世界秩序の変化

米国株を観て「不安」に思う人は、多いのでしょう。でもカタル自身は、年初に特集を組んだ時点で「米国株は高い」と思っていましたが、あまり心配はしていません。ある程度の調整で事足りると思っています。

この住宅ローンの金利7%近い…数字を超える「資産上昇」を続けられるのかどうか…。移民政策の「労働者不足」を、ロボットや機械化、あるいはソフト面で補えるかどうか…。特にAIの活用が進むことで…多くの業種で「職に対する考え方」を変える…革命が起きます。

例えば医療です。昔は「風邪」と言う解釈で、「総括り」されていましたが、最近は試薬の普及で、簡単に「細菌」(ウィルス)の特定が出来ますから、的確な投薬治療が実施されます。このように…医療の「DX化」が進む「遺伝子解析」が一気に進み…どのタイプの患者に、どの制癌剤が、効果的か…分かります。今までは、先ずは確率の高い投薬をして…結果を見ていました。ハッキリ言ったら「試行錯誤」です。だから、無駄な「時間とお金」がかかりました。

でもマイナンバー制度の普及により、患者の遺伝子データと投薬が結びつき、膨大なデータの蓄積から「的確な」投薬が可能になります。データが集まれば、適切な治療が出来ます。AIが治療を選択します。

「エムスリー」(2413)の 週足

だから「エムスリー」(2413)の将来性は、非常に大きいのです。「理想買い」で1万円を付けるのですが、此処から「現実買い」を迎え…その株価に見合う業績になりますから、今度は一株利益が100円、200円となるのでしょう。

教育現場では、人が足りませんが…ITを利用してパソコンやタブレットの利用が急がれます。バラバラの力量の下手な授業より、一流の講師に解説させて、現場の先生は、その知識の補完程度で済みます。むしろ…授業(勉強)より、精神面のケアは現場でないと出来ません。SNS時代を迎え…カタルでも、ヤフーの掲示板で繰り返し…叩かれると、「いい加減にしろ!」となります。心の脆い…中学生や高校生には、ある意味で危険でもあります。

だから「国で規制をする」ところも出てきています。この問題も難しいですね。本来、あるべき姿は、どんな「誹謗中傷」を受けても…耐えられる構造が、望ましいのでしょうが、相手が見えない場合の対処は、難しいですからね。ある意味で「匿名性」があるからです。本人を前に、批判は出来ません。架空空間と現実の使い分けが難しい。嘘か真実か…入り混じった世界です。

まぁメディアは一定の「タガ」があるのですが、それでも、言葉の響きは「微妙な反応」を産みます。「政策活動費」なら、必要なお金になりますが…「裏金」となると、何か賄賂や犯罪のような響きになります。カタルは、この商売と言うか、レポートを書くようになり「言葉の選択」に、戸惑う事が良く在ります。その度に、後で微妙に「修正」などをします。お金って、色が尽きますからね。価値のあるお金の使い方は、難しいものです。援助を考えると分かります。お金を上げても意味がありません。本人たちが、「自立できる支援」が必要になります。

さて株の話をしましょう。

一般的に良識のある投資家は「資産家のスティーブ・コーエン氏は、米経済が今年下期に成長ペースを落とす可能性が高いとみている。」と言う報道になります。

皆さんはこの情報が「最新だろう」と思っているかもしれませんが、実際は違います。この報道は2月22日になっています。しかしカタルのような馬鹿でも、年初に米国株の水準を調べたのです。つまり年末年始の前に、この動きを察知しています。もともと…「損をしない投資」と謳って、新しい口座を作るまでに、2週間程度は必要になります。そうしてお金を入金して「株」を買います。12月の初めに「エムスリー」を買っていたのです。この時点で、既に、ある意味で…「株式相場は危ない」と思っていたのでしょう。

だから「アーク投信」のキャシーウッド氏も、最近は「ハイテク」を売り「バイオ」の選択です。この意味が、分からないと駄目です。もともと医薬品などのセクターは食品と同じ…「ディフェンシブ・ストック」と言われる保守的な業種です。

バフェットも食品は売っていません。ハイテクのアップルやS&P500などの指数株です。考え方の根底にあるのは、同じことなのです。カタルが「新興株」を選択している理由は、その多くが3年以上も調整を続けています。しかも金利が下がると、株は上がる可能性が高くなります。だから、前からこの金利水準に、米国と言えども…「耐えられない」と思っていました。

しかし…「エヌビディア」から「兆円」単位のAI革命の設備投資です。

この金額の意味を誰も考えません。「進化」と言うのは早めることができます。お金を掛けて研究する人間を増やせば、一気に「革新的な変化」が生まれるのです。だから「シンギュラリティ」と言う…産業革命を超える「AI革命の変革期」の可能性が在ります。

「エレクトロン」(8035) の日足

最近の投資額を観れば「エレクトロン」(8035)が復活する可能性もあるのです。昨年の相場は、高いと思っていました。しかし…カタルが株を買った晩夏から秋にかけて「割高感」は徐々に消えています。金曜日も、株価が高かったですね。「レーザーテック」(6920)は一貫して…調整を続け、PERが100倍を超えていたのに…今では通常の株価評価の19倍から17倍台です。分かりますか? この可能性も残っています。

