昨日は「期日が来るエーザイ」を1000株だけ売りました。
何故、昨日は株価が上がったかと言うと、どうも…「切っ掛け」は、こちらの記事のようです。このレジストリ（登録データ）の扱いが焦点になっているようです。しかし…米厚生省のメディケア・メディケイド・サービスセンター（CMS）は 「FDAは1月にレケンビを条件付きの迅速承認とし、完全承認するかどうかを7月6日までに判断することになっている。」と言っており、メディケアによる新薬の適用範囲は、FDAが完全承認した日から拡大されるとの認識が市場に広がった結果…金曜日の相場になったものと思われます。
仕方なく…株価が下がりませんから、9250円と9350円で1000株を売ったけれど…それより高い株価の9500円で100株だけ買い戻しました。下がれば買いたいと思っていますが、当初の買値は9850円ですから、更に高値でも「買い増し」を視野に入れています。
貧乏でなければ、現引きの対応が出来ますから、無理をして売ることはなかったのですが…相場観は強気ですが、実際の売買は、投資家の「力量」…つまり資金力や性格、環境によって変わりますから、仕方ありません。カタルは、もともと…バブル発生前の1983年の小野薬品の相場をイメージして…相場に取り組んでいます。
ここから…数年間、失われた34年間の「逆襲」相場が始まると考えています。
「1300兆円の逆襲」と…我が国の「土地資産価格」を毀損した間違った政策の修正が始まります。実質経済と名目経済の違いは、資産価格の上昇を利用するか…否定をするか？ このために可処分所得が大きく変わります。所詮、働いて得るお金は僅かなものです。年収が1億円以上の人は、たぶん…1％に満たないでしょう。それでも…毎月200万とか300万の税金を払うのは大変なのです。「予定納税」は、経験しないと分かりません。でもたぶん…年収が10億とか…と言うレベルなら、世界の一流は20億円ラインですが…この世界なら違う景色なのでしょう。
カタルは長い証券マン生活で…多くの人と接してきましたが、やはり一番は地価の上昇で儲かった人ですね。西葛西（東京、東西線）の百姓は地下鉄の開通で、地価が高騰し…「都市銀行」が挙って出店しています。カタルはこの地区を中心に顧客開拓を続けましたから、事情を良く知っています。
昔は台風になれば…海に沈み、葦野原の原野だったのです。とっても人が住める環境ではありません。その土地が高騰して行きます。作家・山本周五郎著『青べか物語』を読むと…当時の状況が分かります。一度、浦安郷土博物館に足を運ぶのも良いのでしょう。
百姓は、ただ…野菜などを作っていただけなのですよ。何の努力もしていません。農地開放（改革？）で地主が消えて…ただの農地が数十億円に化けるのです。欲ボケた百姓はマンション建設やパチンコ屋に車の販売など…葛西地区に海沿いに車の競売場がありますが、あの界隈の自動車販売店の多くは元は百姓です。金が入ると、車などに傾斜します。テニス教室を始めたり…広大な土地を利用して、駅前にビルを建てて、家賃収入です。
でもバブルで踊り…みんな多くの「俄か成金」は苦戦をしていました。毎月、数千万円から億単位の家賃が入っても…銀行のローンに消えます。経済変動の波で、本物と偽物を分ける淘汰です。でも34年間は長かったですね。38915円の株価が3％成長を続ける賢い政策の実行なら…日経平均株価は10万円を超えます。終価係数を計算すると3％の34年は106315円です。カタルが、何度も…日経平均株価は10万円と言っている根拠の一つです。
「失った時代」を、此処から…取り戻するのです。
「実質経済」と「名目経済」の違いを理解してないと…相場に乗れません。特に年金生活者は、基本的に社会的弱者です。65歳を超えるころから…痛風発作に襲われて…2021年に初めての入院生活を体験して…今年は白内障の手術をしました。たぶん…新聞配達などの肉体労働は、もう難しいと思います。道路工事の旗振りおじさん程度でしょう。しかしこの職業は、本来は「必要ない仕事」です。効率的な社会への変貌を考えるとその多くは自動化されます。
AI時代は、何も…ハイテクだけではなく、人間生活の「価値観」を根底から変えるのでしょう。日本の生活保護のような「ベーシックインカム」の世界が浸透すると…モノの価値観は大きく変化して…文化も、我々の価値観も大きく変わります。
たぶん…「感動」を与える業種が、一番、価値が高いのでしょう。BTSと言う…たかが芸能の世界の価値で、多くの人が魅了されて、あの事務所…HYBEエンターテイメントの時価総額は一兆円を超えるのです。この収益の源は…人気だけの「一時的な限りある時間の価値」なのに…。
まぁ、遠い未来図を考えても…仕方ありませんが、株価の方向性を考える上で、価値がある空想です。
