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今日は相場を観ていて…書き出しが遅れました。先ずは米国の反応ですね。「雇用統計」の数字は、予想より良く…この解釈は、利下げが遠退くから株価が下がると言うものと…逆に景気動向は強いから、景気後退懸念は薄れたと言う二つの反応が考えられますが、実際の米国株は上がっていました。つまり…基本的に「需給バランス」が良いのでしょう。材料なんか…どっちでも良く、解釈は「相場が上がる」方向性をみる投資家が多いという事でしょう。

このように…株式市場と言うのは、普通の人は「材料が株価を決める」と思うでしょうが…需給動向が株価を決めると言う面もあります。多くの皆さんは経験が浅いので、この意味が分かり辛いでしょう。今の相場はどちらかと言えば…大きな規模の会社の株価の方が強いのです。

代表事例は「日立製作所」(6501)でしょう。

「日立製作所」(6501)の日足推移

カタル自身は、後になって気付くのですが…本来なら「日本製鉄」(5401)を挙げた辺りで…、つまり「ナ・デックス」(7435)を利食いして卒業した辺りで…所詮、割安株の利回り株はそんなに上がるものではありませんから、その頃に、この日立製作を皆様に御紹介するべきだったのです。たぶんその時期は、年初の2月頃かな? 

しかし…カタルの苦手の分野なのですね。貧乏人の「性」(さが)です。

自分が金持ちなら…小型株などは「遊びの範疇」ですから、大きく相場を張りません。しかし今の時代は「バフェット」クラスが日本株を買う場面です。最近のMBOを支援するプライベート・ファンドも大きなところは、みんな「兆円」単位の運用資金です。だからこそ…この司法の判断は、許せません。最高裁の判断が基準になります。

先日は東京機械の判決が出ていました。その内容は「金融商品取引法に基づき、主要株主だった投資ファンドに約19億円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は6日、売買が金商法の適用対象と認め、請求通りの支払いを命じた。」と言うものです。

つまり主要株主になる程…市場から株を買っては「駄目だ」と言うものです。TOBは構いませんが、事前に株を集める行為は「犯罪」になるのでしょう。これが多くのファンドは5%程度に持ち株を抑えている理由です。でも…モノを言う株主になる為に33%以上かな? 反対する議決権を得る為には持ち株を増やさねばなりません。そうなったら利食いは出来ないともとれる司法の判断です。

最高裁と言い、これは東京地裁でしょう。「資本の論理」を、捻じ曲げています。株を買われるのが嫌なら…自分達でMBOをして上場を止めるべきです。上場企業は誰が株主になっても、その期待に応えるのが経営者です。本当に腐った奴ですね。

だからトヨタのような村論理に「甘える会社」が多いのです。一度、株主総会で質問をすれば、良いのです。米国の株主還元性向の基準と、日本の違いを出して、いつになったら…トヨタは、まともな「株主還元」をするのでしょう。株主を馬鹿にしています。その点、ジェイドGの田中君は、ぜんぜん違います。

ジェイドGのCF

半期の営業キャッシュフローは4億614万円です。しかしこの間の自社株買いは5億円でしたかね。基準は8月末ですから…その時の自社株買いを観なくてはなりませんが、非常に意欲的に株主にお金を返しています。米国企業並みなのです。新興企業なのに…カタルはやり過ぎじゃないかなぁ~と危惧する程です。

この行動を観て…田中君の未来像が分かります。たぶん…この自社株買いで得た株を買収に利用するのでしょう。株価が3000円なら100万株で30億円です。錬金術が使えます。この行動を観ても、彼が「ラッセルをする人間」だという事が分かります。

しかし…トヨタはどうでしょう。日本の為にトヨタが10%の賃上げを、早々…に発表すれば、社会的な効果は非常に大きいのです。しかし「三井不動産」(8801)では、話題にも上りません。それが経営者の「決意表明」になります。俺は「世界基準で、頑張るぞ!」と言う「縛り」です。男が一度、口に出した以上、その言葉に責任が生じます。ユニクロの柳井さんは、流石でしょう。一流の経営者です。

ダイヤモンドの批判に、訴訟で応じるのは…どうも…カタルの考え方ではありません。自分に「やましい」所がなければ、問題にしないでしょう。たぶん…分かりませんが「痛い所」を突かれた可能性があります。メディアは増長しますからね。嫌なら上場をやめれば…良いのです。上場企業はみんな…高いハードルで頑張るのです。

