かたる:カタルは名目の世界になると…ケネディクスのPER評価が大きく変わると述べています。実質のデフレ経済ではPER10倍でも、既に1兆円以上の資産を抱えているので、この水準での維持は大変です。しかし名目の世界に移行できるなら…話は大きく変わりPERは20倍から30倍だと述べています。この資産インフレ率が問題になりますが…。仮に日銀の現在の行為が「財政ファイナンス」の認定になれば…、一気に高まりPER評価は50倍にも、100倍にも…膨らみます。出来れば…適度の伸びを維持するのが一番です。
しかし現在は、既に「財政ファイナンス」なのです。どう考えても少子高齢化で…財政規律目標が達成できるとは思えません。既に日銀が抱える国債は膨大な水準ですからね。流動性に罠の状態が、延びれば…延びるほど、解消に時間を要し、インフレの上昇角度が大きくなります。出来るだけ小さくしないと…ガラガラポンのリスクは、高まります。ケネディクスは、既に3年も「横ばいの相場」を続けています。なかなか第二段の上昇相場に移れません。この理由は、誰も日銀の流動性供給が成功するとは信じていない為です。
しかし日銀を、馬鹿にしては成りません。一説によれば…機関投資家の多くは、銀行株を投資の対象から外していると言います。あまりにも目先的な考え方ですね。わが国の金融界は、長い失われた時代と…過剰な金融庁の清貧思想の為に、世界で最も綺麗な状態なのです。だから何処かで、一気にストップ高を交えた大相場に移行する可能性も高いですね。
何しろ、理論株価は、三菱UFJで1700円ほどなのです。この理論株価は純資産価値と、毎年の収益の10倍を、目安にすると良いでしょう。三菱UFJの一株純資産は1121円で、予想一株利益は61円程度ですから、PER10倍ですから、610円を純資産にプラスします。つまり理論的な株価は1121+610=1731円になります。それなのに…現状は525円ですよ。出遅れは明らかです。
一つは金融規制に対処するために、自己資本比率を積み上げている為に、自社株買いが出来ないこと。健全な自己資本を保つためには、株式の発行を増やすしかありませんから、世界中で、銀行株が余っています。欧州など観れば明らかですが…未だに不良債権処理が完了せずに、自己資本の拡充を求められており、丁度、2003年のみずほが10万円割れを起こした辺りに、イタリアなどの時間は位置していると思います。
一方、本来は、ディフェンシブストックと呼ばれる食品や薬品などの生活関連の株価は、景気の変動に影響されませんから、逆業績相場のこの時期に活躍を迎え、小野薬品のような相場を形成します。しかし景気変動に影響を受けない為、業績の上下は予想しやすく変化が乏しいから、PERの評価は低いのが当たり前なのですが…何故か、高い評価を得ています。これらディフェンシブストックの評価は、PER10倍台が妥当株価だと思っています。仮にアジア戦略に熱心に取り組んでおり、食品などの売り上げが大きく伸びていても、せいぜい買ってもPERは20倍台が限度でしょう。それをPER50倍なんて…信じられません。やはり金余りの影響かな?
