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最近は「ネット」時代になっており、現場の状況を注意すれば「ある程度」は把握できるようになっています。でも情報を集めるのは大変な「お金」が掛かるものです。現場に居る人間も、自分の勤めている範囲に留まり、全体像は把握できません。

大きな会社の場合、全体像を正確に掴むのは、苦労するでしょう。株屋が、考えているように「単純」ではないのでしょう。「開発現場」もそうですネ。試行錯誤のなかで、予算の範囲で、何とか…「目標」を達成せねばなりませんが、なかなか…思うような「結果」を得られないケースは良く在ります。

「ラピダス」なんか…試作品が誕生しましたが、この程度の事は、とっくに昔に「試作品」は、何年も、前に出来ています。

生産現場では、競争に勝てる「歩留まり」、つまり「採算性」が課題になり…販売先の確保は、更に…大変です。半導体と言っても、今は「AI投資」の分野だけなのです。他は、全滅でしたが…最近は、少し「市況が上向いている」ようです。

この理由が、また面白いのです。中国が、その量産品を捨てるから…市況が回復していると言います。それほど…中国は「過酷な生存競争」を展開しています。しかし…日本は「甘ちゃん」です。まるで…分かってないのでしょう。

それはメディアが「嘘」とは…言いませんが、正しい内容の報道を伝えていません。例えば…これは「ブルームバーグ」の報道ですが、この報道が、日経新聞に載っているかどうか…。通常の常識では、考えられません。「ホンダ」(7267)は中国進出では「トップ」グループだったのです。しかし、今では「仲間から見捨てられる」存在です。どちらかと言えば…「ホンダ」は、まだ「マシな」イメージですが…これが実態なのでしょう。

一つの表面化された「現状」(報道)から「色んな推察」が成り立ちます。そうして実際に、お金が動く…株価を観察して、その報道の価値を推察して…「検証」します。常に、株式市場は、この繰り返しです。「市場の整合性」の話です。一つの現象が広がるなら…同じような…類似する現象が、他でも起きるはずです。

最近の株式市場は、カタルが上京して…初の「現象」でしょう。

一度、2003年からの「立ち上がり」場面があったのですが、そのリーマン前の回復より、今回の方が「本物の相場」に見えます。その理由は「途切れない」買い物です。誰もが、「トランプ関税」から「疑心暗鬼」になっており…「民主国家」と思っていた米国を、WSJでは「国家資本主義」と言うレッテルで…報道していました。そうして米国も「中国と同じ道」を歩んでいるという内容です。

実際に、最近の米国はAI向けの半導体を提供する「エヌビディア」(NVDA)や「アドバンスト・マイクロ・デバイセズ」(AMD)に対して、中国向けに対して…15%の「輸出課税」をすると言います。今回の「インテル」(INTC)への出資話は、まだ決まっていませんが…これも似たケースです。「日本製鉄」(5401)と「USスチール」の「黄金株」もそうですネ。国家が、民間企業の「行動」に関与します。これが資本主義か、どうか…。怪しい…イメージです。世界中が、中国との競争を「念頭にして」…国家支援をしています。

まぁ「大きく…時代」が動いているのかもしれません。カタル自身は、「お金を使うなら」どんな困難な事業も、必ず「達成できる」と思っています。

日本は大きく飛躍する理由の一つに…この「M&A」が在ります。カタルが「ジェイドG」(3558)の田中君を、高く評価している理由の一つです。

皆さんは、自分で「やったこと」がないから、分からないでしょう。証券マンは、新規顧客開拓をするのに…どれだけの「労力」を使うか? 保険も同じです。あの…おばちゃん部隊は、初期投資の段階で、その人脈の「親戚縁者」を勧誘するだけで…その人件費がペイするような設計になっています。基盤を作るのは「大変」なのですよ。カタルは、いつもゼロから新規の顧客開拓をして来ました。だからその苦労がよく分かります。

でもM&Aは、既に「出来上がった基盤」があるのです。たまたま経営者の資質が悪く…時代対応してないから、赤字を垂れ流しているかも知れません。「ジェイドG」の田中君は、その辺りの実績は、過去の事例から観て「ピカ一」の存在です。「ニデック」(6594)の永守さんも、M&Aでは有名です。きっと…厳しい人でしょうが…その実績は豊富です。

伊達に10年間も…「平均値」が28.6%成長を成し遂げていると思ったら…大間違いです。それに「ジェイドG」は「自社株買い」のお代りを、この段階で出来る経営者です。それも株価動向を観て、直ぐに「反応する」姿は、彼の「株主愛」を感じます。

ところが「BASE」(4477)の鶴岡君は、牧さんが、わざわざ「株主」になると言ってくれたのに「敵対的」な行動です。通常なら…筆頭株主ですから「丁重に教えを、乞う」のが、普通の経営者の対応です。やはり…彼は若いから、「周りに」人が、居ないのでしょう。彼を「諭す人」が居ないのでしょう。カタルが、担当の法人マンなら、間違いなく、こんな行動はとらせません。幹事証券から撤退する覚悟で…諫めるでしょう。本当に「株価を愛する」経営をするのが…経営者なのです。