キーエンス(6861)の四季報

村社会論理を強要して…誤魔化して勝つ場ではありません。従業員にも…キーエンスのように2000万円と言う高い給料を払い、それで「世界で一番なら」分かります。東洋経済の会社四季報の資料では35.8歳で2279万円です。一方、トヨタは40.6歳で895万ですからね。世界一の会社なのに1000万にも届きません。しかも平均年齢が40.6歳ですよ。

さて相場はどうでしょう。

本日は「ジェイドG」(3558)の株価も高いですね。皆さんは、高値1929円を完全に抜けてから…参戦した方が良いですね。そうすると一気に、次のステップ2400円ラインに向かうのでしょう。それでも…PERは20倍にもなりません。

上手く行けば…一気に3000円代に抜けるのでしょう。もともと…この「年率15%成長」の一般的な基準は、PER 40倍まで容認されます。それ以上は「人気」と言うものです。その一株利益は128円が基準です。

野村証券も605円です。高値は610.6円までです。今日は全面高でも…「指数銘柄」だけの物色でなく「個別株」も買われています。「ソフトバンクG」(9984)は211円高、「メルカリ」(4385)は鈍いですが47円高、「BASE」(4477)も257円です。

注目している「大阪チタン」(5726)は2641円です。相変わらず、鈍い動きです。「ジェムコ」(7408)は1500円です。航空機関連は業績面で安心できます。為替が問題なのですが大阪チタンは140円だそうです。

一般的に…日本の利上げは、そんなに早くない筈です。しかし…地方銀行の担当者は「デュレーション」を短くしなくてはなりません。一般的には「3年程度」にすべき段階です。

ただ野村証券の動きを観ると…そんなに簡単に金利が上がるとは思えませんが…兎に角、日本と言う国は「村社会論理」が強い社会構造です。

今回の「地検の動き」などが、決まるのです。おそらく…カタルの観測は正しいと思っています。「江戸の敵は、長崎で…」と言う官僚が得意とする仕返しです。このようなやり方を用いて…長く日本の実権を握って来ました。だから官邸が主導となった安倍派をターゲットにしたのでしょう。でも岸田さんは…ロボットです。安倍さんが生きているなら…コントルールも出来たのでしょうが…。

これで日本国が、世界競争に勝てて…国民が幸せなら良いのですが、バラマキでは…どうでしょう。消費税の引き上げも出来なければ、駄目です。

本日はカタルもギリギリなので…ジェイドG の「追撃買い」は出来ません。しかし…本日このまま引けるなら…評価損が消えて「信用の枠」が空きますから、明日は追撃買いが出来ます。カタルは、「2000円以下」は、何処でも「買い場」だと思っており、余裕があるなら買い増しをします。

しかし皆さんは無理をせずに1929円の高値を抜くことを確かめてから、買うと良いのでしょう。もう直ぐなのですが…関門は、やはり関門なのです。この「中段保ち合い」を抜けると一気に立ち上がりになります。年末に来て…「乾坤一擲」の大勝負になる可能性があります。

ジェイドG(3558)の日足推移

何しろ…「自社株買いのおかわり」なんか…聞いたことはなく、「経営者の株主愛」に…今度は、市場が応える場面です。そうして株価を、4180円の上場来高値を抜かせ、田中君に「経営の選択肢」を増やして…あげましょう。彼も株価が3000円以上なら、かなり行動の選択肢が増えます。今の状態では、小さな買い物しか出来ません。このような経営者を応援するのが「市場の役目」でしょう。

カタルは歩合セールスになった理由の一つに…「浜松ホトニクス」(6965)の株価を大きく持ち上げて、「世界で羽ばたく」…資金力を提供したいと思ってきました。このような研究開発型の新分野をラッセルする企業が、日本をリードすると思っていたのです。でも結局、「挫折の人生」ですが…世の中の清貧思想には、些か…「うんざり」しています。

もっと社会に「寛容な心」の…広い心理が広がらないものでしょうか? 他人が何をしたって、多少の「やんちゃ」なら…許せないと駄目です。たかが政治資金の年間で200万程度の話ですよ。政策活動費なら問題はないと言う解釈が、何故、生まれないのでしょうか?

皆で…寄って集って、清貧思想の強要は、もういい加減にやめましょうよ。他人批判から何かが、生まれますか? 新しいことは「チャレンジ精神」がないと育ちませんよ。

失敗ばかりを責めるなら…誰も挑戦をしなくなる社会になります。「失われた時代」から、いい加減に卒業式を迎えましょう。それでは…また明日。明日は、担保が空くので…ジェイドGの1900円台を買ってやる。…またね。



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