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かたる:この所、下落していた原油価格が再び上昇を始めています。ただ現在の所、上昇に転じたかは分かりません。たぶんボックス圏の動きだと思っていますが…6月初めに付けた51ドル台の高値をクリアしないと…それさえも確認できません。産油国のサウジは中東地域の重要な要であり、余り原油価格が下げ続けると、この地域の更なる治安の悪化が問題になります。サウジは基本的に市場経済化に移行していません。政府の役人などは、遊んで暮らしていますからね。宗教対立もあり、産業も育っていませんからね。

WTI原油推移

WTI原油推移

何故、この話を持ち出したか? 最近は米国の指標で雇用関連ばかり問題になりますが、基本的に利上げするためには、物価が最重要指標です。その動向に一番影響を与えるのは原油価格でしょう。カタルは、原油価格相場が崩れた仮説として、金融規制を掲げています。現在の金融規制では、自己資本比率の上昇を求められており、総資産を圧縮する事が求められます。全体のパイが小さくなれば、自己資本比率も上がります。日本のデフレも、基本的には、この総資産経営を咎められたのです。日立を観れば分かります。何でも自前で生産をしようとしますね。その為にドンドン営業利益率が落ちます。

ROE経営の基本は、高い売上高利益率の分野に経営を絞る事なのです。その為に世界は工場を持たないファブレス化しました。この動きがTSMCの設立ですね。日本がプラザ合意した頃に、世界は生産設備を持たない経営に切り替わりました。しかし日本はその動きについて行けませんでした。それがパイオニアの指名解雇事件です。今では雇用調整は当たり前になりましたが、当時は未だに終身雇用の最中でした。日本はこの変化を拒んだために、エルピーダのような悲劇を繰り返したわけです。しかし現状は、結果的にみれば時代の変化には逆らえなかったわけです。カタルが、何故、産業革新機構かな? …のジャパンディスプレイへの増資は、無駄だと述べているか? 時代の変化を正しく認識していませんね。

ホンハイは中国に生産設備を移し、受託生産と言うEMSで大きく飛躍しました。しかし日本はパイオニアの悲劇を理解してなかったのです。トヨタなどは既に時代遅れの産業で、ロボットに傾斜しろと述べています。自動車の収益構造を観れば…基本的に米国のリーマンショックからの立ち上がりと円安だけの一時的な利益でした。こんな企業を、日本を代表する会社と崇めて、政策の目玉に据えることが間違っていますね。早く政策の主眼をスマートコミュニティーに切り替えるべきです。エコカー減税で政府は自動車産業を応援しましたが、その税金分を働き方改革などの補助金に充てれば、もっと早く構造改革が進んだはずです。

何故、カタルがクラウドワークスに拘るのか? 何れ、皆さんにも分かります。この会社の仕組みを観ると、仕事の出来る人間が、高報酬を得られる仕組みです。だから本の直木賞のような仕組みを作った価値は、大きいのです。ペッパー君と言う未来のロボット産業の中核を担う「プログラム開発」を手掛けて採用されれば、それだけで一流域のプログラマーの称号を獲得したことになります。公平ですね。誰もが参加できるのです。何も大企業の狭き門に合格しなくても、実力さえあれば…一流域の仕事ができるのです。素晴らしいと思いませんか? やはり価値がありますね。

衛星打ち上げの会社に、補助金を与えた方が、ジャパンディスプレイの有機EL開発に数千億円も投資するより、余程、有意義なお金の使い方です。サムソンと競合しなくても…サムソン製品を買えば良いだけの話です。日立のような総資産経営は、時代遅れです。これからは少子高齢化が進み、人手が不足するのです。何故、時代遅れのチャップリンの喜劇のような工場生産に拘るのでしょう。カタルには理解できません。時代はROE経営で効率化が求められているのです。

早く規制を撤廃し、一般道でも無人化運転の実用化を始めた方が…絶対に有意義な対策です。事故があり…死傷者が出たとしても、その方がずっと価値があります。再生医療で世界に先駆けたように…先進的な取り組みを阻害する壁を、取り除けば良いのです。医療分野もそうですね。個人情報保護法案の改正をすれば…遺伝子情報を集めやすくなり、無駄な投薬が減り、一気に、医療費も削減されるでしょう。そうして、このノウハウを確立させて、アジアの人口の多い地域に、日本の技術を広げれば良いのです。そうすれば…南沙問題などで騒ぎ、無理やり同意を求めるより、真に、日本が尊敬される地位を築けるはずです。村論理のお金の使い方は、止めましょう。使うならスマートコミュニティー関連だけです。

