株式投資と言うと…どうしても「ゆとり世代」が対象になります。20歳代でお金持ちは少ないですからね。30歳代になると増えますが、通常は40代後半から50代、そうして60歳代になると、本格的な株式投資の実践と言う感じでしょうか?
たぶん…カタルの会員動向を見ると、50歳代、60歳代が多いのでしょう。この年代の話題を一つ提供しましょう。先日、色んなニュースを読んでいる中で、気になったニュースが此方です。
カタルが柏崎支店(新潟県の海沿いの街)に勤務している頃、東京で働いていた夫婦が、東京の店をたたみ…田舎に家を建てて、老後に帰郷した人が居られました。確か…東京で中華料理店か、何かの飲食業をしていたのでしょう。その家(店)を売った資金で田舎に家を建てて、老後の生活を始めたのです。その余ったお金で株式投資を始めました。
東京の地価は髙く、マンションでも6000万円台~7000万円台でしょう。中古物件は様々ですが…3000万~5000万程度でしょうか? まぁ、1億円に近いですね。 でも田舎の家は、大概、土地を入れても3000万も出せば…マズマズなんじゃないかな?
だから価格差があります。この差額を利用して田舎暮らしをする選択する人も居ます。確かに…物価なども田舎の方が安いように感じます。
しかし東京も様々です。カタルは「佃」に住んでいた時期があり、普通のスーパー (フーデックス=今はマルエツ) と高級スーパーがあり、あとは高島屋などの百貨店の食料品売り場です。やはり一番はデパートかな? 鮮魚も良いものが置いてありますが、価格は高いです。佃の「リンコス」だったかな? この高級スーパーも結構、価格は高いです。その代り品物は全部、店員が紙袋などに入れてくれます。百貨店対応と同じです。
でも東陽町に引っ越し、この普通のスーパーより、もっと安いスーパーがあります。普通のスーパーと言うのは、大手のスーパーが基準です。イトーヨカドーやイオンをイメージすると良いのでしょう。でも東陽町に引っ越して驚いたのは「ナショナルブランド」(NB)の安売りです。
NBの解説も必要ですか? メーカーが売っている商品です。明治のチョコレートや花王の洗剤など…この価格は全国一律です。でもこれに対し、イオンなどはメーカーなどと組み「プライベートブランド」(PB)を、独自に委託生産して販売をしています。
中味は同じなのですが、販売力で割安に独自開発をします。このケースは食品だけでなく、家電でも…ジャパネット高田クラスになると独自ブランドのものを販売します。たぶんすべて買い取りです。服もそうですし…本なんかもそうです。いろいろ価格設定が異なります。
東陽町に引っ越しして、初めて「OK」と言うスーパーに足を運んだ時には驚きました。NBの商品が、常時2割程度の安売りをしているのです。たぶん、全量を買い取り、尚且つ倉庫の在庫商品などを集めて来るのでしょう。だから常時、2割安でも儲けが生まれるのでしょう。
更に…東陽町と言う所は、西友や激安スーパーの「いきいき」があります。商品は3級品ですが、とにかく安いのです。その代り…百貨店などでは絶対に店に並ばない粗悪品と言うか、規格品外の商品かな? 価格勝負です。
儲かっていたらしく…最近、近くに大型店を構え、店は引っ越しをしました。でも牛肉など…結構おいしいですよ。たぶんA4なのでしょう。魚も新鮮です。カタルは「いわし」が好きなので、時々、買ってきて食べます。カタルって、貧乏人らしい…好みです。
最近のお気に入りは、フランスパンを軽く焼き、にんにくをスライスして、塩を掛けてオリーブ油と共に食べて、ウイスキーを飲みます。これにトマトも食べます。トマトはアメーラか、最近はシュガートマトかな…。小さいですが甘いのです。にんにくは生のものをスライスして、オリーブ油は少し価格が高目のものです。オリーブ油もピンキリです。
このやり方は、先日、テレビを観ていたら、イタリアの爺さんが、堅そうなパンにトマトをこすり付けて、ニンニクもこすり付け、オリーブ油を付けて食べていたので、自分でも試しました。塩を少し付けるとニンニクの味と、オリーブ油とフランスパンの食感がなかなかです。焼きたてが美味しいのです。パリパリして…。トースターで温めます。
簡単ですから…皆さんも試してください。トマトを生のまま食べながら、ニンニクも生ですが、スライスしてあります。そうして塩を振り、たっぷりのオリーブ油を付けて食べます。これにウイスキーが合うように思います。カタルのお勧めは…最近は「ラフロイグ」(10年もの)4000円台です。アマゾンで買っています。
このラフロイグの味は、癖があり正露丸の味と言うか、匂いと言うか…。ヨードチンキを飲んでいる様な…独特の癖がありますから、嫌いな人は駄目でしょう。でもこれ…イギリス王室御用達で、チャールズ皇太子が気に入っていたとか…言われているようです。毎晩、グラスにロックで1杯(少し多め)フランスパンも少しですが…やっています。
話しが逸れましたね。カタルの好みは、どうでも良い話です。カタルは午前3時ごろ寝ます。そうして8時ごろ起きて昼寝を入れます。今までは…午後3時から6時ごろまで寝ていましたが、引っ越してから…少し変化が生まれています。先日は昼食を食べて寝たら…2時ごろに目が覚めて、I君の下げに驚いたのです。一体、なんだろう?…と思いました。
