本日も「日経新聞」から行きますか…。一面の中国の「外貨準備の減少」と「為替の推移」は、中国でお金持ちの「資産逃避」が起きているのでしょう。最近、香港では、滅多に…出ない不動産の売り物件が増えている現象とも繋がっています。20億円~100億円クラスの不動産を買える人は、基本的にお金など必要のない人です。そのクラスの売り物がこれほど出ているのは、間違いなく「習近平」体制への不安を物語っています。
ウクライナとロシアの紛争から、最近はイスラエルとハマスの戦いのガサに、報道の舞台が移り、地上戦が行われています。イスラエルの本気度が分かりますが、この後、イランがどう動くのか? 米国はそれを「牽制」をしています。だから中国との会談も進んでいます。あっちもこっちも…対処が出来ませんからね。
同時に…経済の不調が続く中国で李克強前首相の突然死は、暴動への発展が在るのか…どうか。此方の報道を観ると、過去には、周恩来の死や胡耀邦の死去が「切っ掛け」で「民主化運動」の火種になっています。中国人民の不満度が、どの程度なのか? その試金石にも見えます。
グローバル化の進展が、中国などの「BRICs」の成長に繋がり…米国第一主義、ブレグジットと…揺り戻し現象が続き、習近平は明らかに米国を意識して強硬策を用いています。「戦狼外交」などは既に方針転換をしていますが、良い事例です。「共同冨裕」も改革路線から観れば…民衆受けは良いのですが、人間の本質を考えると上手く行かないでしょう。
価値観とは、他人との比較です。
「妬み」と言う気持ちは、誰にでもあります。その気持ちは他人との比較で生まれます。最近は中国や韓国のドラマとか、時代劇など…その内容を観ると、みんな「権力闘争」のような「他人より有利な地位」を築きたいとする「欲望」に見えます。この気持ちが、上手く働けば…競争心を刺激して「切磋琢磨」で成長を続けますが、泥沼化することもあります。
相場を考える上での「時代観察」は大切なのです。
皆さんは、あまりに狭い世界で物事を判断しています。人生は「塞翁が馬」と言いますが、世の中は、どう転ぶか分かりません。そんな事を事前に予想しろ!と言う「無理難題」を言うバカが多いのです。未来など…誰も分かりません。だから株価がどちらに振れようが…事前対処が大切なのです。
故に、その手法の一つである「ブツブツ投資」は非常に優れています。今は株価が安値圏になっていますから、多くの人は、自分の買値より、市場価格の株価が下がっています。この修正を試みるのが「薄利多売買」の手法です。
カタルは会員向けの実践レポートで、実際の売買事例を、何度か…公表しました。BASEの株価は一貫して下がって来て、今は「横ばい圏」ですが…そんな株価波動でも、実際の売買は利益を上げる事が出来ます。その事例を公表しています。そうして…常に自分の買値を市場価格に合わせる努力をする手法です。
この「薄利多売買」なんか…優れた手法なのですが…本当の意味での株式投資ではありません。やはり「雪だるま投資」が、株式投資の「王道」でしょう。今年は…何度か…カタル自身で「切り替え」を試みていますが、いずれも…上手く行っていません。失敗なのです。
まだ「時代の流れ」が定着せずにいるのでしょう。業績を発表した「ルネサスエレク」(6723)はM&Aの効果で海外の利益により良い数字でしたが、事前に株価が買われていた為に、目先は、やはり…売られました。株価位置の高い株を買う場合は注意が必要です。
カタルはこう述べていました。
あの5月に買われた指数相場は、再び「循環買い」に移行すると…何度も下値を買って、その度に「薄利多売買」で…多少の利益の積み重ねをしましたが、今は取引を継続していません。とうとう200日線ラインまで追い込まれてきました。強い相場なら25日線、次は75日線、そうして200日線ですが…ここまでは分岐点です。