他はコンセッションを利用すればいいのです。コンセッションが利用できない仕組みだけ…必要なら、政府が投資すれば良いですね。首都高などの高速道路の更新需要も、膨大な費用です。田中角栄のような利権政治は、時代錯誤も甚だしい有様です。早く市場原理が正常に働くように名目成長の世界を定着させねばなりません。そうすれば…住宅ローンで不幸な地獄を味わう事もなくなります。自殺者を生まなくて済みますね。実質重視だからデフレの世界になり、自殺や犯罪が増えるのです。キャシュレスが一番です。既にスマフォは、これだけ普及しています。

まぁ、元株屋が社会を批判しても仕方がありませんが…早く進めて欲しいものです。IoTのユビキタスが、なかなか浮上しないのは、一気に進めないからですね。しかし孫氏がARM社を買収したという事は、そろそろ時代進化のスピードが速まるのでしょう。やはりIoTのユビキタスは、魅力的です。カタルは本日も、また、買っちゃいました。何しろケネディクスも買い増しする余裕が生まれ、リスク許容度が増しています。これが名目の世界です。信用取引をしている人は、名目の世界を理解しやすいですね。

実質の世界は、株価が下がる世界です。そうすると…どんどん、評価損が膨らみ追証を入れ、現金が減り生活が圧迫されます。ところが名目の世界になると、株価がドンドン上がり、カタルのように評価損が減り、お金に余裕が出来て利食いもしてないのに…温泉旅行でも行こうかと思うのです。そうして消費が増えますね。論理的に合わないならバブルになりますが…三菱UFJの理論株価は、間違いなく4ケタ以上です。この株価を上げるだけでも大きな効果があります。

理屈に合わない、食品株など買う必要はありません。だからETFの指数買いが正しいかどうか…。カタルはETFの指数買いを肯定しつつ、同時に疑問も抱いています。機関投資家が馬鹿だから、こんな歪な現象が生まれているのです。少し現場勤務をさせて、追証の苦しみを顧客と共に味わった方が良いですね。どんな思いで…証券マンがお客様に追証をお願いするか…その心理が分かります。政策が、ちゃんと動けば…カタルのお客様は、みんな億万長者だったのです。それが金融庁や地検など…馬鹿ぞろいだから、失われた時代が長引くのです。現場勤務の無い人間に、権力を与えてはなりません。傲慢になるのです。

さて批判をしていたら、クラウドワークスが今年の高値を取りました。昨年、僕らが買った最高値は733円かな? あと僅かで…更新できますね。この733円が最後の砦で、後は関門がなく、一気に4ケタ奪回です。カタルは述べています。ソフトバンクロボテックスとの提携は、直木賞と同じ価値があり、これだけで4ケタ奪回は当たり前…。赤字でも4ケタの器だろうと述べています。その理由は、総契約高推移にあります。年率70%増の価値を、市場は理解してないようですが…、何れ、その潜在成長率の意味を、知る事になります。ただ非常に過小資本の為に、値動きは激しく、高値を追うのは800円程度までにして実際の売り上げ推移を追う事を薦めます。

でも夢は大きく、黒字化になり、仮に、この推移で成長が続くなら、一気に上場来高値を更新しても、おかしくはありません。だから買うなら、ゆとりを持って、安い内に買っておけと述べています。仮に700円で買っても…怖くはありません。下げたら、また買うのです。そうすれば良いですね。ドル平均法の意味を、よく理解する事です。

さて他の個別株は、どうかな? 昨日のソフトバンクは凄かったね。カタルは自社株買いの時に、何れ6000円台は定着すると述べて買いましたね。もう直ぐ7000円ですね。やはり日銀効果かな? ソフトバンクの自社株買いは大きく、5000億円で比率は10%を大きく超えていましたね。ケネディクスは、やはり宮島さんらしく50億円で4.5%程度でした。本当は100億円、やってもよかったと思っています。今は名目に移行できるか、どうか…の瀬戸際が続いています。

既に来期の増益は確定しており、たぶん60円近いと思っています。此処で5%を買い入れ、更に来期は、日債銀など開発物件の売却が確定しています。どう見ても500円や600円の株に見えません。「流動性に罠」からの脱出が、明らかになれば…株価は4桁が地相場でしょう。

やはり株価に夢を加える作業は、重要です。コンセッションが「キーワード」になると思います。経産省など…介護リートの配当減税を打ち出し、その動きを促進させないと、都心の特養不足は解消されませんね。介護リートの20%の配当課税を減税させるだけで、一気に特養の介護施設の建設が、進むと思います。やはりケネディクスは良い銘柄なのですが…経営者が、今一です。しかしカタルは、本日も、寄り付きで買いました。これで…3日間連続で買っています。どうなる事やら…。

「トホホ」のカタルが、「ワハハ」のカタルになるかどうか。まぁ、皆さんは、馬鹿を観ていれば、それで良いのです。馬鹿が天才になるか…。それとも馬鹿は、やはり、死ぬまで馬鹿なのか…。一途に行動するのみです。それでは、また明日。



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