資が欠かせないのです。だから市場が中国減速で落ち込むと言う予想は、外れる可能性もありますね。此処にVテクの仕手化の芽が存在します。

株と言うのは、何でもそうですが、強弱感が対立するから、株価が盛り上がり、上がるのです。みんなが良いと思ったら、既にお終いなのです。この辺りの認識をしっかり持ってくださいね。さて今日はこの辺で…またね。



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