これ以上、下がり続けるなら…一旦は、諦めるしかないのでしょう。カタルは今でも「時間の経過」で…この株価は「復活する」と思っています。理由は、自動車の半導体の搭載率が大きく増えるからです。ただ世界競争に勝てる、どうか…は微妙です。やはりドイツ企業は強いのです。
昨日と一昨日に…米国の7つのテック株が指数を支えてきた話をしてきました。
これはグローバル化の進展により、プラットホームの価値が大きく上がったのです。最近は言葉の壁が消えてきました。英語が出来ない馬鹿カタルでも、ある程度は分かるようになってきたために…今年に入ってからですが、米国株の観察時間を増やして対処を始めています。
普通なら、「日本の景気対策」が株価に影響を与えるはずですが…海外勢の先物動向に右往左往します。彼らは「アクティブ」な動きをします。
でも「三菱UFJ」(8306)の株価推移は、「名目時代の定着」を示す値動きです。事実、物価が上がり始めて…日銀は、もう直ぐ政策転換でしょう。故に金利は上限とした1%に近づいています。
カタルは何度も…何度も…これからの時代は「年金族」から「働く若者」への所得移転が進むと述べています。年金額も物価にスライドしますが…賃金の上昇がもっと大きくなります。つまり物価が上がるのです。
そこで…実質値と名目値の違いと株式投資の事例である良いグラフを発見しました。これはJPモルガンのCMの資料ですが、良い資料です。株式投資が、如何に素晴らしいか?その事を物語っており、「野村証券」の株価が上がることを示しています。
資産投資の基本は「土地」(不動産)と「株」です。故に銀行・証券・不動産の3点セットへの投資が欠かせません。この流れは「日本独自」の時代の流れです。景気循環にも、色々あるのですが、その事を理解してない人が多いのです。日本だけが「実質の世界」から「名目の世界」に転換する流れが在るのです。
そうして…米国の7つのテック株は、時代革新の流れです。産業革命を超える時代革新が進展しているのです。AI革命は有名ですが、自動運転なども…基本的に時代革新の流れです。キャノンの監視カメラは、スーパーなどの自動会計システムにも繋がるし…中国やロンドンを観ると分かりますが、監視カメラは犯罪を防ぎ、時代と共に増え続けます。
一番、肝心な事は「大きな時代の流れ」に身を委ね…あとはテクニカルの話です。
世の中の報道は、コントロールされていると考えて…間違いありません。偶然に起こった事件のニュースではないのでしょう。我々の心、関心はコントロールされており…その範疇で動くのです。最近のウクライナの報道は減り…イスラエルに移っていますが、米国の軍事産業は巨大市場ですからね。米中対立の一環で…動いている可能性もあります。兵器の近代化です。
カタルは「市場の整合性」を重視しており、時代は一つの潮流を、産み出していると思っています。お金は、その流れに沿って動くのです。
「コロナ」と言う…「パンデミック」は、人類の考え方に大きな影響を与え…様々な発展を遂げています。半導体不足は「覇権争い」の要になりました。だから「レーザーテック」の人気が長く続いています。このサプライチェーン問題が「切っ掛け」に、日本も国内回帰が加速し始めて、ようやく…需給バランスが改善し始めています。ここに団塊の世代が続々…要介護者に転落して、時代の進展が加速します。
AI革命が進展すると、多くの雇用が失われるはずですが…その前に人手不足に変わったピークを迎えているのでしょう。面白い現象です。
でも、何れ…レジ打ちおばさんは消え、今は不足して…物流危機が盛んに問われています。だから自動運転化が加速して…良い筈です。日本は「失われた時代」下で、長く設備投資をしていません。その間に製造装置などは大きな変化を遂げています。一気に「高効率化」が進む原動力になると思っています。だから工作機械の株価を追っています。
