先ずは…この2日間の米国株式の動向を観ての感想を…
金曜日は雇用統計を受けて「利上げの確率」が上がり、「売り崩し」の売りも観られたのですが…「ショートカバー」(空売りの買い戻し)と思われる…買い物で、逆に…高くなりました。通常は「売り仕掛け」のポイントです。これが「空振り」です。
そうして昨晩のNY市場は驚きました。
内心、この動きを期待していましたが、その「心の期待」に応え…常識では、中東情勢を受けて、原油高になりインフレの過熱、更にイランの関与まで噂され…株のようなリスク資産は売られるのですが…逆に、株価は高くなっています。ある意味で…驚きました。
今回は「小競り合い」とは…違い、死者数も多く、この後、イスラエルは大規模な報復に出ますから、新たな紛争です。インフレ終盤、つまり利上げ終盤の時に、また…「不確定要素」が増えています。これに加え…中国とフィリピンの関係もギクシャクしています。誰もが分かる「株安要因」にも拘わらず…しかし、実際の株価は高くなりました。
この意味は重要です。
それも一日ではなく…2日連続です。カタルはこの動きを観て…一連の「調整波動」が終わった確率が、かなり上がったと思っています。もう米国株の「下値の心配」が消えるのです。アップル(AAPL)が安値を切った時は、少し…驚きました。でも実際は「170ドル割れは、やはり…固いんだなぁ~」と…確認させられたようなものです。
でも買う側はこのような心理ですが、「空売り」している人たちにとって、絶好の「買い戻しの場面」が、2度も続けて…起きています。
基本的に「株価位置」により、選択される材料の内容と言うか…「解釈は変わる」と思ってください。よく「雇用統計」が増えると…まだ景気は強くインフレ懸念が残るから、金利は上がり株価は下がると言う解釈の仕方と…ここまで金利を上げても、米国経済は強く…リセッション(景気後退)はないとする「ソフトランディング説」を言われます。同じ材料でも立場によりその解釈が変わります。
この違いは、基本的に市場をリードする「戦略家の思惑」により変わるのでしょう。つまり米国株は調整終盤ですが、この二つの現象を観て、株高に動いたから…今度は調整波動が終わって…別の世界に入る…「ギャチェンジ」の時間帯になって来たのでしょう。
カタルは長年の経験で「株価位置」が材料を選択すると思っています。基本的に株価は高くても、安くても良いのです。上手に世間を騙して…お金を拾える場所が市場なのでしょう。多くのエリートが競う場です。
金融経済が、世界のパワーバランスを支配するのです。
この2日間の株価動向を観て…米国株の調整波動も終わり、日本株もリバランスからの修正が終わり、新しい世界に向かって…「株高の方向性」の基本戦略が、やはり正しいのでしょう。そもそも…不可解な「日本株安」でした。海外投資家は、先物主導で日本株を売っていました。もともと…海外投資家は、日本株をそんなに「持ってない」のです。だから先物主導で動きます。
ドルから観た日経平均株価の動きがありますが、この株価位置から更に下がるようには見えません。しかも此方の記事にあるように…米国株と日本株のPER比較を観ても、日本株は此処からなのでしょう。カタルの基本戦略は「正しい」と思っています。
今回の教訓として…配当金も増えて来たので、3月と9月の「リバランス」に警戒をすべきだと言う「教訓」を得ました。海外投資家は税金の関係で…配当付きの株を売って、先物を買うのでしょう。
まだ…日本人は「資産投資」を始めた人は、ごく少数派です。
その他、大勢は、まだ「株は恐い」と言う感覚なのでしょう。何れ、割安株投信のETFなど…アクティブ型ETFが主流になって…市場を動かす日も来るのでしょう。僕らは、長かった「失われた時代」を乗り越えて…ようやく新しい時代の入り口に来ました。
2013年春に(日銀の大規模金融緩和)…今の感覚になるのが「普通の国」の国民です。しかし日本は長かった「清貧思想」の拡散により…国民全体が委縮して、「石橋を叩いても渡らない」資産投資への橋を、ようやく渡り始めたのでしょう。
