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それにしてもNY株は強いですね。日本株も日銀のETF株の貸出し話が出てくるほど…相場は強くなってきました。本日は昔の友達が電話をくれ、ある株を1億円ほど買いたいと言います。ところが板が薄く、とてもじゃないが…1億円も買える状態ではありません。

お金持ちにとって、常に売り物が板に並んでないと駄目なのです。皆さんは誤解をしているようです。売り物が多い株は上がらないと思っていませんか? 逆ですよ。基本的に売り物がある株をプロは狙います。

だから企業業績が悪化して…動揺した株主が株を売るのが切っ掛けになり、相場になることが良くあります。下値で大量の売り物を拾えるのは、ある意味でチャンスなのです。

SUMCOの下値ボックス相場

大量に株を集めるためには、時間がかかります。一度、上まで株を買い…そうして手を抜くと…通常の場合は自然と株価はまた下がります。そうして株価が下がって来たら、また上まで株を買い…そのようなくり返しを、何度かして…下値圏で株を集める場合があります。だから下値ボックス相場になるのです。SUMCOは…その事例かも知れません。 

千代化の下値ボックス相場

今現在は、千代化がそのケースかもしれませんね。下値ボックスの形は、チャート上で良く出てくるケースです。

自分が大きな資金を扱ったら、どう考えるか…立場を変えて相場を眺めることは有益です。必ず、このラインから急落していたのに…何故か、今回は強いと言う場合があります。例えば…このチャートです。果たして…どうでしょう。

古河電工の日足推移

今は、この株にとっては、胸突き八丁の場面です。過去のケースでは75日線を上から下に株価がデッドクロスを形成して破る時を、切っ掛けにして…株価はこれまでは急落していました。売り乗せの急所なのでしょう。これまでのアノマリーなら、ここから…株価は更に急落します。

カタルは仕手グループの裏部隊を知っていますから、ある意味で、チャートは作られていると考えています。だから昔は良く勉強しましたが…その裏舞台の存在を知り、チャート論を勉強するのを諦めました。

でも「効率的市場仮説」が成り立つなら、必ず、株価が大きく動く前に、変化が生じますから、チャート論は有効かもしれません。どちらか…の結論は出ません。まぁ、様々な角度から見て、判断するのが一番なのでしょう。

市場には「クリスマスに株を買え」と言う諺がある程です。節税対策で投げ物が一巡するので、生まれた言葉なのでしょう。故に、ここ2日から3日の期間は、株が安ければ買っておくと良いのでしょう。昨年も25日が、多くの株は安値を付けて反発しました。この確率はかなり高いのではないかと思っています。

米国10年債の利回り推移

今のカタルの興味は、米国債金利動向にあります。現状はかなり良い景気状態と言われていますが、金利はなかなか上がりません。まもなく2%の水準を超えると思っています。それを切っ掛けにして…日本株も、大きな動きに起るのではないかと言う観測を打ち立てています。その事前観測が当たるかどうか…。此処も注目です。

個人好みの株式は、全体的に弱く感じられます。おそらくIPO市場に人気を奪われている為でしょう。新規上場株はシコリがなく、株価をコントロールしやすいからね。本日も人気上位は、みんなIPO絡みのようです。どの株もあまり伸びずに今年も終わりました。この環境下なら損をしなければ…マズマズじゃないかと思っています。だって人気になった所を買うと…大概のケースでやられています。

事前に狙いを定めじっくりやるのが一番なのでしょう。ブツブツ投資は絶対ですからね。無理をせずにのんびりやりましょうね。本日も簡単ですがこの辺で…たいぶ体調は改善してきました。でもやはり健康が一番ですから、皆様も無理をせずに、ご自愛ください。それでは…また明日。



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