相場付を観ていると…やはり個人投資は、あまり儲かってないように感じています。この理由は「此処から本番」と言う時に、株価が「腰折れ」をするからです。代表事例は、最近の「メルカリ」(4385)です。好業績で良い銘柄ですが、「仕掛け人」が入っているのでしょうが、こいつ等も自分達が逃げようとする「付和雷同組」か…、あるいは「お船の相場」です。
お船の相場も当初はチンタラ…チンタラ動いており、カタル向きではありませんでした。儲かることは、儲かったのですが、個人の心が、動くような株価の上昇ではありません。これはカタルが長く観ている銘柄です。
このチャート当初、昨年の10月の話ですが…「清水の舞台から飛び降りる」覚悟を持って、2000円割れを覚悟して「a」の場面で2080円、2090円、2100円で200株ずつ…株を買ったのです。本日も…似たような感覚で「ジェイドG」(3558)を1830円、1820円で少しですが…買っています。当然、1800円も1790円も1780円も、「買い指値」が入っています。でも危ういカタルです。何しろ…持ち株が大きく膨らんで来ました。どうなることやら…。
その後、「川船」(9107)の株価は上がりましたが、時間をかけての「チンタラ」相場で株価は上がり、しかも、ご丁寧に「高値保ち合いの横ばい波動」を経ての…「更なる上昇局面」です。
動きが変わった「d」の場面で僕らは参加しましたね。先ずは、高値の大引け3740円を買って…その後の下げを100円刻みで、追加を3本買ったのです。100株ずつですよ。合計で400株です。何しろ…貧乏人ですから、いつもピリピリしています。
それに…この当時は「割安株」なのは分かっていましたが「過去の利益」を買う相場との認識ですから、この相場は間違っていると思っていますから、直ぐに売りました。でも8万円ほど…利益を上げているようです。たぶん今の相場は、こういう…「感覚」なのでしょう。期待する程、株価は上がりませんが、いつの間にか…株価は上昇しているお船のパターンの相場のような気がしています。
この理由は、昨日の日経新聞の夕刊です。此方が全てを語っています。
NHKなんか聞いていると…プロジュサーがまるで経済を知らない馬鹿レベルに見えます。インタビューをする先も、実質経済の馬鹿野郎の話を届けています。ニュースと言うのは、報道の仕方で…受け取る側の印象は、まるで変わります。
その点、昨日のWBSの滝田さんは、やはりマズマズです。彼は「名目数字」を持ち出しており、キャスターの大江さんも、我々は「名目の世界」で生きている…との発言がありました。
今はまだ…時代が、実質経済から名目経済に変わる「過渡期」なのです。「黎明期」だから…メディアも理解してない報道があり、扱いが「交錯している」のでしょう。相場もその様相を表しています。だから…株価は上がるには、上がっているのですが、ゆったりした動きです。ですが、「三菱UFJ」(8306)の株価も…「日本製鉄」(5401)も、株価は「右肩上がり」の上昇を続けています。
皆さんは、もう観てないでしょうが…お正月に僕らが手掛けた「ナ・デックス」(7435)なんかも…緩やかな株価上昇を続けています。同じ割安株投資ですね。これが今の「全体像」の相場です。
少しGDPについて解説をしないと駄目かな?
先ずは、この表の名目数字を観てください。年率で「二桁成長」の12%です。これは「凄い」ことなのです。しかも…実質成長も1.5%ですから年率6%ですよ。この数字は中国を凌駕する可能性があるのです。しかも名目も実質も「プラス」ですから、日本経済はようやく水面下から顔を出したのです。
ここで…賃金の名目値はプラスですが、実質はマイナスでしたね。ここまで…改善しないと…本物とは言えません。しかし米国は、名目も実質賃金もプラス圏ですから…完全にインフレを克服して「新時代」に入っている可能性が高いのです。
だから「ドル」の通貨が強く…アルゼンチン、ロシア、中国の 通貨は最安値圏です。これは米中対立を受けた米国の国家戦略ですよ。日本は「東西冷戦」の頃と、同じように、今は米中対立の最中ですから、米国の庇護の下で…新しい成長期に突入したのでしょう。
この辺りの基本的な部分の認識が、NHKの紹介している…どっかのアナリスト様は、まるで分かっていません。だから輸出の話をして「一時的なフロック」のGDP成長との認識を国民に与えます。景気は人間の意識の感情です。メディアの報道次第で方向性は変化をします。
確かに「半導体の供給不足」問題が消えて、コロナ禍の積み上がった受注の消化のために、車の生産が戻り…この輸出で日本は輸出が大きく回復してGDPが上がったのですから…嘘ではありませんが、スポットを充てる焦点が違います。故に、株価もチンタラ相場が続くのです。でも…まだ分かりませんが…、「ルネサスエレク」(6723)の調整期間次第で相場全体も変化します。「アドバン」(6857)ではないでしょう。
