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かたるギリシャでは急進左派連合(SYRIZA)の勝利が確実のようで、過半数を確保するかどうか…と言われています。緊縮財政に嫌気がさし、EUとの交渉が始まるのでしょう。日本での民主党政権と同じように、混乱期を連想します。だってEUは条件を飲まなくては融資を継続しませんからね。結局、何処が政権を取っても、ギリシャの苦境に変わりありません。ただEUを離脱すれば独自通貨の採用になり、対外的な財政圧迫は軽減されますね。どっちにしても大きな影響はなく、世界経済に打撃を与えるとは思っていません。一番の懸念であったイタリア国債などが、ECBの国債買い入れ国になっており、この備えの下準備が出来ています。問題はこれを口実に、更にNY市場などでポジション整理の動きが継続するかどうか…ですね。

もともとFRBのシステム変更から来る新体制への準備に市場は揺れているのです。ただECBが量的緩和に参入したことで補完機能が生まれたので、整理移行はスムーズに行くのでしょう。キューバとの関係で支持率を上げているオバマ政権の動向が問題ですね。次の焦点は、やはりTPP交渉でしょう。この行方が最も注目されます。日本のJA改革と絡み、日本の立ち位置が明らかになります。

今日の日経新聞4面に、滝田さんがレポートを掲げています。ソシエテジェネラル証券の資料を元にしているようですが、流石、株屋の資料ですね。ずいぶん楽観予想が並んでいました。未来予測が書いてあると、人間心理はそう思いますからね。だからこのような期待インフレ率を促進させる記事は、日本のムードを変えますから、是非、必要ですね。資本収支が所得収益を超えると言う、株屋にとって願ってもない時期が到来するわけです。野村証券株が、ようやく追い風を受ける時代になります。この資料では、名目値を掲げていました。

だいたい実質の伸びを、メディアが取り上げるようになったのは、何時の時代からなのでしょう。流石、詐欺師の大蔵官僚です。僕らは名目の世界で生きている訳です。誰も買い物をするときに実質の事を考えませんね。数字の値札で、物が高いとか…安いとか…人間は判断するのです。このようにメディアが名目値を取り上げると…だんだん日本も変わりますね。このレポートの通りなので、読まれておくと良いですね。滝田さんが言うとおり、春の賃上げがどうなるか…なのです。トヨタの出番が待ち望まれます。

さてカタルの妄想は見事に外れ、次は春になりますが…、最近ケネディクスの評価を変え始めています。以前は、減らない信用買い残を見てヘッジファンドの演出か…と思っていましたが、ハロウィンの緩和のチャンスを活かさず、結局、ポジション整理を優先させたようですね。基本的にオバマの清貧思想が、金融界を覆っている訳です。日本のケースを見ても分かりますが…このような枠組みの変更と言うのは、非常に時間を要するのですね。結局、最近はバブル崩壊の象徴的な存在である「りそな」が、一つのバロメーターに思えてきましたね。1989年から永遠と…、システム転換が続いている訳です。やはり救うべきではなかったのですが…日本村論理は、調和を重んじますからね。

もう一つ感じるのは、投資のプロのレベルが下がったことですね。長かったデフレ環境の為に、技術の伝承と言うか…カタルのような証券マンが、昔は株屋にはゴロゴロいましたが、今は株を理解できる証券マンは居なくなったという事です。僕らは自らの失敗を通じて色んなことを学んできました。カタルのレポートを長く読んでいれば分かります。まさに失敗の歴史のようなものです。手掛けて、倒産した会社は山の様にありますね。でも最近思うのです。結局、政策だな…と感じますね。今日の新聞のソシエテの資料でもわかるように…「失われた時代」下での基本は、空売りだったわけです。でも非常に緩やかですが…ようやく日本の復活を感じられるようになってきたのですね。

今は、黒田さんは批判の嵐に居ますが、きっと歴史に名を残す名総裁に、将来は名前を挙げられるでしょう。「迷」じゃないよ。異次元緩和の時、三井住友銀行は国債を大きくポジションから外しました。しかし三菱UFJは動きませんでしたね。でも金利裁定は、そろそろ始まる気運です。あらゆるデータが、その事を示唆しています。メディアの馬鹿が黒田批判を続ければいいのです。僕らは背景に流れている時代の流れをしっかり見極め行動すれば、時間はかかりますが、大きく儲けられるでしょう。この資本取引による収益と言うのは、時間の辛抱ですね。貧乏人は、なかなか…駄目なのです。直ぐに目先の欲に浮かれます。

やはりどう考えても、みずほ株は500円評価だよね。借り入れを起こし「みずほ株」に投資すれば、無限の利益を得られます。信用力のある機関投資家が、どうしてそのような金利裁定を実施しないのか? 僕には、サッパリ理解できませんね。デフレ脱却相場は、やはり何か…スター株的な指導役、引率者が市場には必要ですね。出来れば…素質のあるケネディクスが抜擢されてもらいたいと思っていますが…果たして大規模ファンドの仕掛け人は存在するのかどうか…。今年は、やはりここが焦点ですね。昔は…「節分天井、彼岸底」と言ったものですが…ここ2年、この格言は外れています。今年は昨年の年末高も無かったですからね。一昨年はそれでも眉唾でしたが、新興御三家相場があったのです。でも今年は…それさえなかったのです。何処で潮目が変わるのか…。しっかり観察を続けないとなりませんね。

やはり仕掛け人の存在が大切なのですね。でも素質のある株は限られているのです。いろんな銘柄に、仕掛け人は存在しているのですよ。小野薬やJVCKW、更にNSWに、その内人気になるでしょうが、合同製鉄などにも仕掛けが見られます。でも…ね。仕掛け先に素質がなくては無駄になります。理由があって仕掛けるのでしょうが…所詮、やはり時代の流れなのですね。時代的な背景があり、潜在成長率の高い企業でないと…折角、仕掛けも、その仕掛けは、成功しません。所詮は、チョボチョボ程度の相場で終わるのです。僕に大量の資金があれば…と、よく考えますね。良い相場を作れるのに…と。早く金持ちに成りたいね。それでは、また明日。



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