この目安が2013年春に付けた…「野村証券」の株価980円なのでしょう。
この株価を奪回することから、日本の新しい…「行動をする社会」が始まります。清貧思想が蔓延する実質経済から、未来に「希望」を抱いて歩む…名目経済の分岐点が、野村証券の980円だと…カタルは勝手に思っています。そこからが…本当の戦いです。
いや…ラッキーです。寄り前から注文を出していた野村証券の4000株の600円が買えていました。今、買えないだろうから…別口座で2000株を買ったついでに、605円まで、その4000株の買い指値を上げようと思って、口座を開いたら、既に600円での約定です。こんなこともあるんですね。
他に「ジェイドG」(3558)を買っていますが、なかなか買えません。今、1570円の残りが買えました。ついでに「BASE」(4477)も275円で買っています。
一旦、ガラ(暴落)を予想して…外した株を「再構築」です。ただ…皆さんは無理をせずに時間を置いてから買いましょう。通常、1か月程度…下値圏での「保ち合い」場面を経てから株価上昇に到ります。ショートカバーの段階では、まだ株価は不安定なのです。先ずは空売りの買い戻しをして…様子を見てから「買い出動です」
時間の経過を待てば…より有利で「正しい情報」が手にでき、それを元の判断が出来ます。故に、市場には昔から…「売りは早かれ、買いは遅かれ」と言う諺があります。
買うときは慌てずにノンビリやるべきです。まして…この程度の僅かな調整でも追証になった馬鹿カタルのような行動は、厳禁です。カタルは、もともと…馬鹿ですからね。だからいつまでも…「貧乏人のまま」なのです。
当初、証券業を選択したのは、お金の流れを把握できるなら、お金持ちに成って…生活に困らないと思ったのです。しかし現実は「真坂、魔坂、まさか」の連続です。人生は奇怪です。何度か…もう大丈夫…やっと生活苦から、脱出をできると思ったのですが…ITバブルでヤラレ、リーマンショックでヤラレ、今回は3回目の挑戦ですが、未だに「四苦八苦」しています。
カタルの見解が正しいなら、とっくに…こんなレポート屋はせずに「あちら側の世界」です。ノンビリ…と犬ころを連れて「魚釣り」なのです。ところが…年金をもらうようになってもまだ「あくせく」と…こうやって都会の小さなマンションの一角でキーボードを叩いているなんて…。まぁ、トホホの人生です。嫌いではないから、やれますが…でも神様、「残り少ない人生は」ノンビリ過ごしたいものです。
読者の皆さんは、カタルが集めた「情報のエキス」を観ていますが、この程度のレポートでも…大変な量の「色んな情報」を観てないと、ここまで…書けないのです。カタルは御承知のように3流大の馬鹿です。英語も数学も苦手なのに…戦っている相手は一度、聞いたら絶対に忘れない「優秀な連中」です。その連中を相手に、過酷な戦いを「素手」で挑んでいます。何の武器もないのです。
無限に近い資金量があるなら、絶対に負けません。カタル自身が、相場を構築できます。しかし僅かな資金では、たかが知れています。それでも…無謀な挑戦ですが、何とか、底から「這いあがる」のです。不屈の精神です。
叩かれても、叩かれても…立ち上がり、そうしてまた挑戦です。まぁ、持っている武器は、この「精神力」しかないですからね。ここで諦めて、なるものか…34年、年が明けると35年間の「悲哀の人生」です。先ずは…希望の道への「一里塚」の奪回です。
野村証券株の980円の奪回が、日経平均株価38915円の奪回の道標(みちしるべ)になります。ようやく…その道を歩める喜びを一緒に感じましょう。先ずは100株で良いのです。良いですか…僕らは評論家様の「机上論」では、ありません。僕らは実際に行動をする実践家の「本物の投資家」を目指すのです。
本物が育つ社会を、共に…創りましょうね。偽物国家、日本からの離脱です。それでは…また明日。「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば…人は動かじ」