良いですか…基本は、米国の「力強さ」インフレを克服して…新しい世界、つまりAIの世界に突入した可能性があります。だから車の自動運転は当たり前…繋がる車に特化しつつある…ルネサスの半導体は飛び抜けたシェアを取る可能性があります。
柴田社長はなかなかですね。最近のM&Aは、その方向性を示しています。要するに経営者の資質です。だからジェイドGの田中君を、応援すれば…必ず、共に栄えられるのでしょう。だってオンワードに、伊藤忠からのEC企業の買収です。小さな会社が「大企業合」相手に交渉できる器の人間です。しかも、ここが肝心ですが…この時期に1億円の自社株買いに続き5億円の自社株買いです。
だから本日、期日が到来した藤澤さんに失望したのです。彼は楽天の三木谷に似てきましたね。昔は違った印象を持っていたんですが…サイバーエージェントの藤田さんも、好きな奴ですが…最近は、趣味の「馬」に夢中のようです。企業家のラインから外れています。テスラのイーロンマスクは、自分に厳しいのでしょう。だからあんなスピードでやれるのでしょう。凄いね。同じ人間なのに…。
でもこちらの報道は、あまり知られてないでしょう。
「ウェルズ・ファーゴ、米8大都市圏の住宅購入者に頭金1万ドル支援 米大都市圏で住宅を購入する場合の一般的な頭金は、2023年4-6月期の一戸建て住宅価格の中央値に基づくと8万0250ドル(約1160万円)となっている。 米国の住宅購入者が高い住宅ローン金利と住宅価格の上昇に悩む中、金融サービス大手ウェルズ・ファーゴは8都市に住む人々を対象に、頭金の支援として1万ドルを補助する。
同社は10日、8大都市圏の特定の地域に現在住んでいるか、こうした地域の住宅購入者で所得条件を満たす人に助成金を提供すると発表した。 またこの助成金の対象となるのは、物件購入者がウェルズ・ファーゴの固定金利住宅ローンを利用し、購入物件を購入者の主な住居として使用する場合に限られる。 対象地域は、ミネソタ州ミネアポリス・セントポール・ブルーミントン地域、テキサス州ダラス・フォートワース・アーリントン地域など。」
との報道があります。こんな話はあまり聞いたことがありません。これを、どう市場の解釈に繋げるか…。「市場の整合性」と言うのは、様々な個所にアンテナを張って…何故、そんな現象が生まれるのか? その背景を考えて株価に結び付けて行きます。
ひょっとしたら大切な事かも知れません。カタルも分からないのです。まだQTが進行しているから…完全な反転が見えず、未来に不安が残っているのですね。それ程「M2の増減」は、カタルにとって「トラウマ」なのです。
本来なら、そろそろ日本株市場も…三菱UFJや日本製鉄の動きから、「横に広がった」展開が始まる筈です。だから意外感のある「BASE」(4477)の仕手相場か本当は「大阪チタン」(5726)でしょうが…。全体が弱いので、そのクラスが無理なら…小型現物株の「ジェイドG」なら売り物が読めます。カタルが仕掛け筋なら、やるけれど…ラッセルをする人間は、なかなか育ちません。みんな口だけの付和雷同組です。
日本の戦後の復興を支えたのは、ダイエーの中内さんのような…部隊が全滅して自分だけが生き残ったのです。あるいは特攻隊崩れのような、死をも恐れない…「がむしゃら」に行動する人間が、日本を引っ張って、奇跡の復興に繋がりました。当然、この行動を米国が支えました。あの頃は「赤」(共産党)が巷に、蔓延っており…日本も共産化の道を歩む可能性もあったほどです。
歴史を知らない馬鹿が多過ぎます。政治家もメディアの人間も、官僚も…何故、関東軍の暴走(辻 政信)を防げなかったのでしょう。ノモハンの話は、司馬遼太郎などが良くしていました。今回の失われた時代も、同じような失敗です。戦争は期間が短く被害は甚大です。でもこの失われた時代も同じようなものですね。悲しいことです。
まぁそれぞれが、「自分が信じる道」を歩めば良いのでしょう。
成功も失敗も「楽しむ」のが人生でしょう。株式市場は楽しいです。本日は米国株の影響もあるのでしょうが…日本株は意外に強い筈です。だってGDP統計を観れば12%成長です。これで株価が下がる筈がありません。ただ34年間の空白が、人の心を荒廃させました。本日は期日の来たJトラストは4000株を現引きして、そうして1000株だけクロスをしました。
この理由は、取引をしている野村証券の「仕組み」が、法律通りではなく保守的なルールの為に全部現引きできるのに…時間が掛かるのです。カタルが知らなかったのです。証券会社も、それぞれ…ルールが違います。1800円のジェイドも買えるのかどうか…。全体市況は340円安です。僅かな売り物でも、買う奴が居なければ…ダメですからね。ラッセルする人間がなかなか育ちません。困った日本です。昨日に続き…また「一人旅」かな?
原稿を読み返していたら、あら大変です。今ほど…1760円から1770円で5000株ほど、パラパラ…と株を買いました。トホホ…まったく、ここまでは「想定外」なのです。なかなか上手く行きませんね。それでは…また明日。