でも今はDMG森精機とファナック(紫のライン)の株価比較をすると面白い現象です。ファナックのNC装置は世界一と言われていましたが、技術革新に胡坐をかいたのでしょうか? それとも「プリファードネットワークス」との協業が、これから実るのかどうか…興味があります。たかが「中国の減速」で…既に、良識ある経営者は中国事業を独立させています。
でも日本の経営者は大きく遅れています。日経新聞が書かないから駄目なのです。
そう言えば…忘れていました。「アップル」の下げと共に…「ラッセル2000」の指数が新安値なのです。
流石に…この金利高の影響を受けています。危ないのです。FRBのパウエルはインフレの初動を見間違い…一度、「失格者」の烙印を押されています。今は既に、景気後退の兆候は至る所で起きていますが、目先の労働指標などを重視し過ぎているように感じています。米国の7つの銘柄、新時代の革命主導のテック株に誘導された指数ばかり見ていると…実際の現実を見逃します。株価は正直です。
ようやく大きな「戻り相場」の調整が終わっている水準まで…調整の終盤になっていますが、限度を超えると…一気に決壊します。
川の堤防や、ダムのようなものです。危ない危機ラインになって来たのでしょう。でもいつもそうですが…このような「ピンチ」の場面が、買い場になるのです。既に11月の利上げはありません。次もないと思っています。もう金利の引き上げは終わっている?
何故なら、市場は9月から、ずっと…利上げのような相場になっています。1%近く、実際の市場金利は上昇しており…やはりカタルは来年の「何処か」で、この「行き過ぎた動向」が修正されると思っています。その時間が刻々と…迫っていると言う考え方です。
でもカタルはずっと前から、同じことを言い続けていますが、なかなか…その変化が訪れません。この9月からの金利上昇が全く読めてなかったのです。
故に全ての相場観が歪んでおり、間違った投資行動が損失の拡大になっています。でも「空売り」をしないからね。あの時に2万円を超えた「アドバンテスト」(6857)を空売りする戦略が、一番、正しかったのでしょう。あれは5月から始まって7月がピークでした。
ただ面白いのは、「ルネサスエレク」は200日線を割れましたが…「アドバン」はまだ割れていないのです。何故でしょう。
米国のラッセル2000の続きですが、ARKKの株価も似た展開です。彼女は「テスラ」には強気でしたが、このテック株相場に上手く乗っておらず…折角、持っていた「エヌビディア」などを、相場になる前に売っています。新興株の株価位置を観ると分かりますが…今も低迷を続けています。「底這い」なのです。
ここではBASEを観ると分かります。同じことです。
メルカリでも構いませんが…拡大戦略から「利益率」に拘る戦略にすべきなのです。つまり「フリーキャッシュフロー」が大切なのです。でも鶴岡君は劣っています。その点、「ジェイドG」の田中君は「自社株買い」をするような…先行組です。つまり分岐点が来るなら、あっと言う間に…この「高値ボックス圏」を抜け出す「エリート」企業なのでしょう。如何に米国の金利動向が、大切か…分かります。
時代が変化するスピードを、様々な現象を観て考えているのです。
今日は「市場の整合性」の進化版と言うか…その視点でイスラエルとハマスの戦い、中国の減速からの社会現象など…全ての事象が、株価に繋がっている話をしています。ポイントを押さえて置けば…株式市場の見所が分かります。
景気循環にも様々なものが流れています。株価だけを観ていると…「無知の涙」を味わう失敗を犯しますが、事前の対処を急ぎましょう。大切な事は、自分の「力量の把握」です。自分の性格や資金量を始め、色んな条件により…その投資行動は変わります。人により「時間軸の把握」は、違うのです。
その時間軸を測る一つの基準は「株価位置」であり…200日線の「傾き」度合いや。乖離度合いです。カタルは、皆さんに「良識ある行動」を求めています。その為には、時代観察する「ユトリ」が必要なのです。確りした「基礎知識」を備えて、ノンビリ…やりましょうね。それでは…また明日。