アーカイブ:2015年10月

10/08

かたる:相場が少しずつ、暖まり出したようですね。今回のカタルの読みは8月25日が底値との認識でした。しかし銘柄により底入れはランダムで、特に驚いたのが、三菱UFJの9月29日の動きでした。このまま上昇すれば…教科書通り、下値圏からの離脱の最後の投げ…と云うか、買うために…敢えて下値を叩いた動きに見えなくもありません。でもその演出をしているなら、もっと、この間の上昇は急角度の上昇になり、今頃は800円を大きく超えている筈です。事実、サラ金やカーナビ関連は新高値ですからね。

今日は、日経新聞のおかげで…ケネディクスが、三菱UFJの8月28日の第二関門の826.7円を抜く株価位置まで来ました。ケネディクスのこれまでの下値の関門は、この433円でしたからね。つまり株価的には、ケネディクスの方が、三菱UFJに先行して動いている訳です。流石、日経新聞の力は絶大です。ノルウェイ年金が、東京のオフィスビル投資をする…との材料が効いています。この背景は首相の記者会見です。GDP600兆円をめざし、経済最優先で政策運営をするとの会見ですね。カタルが1989年に上京し、初めて…まともな政策を実施する内閣です。この26年間、不幸にも、日本には人が居ませんでした。その為に、正常な感覚が否定され続けてきました。

必ず、三菱UFJは純資産価格を回復します。これは当たり前の自然の原理ですから、全く心配いりません。ですが…政権が政策の選択を間違うと駄目ですね。問題は方向性です。経済回復は希望を育みます。そうすれば…自ずと、出生率も上がる事でしょう。未来に不安があれば、誰でも行動が阻害されますからね。

今回、皆さんの多くは、市場リスクのシステマチックリスクについて学んだと思います。どんな好材料も、全体市況の前には敵いません。台風の最中、猛烈な風の中を歩くのは大変です。とくに実感できるのが…向かい風の自転車走行ですね。場合によれば…後ろに戻されます。システマチックリスクの拡大は、VIX指数と並んでいます。多くのヘッジファンドは既存のシナリオで動いていますが、変動率が高くなると、それに対処するためにポジション調整を強いられます。一番大きく影響を及ぼすのが、米国の金融政策ですね。世界の金融はNY市場が握っています。

先週の水曜日に気付いた人は…たいしたものです。カタルは木曜日の動きで確認しました。だから金曜日の雇用統計を受けた、朝方の大幅な下げは、不可解と言うか…。失望と言うか…。しかし、そこからの切り返しを見て…直ぐに、やはり…と思ったものです。もともと8月25日からは下値揉み合いに終始していましたからね。しかしメディアは盛んに…的外れな中国不安などを、煽っていましたからね。これは、ある意味で事実です。読者から、カタルの読まない資料の情報メールを頂き、感謝しております。武者さんのこのレポートは、なかなか面白く、読ませてもらいました。日本の対外資産と中国の対外資産の質の違いを解説していますね。つまり外貨準備にも、質の違いがあるのでしょう。頭の片隅に入れておくと良いかも知れません。今日から国慶節のお休みも終わり、取引が再開だそうです。そんなに気にする必要はありませんよ。

何しろ基本は、サマーズ時間なのです。前FRB議長は、数か月間は、様子見が必要との認識を示したとか…。立場が変わると、発言内容も変わりますね。面白いですね。やはり市場で言われている来年3月説の利上げは、意外に、真実を突いているかもしれません。暫くは株高を楽しめます。今日はJVCKWに人気が集まっているようですが…、カタルは、やはりクラリオンでもなければ、JVCKWでもなく、「パイオニア」だと思っています。ただ昨日は、少し人気化していましたね。日経にも載っていました。だから目先は、売り場かも知れません。でもパイオニアは、昔は、値嵩株だったのですね。故に高収益の経験がある会社です。この時期に強かったので、500円台は確実かも知れません。これは感覚的な話です。通常、株価は300円、500円、800円などの関門がありますね。人間の持つ数字のマジック感覚かな? 過去、日本通信やラオックになどの人気株に並ぶ存在かと思っています。

あれれ…Vテクは、なんと3800円台まであるのですね。6日間の連続上昇で、強いですね。あの大型受注の発表を見て…カタルは、仕手化の要素を指摘していました。このような一般認識と、真実の誤差が「儲けの種」になります。最大の焦点は、シャープだと思うけれど…1万株で140万円が、最大、飛ぶわけで…やはり勇気がいる株価位置ですね。現状は…。余程の確信がないと…仕掛け筋が居ないのでしょう。逆を言えば…仕掛に入ったら…一緒に参加すれば、儲けられるかも知れませんね。このようなリスクとリターンの関係は、どの株にも言えます。通常、大阪チタンのように、株価位置が下がると…参加しやすくなります。しかし…どんなものでしょう。

もともと原油価格が下がると、海水の淡水化装置など…売れなくなりますからね。いくら好調な航空機市場でも…、一本柱ではね。でもシリアで米国とロシアは、意見対立が続き、市場経済に製品供給できるチタンは、日本だけになりますからね。だからボーイングに在庫が消えたとなると…、いくら使用量が減ったと言っても、一気に企業業績の変化率が高くなる可能性がありますね。ジャムコは、株価が10倍以上になりました。しかし同じ航空機関連でも…、本来は動く筈の銘柄が眠っています。MRJの実験飛行も始まり、必ず動く筈の住友精密に、先日、何処かのファンドが、早めの買いを入れていました。世の中、このような構想は、たくさん存在します。問題は、どれが本物に育ち、その仕掛け人が、力を持っているか?その見極め能力が求められます。

今日はクラウドワークスも、流石に高くなって来ましたね。信用の投げが消えるなら、この辺りの株価水準は、強弱感が対立します。カタルの認識は4ケタの株価ですね。もともと007やJTECなどと、並んで評価しています。日阪製作も何れ…大幅高の可能性も存在すると考えています。同じ設備投資がらみでも、生活用品関連が強く食品や医薬品関連も好調のようですからね。地味な会社ですが…堅実の会社です。自社株買いをしても、良いと思っています。村上さんは狙わないかな…? そのリコーも上がっていますね。

まぁ、基本は、早い者勝ちかな? 人間と言うのは面白いもので…一度、大きく手持ちが引かされる…と、買う事より、戻りは、売りたがります。この心理は面白いものですね。そうして、手持ちがなくなる頃は後悔し…、今度は、以前の気持ちを忘れ、こんなバカな…と空売りをします。これがまた「儲けの種」に育つのですね。だから、この時期の信用の取り組み状況も…興味深いものです。今日は大台300円を付け、一服したパイオニア、さて、お手並み拝見かな? 勿論、カタルは「1300兆円の逆襲」ですが…ね。何しろブラックロックに続き、ノルウェイです。日本人だけですね。失われた時代の後遺症は、やはり大きいのでしょう。それでは…また明日。



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