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かたる:米国国債10年物の利回りが3%台に乗ったにもかかわらず、どうにか…米国の株価は保たれています。つまり…この関門を消化するのでしょう。もともと金利高が問題ではありません。急激な金利上昇は、対応が難しく…困るのでしょうが、適度のスピードでの金利上昇は時代変化を窺わせるもので、望ましい形とも言えます。

問題はスマートコミュニティーに移行する時間推移です。仮にワンタイミング、ずれると株価は大きく下がらないでしょうが…保ち合い相場になるのでしょう。効率化と物価高の綱引きでしょうが、ドル債務問題が膨らんでいる為に、資源価格がドンドン上がるかどうか…。

モルガンのレポートを紹介しましたが、すでに多くの投資家が、債券のフラット化から「景気の後退期」を意識して行動しています。だからキャタピラーのような現象が生まれるのでしょう。その様子が此方です。

キャタピラーの株価推移

日経新聞の見解が、一般的な解釈のようですが…カタルには、少し理解できない面もあります。貿易摩擦により鉄鋼製品の25%の関税引き上げで、原材料高を製品価格に転嫁できないと言いますが、一般的な資源価格は上昇を続けています。

当然、鉱物資源なんかも同じ状況でしょう。そうすれば…生産元は好業績になり、開発投資が進みますから、建設機械の需要が大きく落ちることはなく、需給バランスはタイトになりますから、値上げが通用すると言う見方が生まれないのでしょうか? 目先は…日経報道なので、株価が大陰線を演じましたが…早晩、回復するシナリオがないとは言えません。

市場には…常に、色んな見方があります。だから株価が激突するのです。

昨日のNY市場は、ボーイングの株価が上がったとか…。理由が洒落ています。未来の見透しのスケールアップを示唆したとか…。此方も貿易摩擦銘柄です。経営者の考え方が大きく違うものです。この見込みが当たるかどうか…ドル債務の問題も絡みます。

でも株価は面白いですね。これを受け円安もあり「ジャムコ」(7408)は高いのですが、朝方、強かった東邦チタンの株価が崩れて来ました。何故でしょう。カタルは、今のところは1395円から1350円まで買っています。

カタルは、まもなく1300円台では…東邦チタンの株が、買えなくなると思っているからです。故に…少し高い株価からも買い始めました。何故なら、金利が3%台に上がったように、資源価格の上昇は続く…と言う見方が一般的です。この関連銘柄は広範囲に物色されるでしょう。この路線と金融株の路線です。基本的な名目時代は物価高の高成長です。

この成長を支えるのは「スマートコミュニティー」です。世界人口は増え続け、ネット社会はグローバル化を支援し、人の移動もドンドン増えます。航空機メーカーのBAなどの株価が、大型株にも拘らず、暴騰とも言える上げ方を示すわけです。

東邦チタンの今週のチャートは陰線か…と思っていましたが…、出来高バランスからみると…意外に、大きなファンドが関与している様にも見えます。本日は、思ったより…大きく下がっています。今、1325円も買えました。ずっと持ち株が減っていましたが、またピーク時に近づいてきましたね。何処まで買えるか…。

貧乏人のカタル君は、仕方なく…上がると思う三菱UFJなども利食いしたくもなかったのですが、東邦チタンの方が、魅力的に見えるので銘柄を入れ替えています。貧乏人はこれだから困ります。5円刻みで買い下がったのが…間違いだったのかもしれません。トホホ…。

まぁ、周りの環境は…良いイメージなので、東邦チタンの株価にとっては、整合性が増しています。大切なことは、様々な事象が重なり合うかどうか…未来予測は、誰も分かりません。

例えば…東芝です。先日、車谷さんが就任され…半導体売却は、既存の方針通り…と打ち出され、株価は下がりました。しかし第一生命の存続表明や米中間の貿易戦争などが影響し、中国政府の認可が得られず、いつまでも待つわけに行きませんから、独自展開を模索し始めました。その動きを受け、株価は再び300円台に回復し始めています。

仮に半導体を残す事になれば…株価の500円は確定でしょう。場合によれば…条件さえ整えば4ケタの株価奪回も視野に入ります。4桁は、様々な条件が好転しないと駄目ですが…あり得ます。このように…未来の事象はドンドン変化します。

東邦チタンの株価が大化けして…数千円の株価になるかどうかは、今は確定されていませんが、色んな環境が追い風になっています。その一つは昨晩のNY市場ですね。そうして、ここに来ての円安です。キャタピラーは好決算でも、株価は下落…でも、同じ好決算でボーイングは上昇しました。面白いですよね。

東邦チタンの株価推移

読者は自分の頭で、周りの環境を考えて行動しましょう。まぁ、カタルの見方が正しいとは言えませんが、カタルは、まもなく…1400円以下では買えなくなると思っています。そうすると…チャートの形が好転して…25日線と75日線のGCの示現が、次の上昇ポイントになり、株価の急騰劇場が開始されるのかもしれません。まぁテクニカル面の解釈も様々です。

今はまだ「戻りの相場」ですからね。75日線を維持できるのが…強いのです。東邦チタンの75日線は1386円です。この株価が生命線になるかもしれません。25日線は4月13日の1223円から反転して上昇を開始しており、現在は1266円です。あと120円ほどです。株価によりますが…毎日7円前後上昇しているようです。しかし株価が1500円台に乗ると…一気にAからBにゴールデンクロスのポイントは早まります。

打診買いを済まされた方は、次の変化日を待って…買い乗せをする手もあります。今は難しいのです。カタルは下値の買いがあるから、平気で…このような難しい場面も、意を強く持ち買う事が出来ます。下値の買いを持っていれば、仮に高値圏の1800円台の新高値でも、更に…買い増しをする事が出来ます。でもそこで新規の買いを入れるのは、勇気が必要になります。

当たり前の事ですが…可能性が薄いとはいえ、このまま、相場がポシャることがあるかもしれません。その時は、全体が、また下がるのでしょう。東邦チタンは、久々に大物感が漂っている株です。今、一番、旬に見えます。条件が合っているのです。

カタルの意見に反対の人は、ジャンジャン空売りをすれば良いし、カタルに同調される方は、よく考えて行動しましょう。必ず、自分の力量を守りましょう。今もそうです。自分の力量を守らないから、ケネディクスはどうでしょう? …不安を抱きメールをするわけです。

何度も言っていますが、カタルは名目時代の確立を信じていますから、本日も1000株だけ…追加で買いました。本当は、もっと買い続けたいけれど…何しろ貧乏人で、あっちを買えば、こっちを売らざる得ません。だから貧乏は、本当に嫌いです。せめて…自由な売買が出来る水準まで、力量が回復する事を望んでいます。

それでは本日は、この辺で…。また明日。



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