会社により、昼に決算を出す所もありますからね。きっと、目先を期待していた人も居るのでしょう。だからこの下げで…信用の買いが少し減ると良いのかも知れません。でも本当は、売りも、買いも、共に増えるのが正常な上昇のパターンです。「かい離」が高いから、どうしても…こういう具合になります。
成長を続ける「ワークマン」も、そうです。ようやく…今回のコロナ禍で200日線を割れたのです。でも立派な成績です。なかなか…この成長度合いを維持できないものです。でも出店攻勢を掛けるから…この成長が維持できます。この理屈は他の企業でも応用が効きます。投資家は数字だけしか追いませんからね。出店増加を評価します。
最近、ニチイ学館がMBOに踏み切りました。売り上げ規模が3000億円近くです。株価は1500円だから時価総額は1095億円です。営業利益は100億ほどですから10年分です。
仮に…ワークマンもファストリのように、世界ブランドに成長できるとすれば…成長株を持ち続けることの「難しさ」を実感できます。儲かっている株を、長く持ち続けることは不可能に近いのです。
だからある意味で、バフェットと言う人はすごいのです。あの人が成功したお蔭で、食品株に対する市場評価が大きく変化しました。昔はPER10倍程度の評価でしたが、最近は成長株評価にPERの基準が変わっています。景気変動で大きく企業業績がぶれるトヨタのような製造業の評価は低下し、安定的な利益を提供する食品株の市場評価が大きく上がりました。
カタルは日本の冷凍産業に興味を持ち続け、ニチレイなどを好意的にレポートし続けた時期があります。グリコなんかも…株価が昔と比較して…ずいぶん高くなりました。今度は、日水(1332)なども…良いかも知れません。まぁ、カタルが機関投資家のファンドマネージャーなら、組み入れるでしょう。コーセー(4922)などと共に…買う候補になります。
またI君からワークマンに行き…話が飛びましたね。
要するに…老後の生活も、お金が掛かります。都会で高級なクラスは、入居時に…年齢によりますが、数千万円が必要で、マンションを買うのと同じような金額です。尚且つ、月額50万程度のランニングコストを求められます。これが高級なレベルでしょう。知り合いが銀座に近い、あれは月島かな? 勝どきかな? 今、調べました。サンシティー銀座EASTと言うんですね。
あの棟に、知り合いが入居して1億近く払い、毎月50万ほど掛かると言っていました。毎日、バスが銀座に行くのです。そうしてお買い物などのショッピングをして、医療体制なども整っています。聖路加も近いですし…。サイトは此方です。
だから…先ほどのレポートの意味が分かると言うものです。カタルはボケたお婆ちゃんと同居をしているので、やはり関心がありますが…毎月、50万に、1億円? つまり20年生きると…1億に、1億円が必要で、予備費を1億円とすると…ざっと3億円ものお金が必要になります。先日の金融庁の2000万円の試算に驚いていられません。だから株式投資で賢くなって利殖をしないとなりません。
今日は、若者は関係ないかも知れませんが、カタルの読者層に対応した老後の話を展開しました。でもメールを読んでいると皆さん大きな損失を抱えたようですが…、カタルの感覚は違います。
カタル自身も損を抱えていますが…昔の「失われた時代」と比べ、今の市場環境は比較にならないほど…良いのです。何しろ、これだけ株価が動くのです。この変動がある限り大丈夫です。躍動感があります。市場経済と言うのは様々な試練があり、淘汰を繰り返します。レナウンのようなゾンビ企業は、やはり淘汰されて…然るべきでしょう。
昔は、一時期、産業再生機構などを支持した時期があったかもしれませんが、やはり間違いですね。悪戯に競争に敗れた企業を、支援すべきではないのでしょう。産業の荒廃と隆盛が激しく…激突する社会構成が、今の時代に相応しいのでしょう。そうして社会の新陳代謝を促進すべきです。こう考えると…三菱UFJに拘るカタルの考え方は、間違っているのかなぁ~。まだ結論が得られません。
最近はMAGA相場をみて…いろいろ考えさせられます。 例えば此方のレポートもそうです。このベーシックインカムとMMT理論の組み合わせは、面白い考え方です。時代が大きく変革する激動期なので…カタルはいつも徳川家の崩壊と明治維新の構図を考えます。同じことでしょう。武士と言う身分制度が消えるのです。
渋沢栄一は、なかなかの人物だったらしく…藍澤彌八が世話になったと言います。この子供の吉雄さんと大御所さんは同年代でした。大御所さんは相場で負けて大阪に逃げた藍澤彌八の話を面白く語ってくれました。そして渋沢さんの勧めで、没落した大名の娘を嫁にして名誉を手にして貴族議員になります。成り上がり者は…名誉を欲するわけですね。
これは本当の話です。実話と言うのは、表面化しませんが…偉い人は色んなことを実際に体験しています。松下幸之助が、相場で損をして追証になった実話なども、本当の話です。Tさんは当時、大坂に勤務しており、実際に追証を請求したそうです。今の指導者は、やはり本物でないと駄目です。苦労を知らないと…なかなか本物の道は、歩めないのでしょう。
でもそろそろ神様…カタル君を、そちらの世界へ導いて下さい。お願いします。そんな訳で…今日は、老後の話をしました。これから会員向けのレポートを書きます。深夜のアップになる可能性がありますから、明日にでも…会員の方は、お読みください。およそ1カ月ぶりです。