常にアンテナを高く張ってないと…情報は「素通り」をします。情報と言うのは、自分がその価値を決めるものです。与えられて…得るものではないのです。自分が判断を下して…利用するものなのですね。この辺りの「基礎認識」が日本人に大きく欠けています。何しろディベートをしたことがない、画一化教育です。今回もそうです。
カタルは、かなり「的を絞って」…銘柄を提供しています。その利用の仕方は様々です。エーザイのNHKの放送を教えてくれた読者は、たぶん株を買っているのでしょう。でも実際の相場は「何度も」…揺れています。もともと…カタルはお祖母ちゃんが認知症で介護の実態を知っていますから…最初の「アデュカヌマブ」が認可された時に、参加をしたのです。しかし結果は御覧の通り…です。
でも、その過程で、今回のレカネマブ（「レケンビ」＝製品名）が、もっと「臨床効果が高いこと」を事前に知っていました。
故に…今回はこのボックス圏…つまり2015年から2023年の株価が5000円から11500円ラインのボックス圏相場を離脱できると考えています。過去のチャートを観ると…一昨年の高値12765円を超えるのは「間違いない」と考えています。だって…より「良い結果」（臨床）の新薬が「フル承認」されるなら、株価は理屈上、もっと高くなるはずです。
カタルは2015年からの約8年間のボックス相場から離脱して…「新しいステージ」に入るのだろうと考えています。2015年の相場のスタートは約2倍です。ここから相場が開始されるなら…2万円近くまで株価は騰がる可能性もあると思っています。あるいは4倍増でしょう。
ここで…何故、カタルが「大阪チタン」（5726）と「エーザイ」（4523）を、早くから選択して、この2銘柄を取り上げているか？
この後は「行け行けドンドン」の相場は想定していません。早晩、今の「高揚感」は消えるのでしょう。その時にエネルギーがありますから…仕手材料株の選定になります。夢の大きなエーザイは、未来の利益です。
此方の資料を読むと…250万人の需要があると言います。薬価は一人350万円ですから、これで計算をすると8兆7500億円ですよね。カタルは計算を間違っているかな？ 何故、日経新聞の市場規模予測に噛みついたか？ 今回の背景は此方も参考になります。
まぁ…単価は在ってないようなもので、いずれ下がりますが…それでも数年間は、この恩恵を受けます。日経では2030年度で…世界規模で1兆円規模と言っています。
実際に認可をされて…その傾向を観た時に、エーザイの真価は明らかになりますが、相場としては、今年が一番「面白い場面」の筈です。空売りが入り、株価高騰の恐怖で、カタルのように「売り急ぎ」になります。何しろ…何度も、高値で買っては下げている「ジェットコースター相場」を実現しています。この「布石効果」が、とっても…大きいのです。
原稿を書く以上、カタルは「有言実行」で、月曜日に、また100株だけ寄り値で買いますよ。皆さんと共に…いつもカタルは有言実行です。
基本的に、米国株は…今、ようやく上がって来ましたが、スンナリ…株高が続くとは思っていません。この後の展開を考えると、相場は揺れますから、「仕手材料株」の出番でしょう。この選択は、先が「不透明な時」に、「博打株」として選択をされます。（強弱感の対立が火種になる相場）
割安株投資をする感覚とは…全然、違います。その銘柄として「大阪チタン」（5726）はセンスが良いのです。今はエーザイにスポットが当たり始めていますが…大阪チタンもなかなかの器です。
カタルはいつも同じことを言っているだけの話です。情報と言うのは、与えられるものではなく…自分で活用をするものですよ。正解など…は、ないのです。
自分がどの説を採用して…どう行動をするか…これが大人の対応です。「後出しジャンケン」など…は、本物の世界では、ないのですね。卑怯な態度です。買収防衛策を設けるなら、自分たち経営者がMBOを実施して、正当な株価で会社を自分達のものにすべきです。
本当に日本の経営者は「腐ったレベル」の人間が多くいます。悲しい現実です。上場したからには…「社会の責務」を果たすのが筋です。上場企業はエリート集団なのです。高いチャレンジをするから…市場から「正当な評価」を得られます。でも…今の日本株の水準は、まだまだ…です。
メディアは、日経平均株価の上昇をバブル期以来などと述べていますが…本来の株価は10万円が「正当な株価」だったのです。金利裁定が働く株価水準は「狂った世界」です。日本人が劣化している現象です。悲しむべき事態なのです。
早く、早く…ガラガラポンがやって来る。襟を正して…正当な勝負をして、本物を目指したいものです。また…明日。
これから会員レポートを作成しますから、会員の方は明日にでもお読みください。株価が上がって来たので…先読みの原稿を本日は書こうかな？