一概にハイテク株が、高いわけではありません。半導体と一口に言いますが「千差万別」でフル操業を処もあります。でも一般的なDRAMやフラッシュなどは、既に市況は悪化しています。「キオクシア」(285A)は、その中でも過去の業績を観て「割安感」から、株が上がっています。でも、まもなく「赤字」になるかどうか、分かりませんが…その業績は悪化します。たぶん…四季報の2026年は「増益」になっていますが「減益」でしょう。あの数字は間違っている「可能性」が高いのです。

逆に…現状の目先の業績の悪化が伝えられる…積載化をするチップレット化の半導体産業は有望なのです。ここでは大型株では「ソシオネクスト」(6526)で…小型では「アオイ電子」(6832)です。

目先は「悪化の可能性」が在りますが、未来は、伸びる可能性もあります。データセンターに使われる半導体のチップレット化が、消費電力を抑え、処理能力を上げます。だから「前工程」、「後工程」の間に、「中工程」と言う分野が登場しようとしています。新しい考え方です。でも前からあった応用です。

半導体と言っても…多様で、専門家以外は、なかなか…素人が理解できる分野ではありません。メーカーと製造会社が共同で開発している現場です。だからオランダの「ASMLの牙城」を崩せないのです。「キーエンス」(6961)の世界と同じです。そもそも…顧客に対する営業員の「資質」が違いますからね。だから2000万円を超える…高給なのですよ。

隣の浜ちゃんに、会ってきましたが、彼のお子さんは「サラリーマン」で…「予定納税」だそうです。予定納税と言うことは…3000万から5000万レベルでしょう。今では車は「ポルシェ」だとか…。親父は、散々…「歩合セールス」で、お金の面で苦労しています。カタルだけではありません。

その中で、すごい実績を掲げたブツブツと、電話で話をしました。彼の娘も優秀で、その旦那も優秀らしく…薬の専門家らしいのです。その為にインドに出向していたらしいのです。官僚かな? 東大の薬学部なんか…あるのか、どうか分かりませんが、そんな事を言っていました。ブツブツは、流石です。今でも60銘柄ほどを持って居り、毎年1000万円以上の税金を納めていると言います。彼の投資は「絶対に儲かる」やり方です。

カタルが「ブツブツ投資」を名付けて、そのやり方を真似ています。株なんか上がっても、下がっても、どちらでも…「構わない」という投資法です。まぁ「小金持ち」になる投資法です。

それでも…彼はすごいですよ。先日、亡くなった野村証券の「井阪健一」さんの話をして居ました。彼も、株が好きで…信用取引を多用する程だったと言います。昨年93歳で亡くなったそうです。ブツブツは最近、ミカンを栽培しているようで、井坂さん達のグループが、40人ほど来て…ミカン狩りをして行ったそうです。カタルも今年は「是非、来い」と誘われました。東京ペンクラブの話など…していました。

そのブツブツに、「ジェイドG」(3558)の話をしたら、彼は早速、3000株を買ったと言っていました。彼の目から見ても「良い銘柄」に移ったのでしょう。彼は、この業界でも指折りですよ。その専門家の目にも、良く見えたのでしょう。このような言葉が「草の根」運動になります。下値で株を買える時間も、あと僅かでしょう。なんでも、程々…が一番なのです。

ネットの世界は「爆発」しますからね。一気に人気化します。その波を、上手に捉える奴が大成していくのでしょう。でもカタルは、既に「引退をする」年です。

銘柄なんか、どうでも良いのです。株式投資は「景気循環」に沿った銘柄選びをして、「時代性」を考えて、追い風の業界を攻めます。その中で、最も「変化率」が高いものが人気になります。「タイミー」(215A)は「時代を開拓」しているのです。

しかし日本は難しい国で、官僚様のご機嫌を損なうと…途端に「江戸長崎」の御用となります。いい加減に成田時間は、やめましょうね。世界時間にドンドン遅れます。

ドイツで総選挙が行われました。そうして大切な事は、此処です。良識のある結果でホッとしています。

『CDUのメルツ党首はベルリンの党本部で、「われわれが今回の選挙に勝利した」と宣言し、可及的速やかな組閣が必要だと呼び掛けた。「世界はわれわれを待っていてはくれない。長い連立協議を待ってはくれない」と語った。』と言う部分です。

「世界の時間」は、待ってくれません。だから、早く…日本も「新しい時代」を安定させねばなりません。もう「決着」はついたのです。悪戯に、時間闘争(成田時間)をすべきではないのです。やはり出て来ました。此方の構想です。資金が、強制的に叩かれると…中国の国家資金をもってしても、「進化のスピード」は遅れます。

最近のトランプの話題を集めると、数多くのものが…並びます。特に、ウクライナ関連などは重要です。世界経済の「枠組み」が、変化しています。

この話は長くなるから省きますが、非常に重要な課題です。自分なりに考えておかないと駄目ですよ。株式投資は、自分で考えて…行動をします。「他人」が、決めるのではないのです。このレポートが、その為の指針になれば…嬉しいのですが、カタル自身が、貧乏人の「朝三暮四」の人間です。もっと時間軸を延ばした「ノンビリ」した活動に、変えないと駄目ですね。そろそろ「卒業式」を…願っています。また…明日。



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