PER評価は、潜在成長率を加味して…評価されるものですからね。クラウドワークスを事例に、この潜在成長率の話を…度々、用いていますが、自分自身で計算をしてみると分かりますね。PER30倍と言うのは、30年後の企業の姿を描くことができるかどうかなのです。ところが…バブルが発生した1985年からの日本を観れば分かりますが…既に30年がプラザ合意からは経過しています。
カタルは、今回、「1300兆円の逆襲」と言う名目世界の復帰は、可能だろうと考えています。最も恐れていたのが…米国の変調で、トランプ氏やサンダース氏が台頭したことに懸念をしていました。しかし、ひょっとすれば…、この金融規制下でも、新しい世界の扉が開くかもしれませんね。
カタルは金融規制の影響が大きく、原油価格も下がり、中東もキナ臭いので…規制強化が強すぎる懸念を持っていました。今回のイタリアの不良債権問題も、その一環の現象ですが…此処が最終ランナーの筈です。今回の報道でも、あまり世界の株価は崩れません。まだ安心は出来ませんが…、米国株の高値圏での定着など観ると…意外にスマートコミュニティーの扉が、一気に開く可能性があります。
孫氏は、その辺りを感じ…ARM社の買収に、動いた可能性があります。そうすると…俄然、注目されるのが「IoTのユビキタス」になります。カタルの取り組みは、証券マンの現役時代の2010年からですが…、途中で任天度の離脱が大きく、普通なら倒産の目に遭ったようなものだったのです。
しかし…その後、見事に変身して村田との資本提携や、最近の動向は、素晴らしいの一言です。取引相手は、全て世界を代表する一流企業です。セールフォース、アマゾンを始め、日本では、村田に日立、更にルネサスなども含まれます。ダイキンや…挙げると、キリがありません。楽天の販売網も利用し始めました。カタルは、やはり…いよいよIoTの幕開け相場が開始されると思っています。
多くの読者も、そうでしょうが…投資家は、事前にカタルが相場の未来を予測しても…誰も信じないようです。そうして、実際に株価が上がってくると…ワイワイ騒ぎます。カタルは述べています。いつも…先ずは、打診買いをして…様子を見ながら、自分の力量に合わせ、ドル平均法を用いて株式を買いましょう。…と述べていますね。
最近ではクラウドワークスかな?このユビキタスだって、今回は800円の時から一貫して同じことを語っています。でも誰も買っていない様な動きですね。ソフトバンクだって、そうですね。5000億円の自社株買いの時に、カタルは、何れ6000円台が定着すると述べています。事前に…カタルは論理的な背景を含め、株価を解説しています。そりゃ…、間違う事も良くあります。最近の事例ではカイオムにソフトフロントかな? 何れも、短期の博打でしたが…外れました。
あれ? シャープが130円台を回復しましたね。先日増資を観て、113円だったかな? 買ったばかりです。でも正直に言えば…、この株は、発行済み株式総数が増えすぎたので…論理的な高値は4桁水準が望めず…あまり力が入っていません。でも昔から述べている様に500円台は、難しいかも知れませんが…300円台ならあり得ますね。
しかしカタルの予測は、いつも変化しています。それは…未来が変わるからです。仮に今回だって、クラウドワークスの数字が、もう少し高ければ…一気にストップ高だったのです。しかし、やはり季節的な要因があるのか? 今回は、カタルの期待値に届きませんでした。カタルは本当は…一気に4ケタ奪回をイメージしていました。でもマズマズの数字です。だから新高値を付けたのでしょう。本日は、昨年来高値の733円を抜きましたね。
仕掛け人が居れば…一気に4ケタ奪回は、可能でしょう。そういう内容です。しかし仕掛け人が存在しているかどうかは…、残念ながら、今の所は確認できません。カタルは、もし下がれば買い続けるでしょう。あるいは…何か、新しい情報があれば…高値でも、また買い増しをする事でしょう。既に種玉はありますからね。何しろ、カタルは、昨年かな? 1000円割れは、安いと判断したのです。そうして買い始めましたからね。この4桁が現在の所は、妥当な株価水準でしょう。今の所は…そんなラインでしょうね。しかし状況が変われば…話は別です。カタルは、上場来高値更新も、あり得ると…述べています。
いつも、事前に自分の考えを発表して行動しています。カタルが本物の投資家になれるかどうか…偽物では、仕方ありません。その為に年収1000万以上の仕事を辞めたのです。結構、気に入っていたのですが、上限が1億では、アホらしくて…仕事をする気になれませんからね。
成功報酬制度なら、たぶん続けていた事でしょう。もう、そのような時代でしょう。ユビキタスの1150円が、また買えたようです。まだ買えるかどうか…。今日は他に、馬鹿の一つ覚えでケネディクスも、寄り付きで買っています。これで4日間連続ですね。そろそろ評価損も消え…完全復活しそうなのです。でも短期の博打で失敗したソフトフロントがあるから、トホホです。貴重な経験をしました。
さてワハハか、トホホか…。神のみぞ、知る領域です。それでは、また明日。