今までの日本の経営者は、自社の「株価」に「責任感」はありませんでした。だから「セブンアイHD」(3382)のように、何かあると慌てます。そもそも…最初から株価を意識して「一所懸命」に経営をしているなら、「俺より、良い経営を出来るなら、経営権を譲る。」と言うのが、本来の経営者でしょう。会社を私物化するのも「いい加減にしろ」なのです。

金利水準以上に…純資産価値以上の株価を保って…尚、世界水準から観て…「割高な水準」で、成長を追うのが「本来の経営者」の姿でしょう。株価を安値に放置しているから狙われるのです。これじゃ…買収されても文句は言えません。 買収する人は、「俺なら、もっと良い経営が出来る」と思っているから…高いお金を出して「買収」をするのでしょう。狙われることが、そもそも…「落第企業」であり、「落第経営者」なのです。

日本株の「構造改革」と述べたのは、そういう事ですよ。

今までの…「なぁなぁ~経営」から、「真の経営者」に変わるのです。だから日本株は10万円です。自社株買いが活発化して、利益を株主に還元し…尚且つ、「高い効率」を目指すのです。

たぶん市場は、いずれ米国だけになるのでしょう。東証も「うかうか」していられません。せめて、アセアンから「東証」に上場したいと言う企業が、増えないと真の市場ではありませんね。金融関係者は「猛省」をすべきでしょう。


「ローム」(6963) の日足

カタルが「謎」とした「ローム」(6963)ですが…まだ株価は上昇を続けています。底打ちをしたかも知れないが…まだ改善動向は確認されません。つまり「期待感」の相場です。

「パワー半導体」に特化して…大量の設備投資をしましたが、時間軸が「ズレた」のです。本来、自動車は「EV投資」を加速させるとして…各関連企業は設備投資をしました。折角、その体制が出来上がったのに…「EVからHVに」車の売れ筋が変化したからです。

時代の「揺り戻し」は、良く在る現象です。しかし…やはり「EV」の世界なのでしょう。徐々に投資活動が活発化しています。

今回のトランプ関税も同じですよ。最先端の「ロボット工場」を、米国で立ち上げます。相当な「需要」が見込まれます。ある意味で「特需」なのでしょう。この効果は、来年から始まり…「数年間」は続くのでしょう。日本市場も中国勢が参入し…トヨタも「風前の灯」の印象です。時間がありません。

「デンソー」(6902) の日足

何故、カタルが「デンソー」(6902)を、2年前から、m度々…取り上げて来たか? 来年から、株価は「本番」でしょう。この「ローム」(6963)とも…提携している「デンソー」です。もともと…「ローム」も、狙っていた会社だから…気付いたのです。でも…今の「上げ方」は納得できないのです。

海運株の「謎」を、何度も提示しましたが、今度は、その逆のケースで「謎」なのです。この違いは、前者は「実質経済」、後者は「名目経済」です。おそらく…相当、大きなファンドが、継続して…株を買っているのでしょう。通常は、こんな株価の上げ方になりません。それ程…全体の相場は「強い」のでしょう。チビチビ…上がり続ける姿は、頼もしい「株価波動」です。

「ジェイドG」(3558) の日足

さて今日、株を買っているのは段階的に「ジェイドG」(3558)を、今は…1525円まで…買いました。本当は「待っていよう」と思ったのですが、誰かが「参加」しています。今までの値動きと、まるで…違うのです。実際に、カタルは毎日、「売り買い」をしているのです。微益で、利食いを続け、一つの口座だけは買い増しを実行しています。

今は1万株から12500株かな? 下値のものを利食いして、その利益を使って「チビチビ」した買い増しです。カタルが貧乏人でないから、自分で、2000円まで100万株程度の株を集めます。でも既に「証券マン」ではないですからね。自前のお金など…僅かです。今はまだまだ…こちら側の人間です。

「大阪チタン」(5726)の 日足

そうして「大阪チタン」(5726)の1770円が、200株ずつ、合計400株買いました。他に1760円にも「買い指値」が入っています。

「3Dマトリックス」(7777) の日足

更に「3Dマトリックス」(7777)も、少しですが…253円から251円まで買っています。下値は買うけれど…高ければ「微益」でも売っています。

「野村証券」(8604)の 日足

今はあまり「買い持ち」を避けています。実は、木曜日から1週間ほど出掛けます。だから留守になるので…どちらかと言えば…「利食い」を急いでいます。買い持ちは、出来るだけ「減らそう」と思っています。でも「野村証券」(8604)の1080円が1000株買えましたね。

カタルの基本構想は、純資産価値プラス10年分の一株利益が、本来の株価の姿です。つまり「野村証券」なら、一株あたりの純資産価値は1174円です。それに1年で100円の利益として、その「10年分」です。だから最終的に、「野村証券」の株価は2200円ほどになるのが、「名目時代」の株価評価でしょう。これがカタルの考える株価ですね。そんな事で「今日はこの辺で」…また明日。



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