米国株が久しぶりに下げています。ロイターの解説によれば…「米物流大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の低調な業績見通しが米景気の減速懸念をあおった。また、中堅銀ファースト・リパブリック・バンクの大規模な預金流出が明らかになり、銀行部門の健全性への不安も強まった。きょうの東京市場は米国市場の流れを受け、売りが優勢になるとみられている。市場では、「米市場引け後に発表されたマイクロソフトやアルファベットの決算内容が良かったので、日本株は売り先行で始まった後は、徐々に下げ幅を縮める展開になるのではないか」(国内証券のシニアテクニカルアナリスト)との指摘があった。国内の企業決算を受けた個別物色が続くほか、インバウンド(訪日客)関連など内需株は選好されるのではないかとみられている。という事です。
基本的に日本株は「新しいステージ」に入っていると思っています。背景には企業の内部留保金額516兆円の存在が大きいのでしょう。東証はPBR1倍割れ1800社に改善策の開示を要請したと報じられています。その為に自社株買いが多いですからね。ここに外人投資家も日本株投資に対して「前向き」に行動しています。
故に日本株は、米国株安の影響を受けにくい筈です。インバウンド需要も盛り上がって来ました。ただ…今は米国株の決算時期であり、SVB問題に絡みファースト・リパブリック・バンクも揺れています。更に財政問題です。この予算の議会通過の問題があり不安定ですが…昨日、株価を観たように「下値支持線」は強く、目先、株価が下げても大きな影響はないでしょう。5月のFOMCが通過すると…米国株は上がると思っています。でも新高値更新は難しいでしょう。
まだロコンドは、このラインでも「売り物が切れない」ようです。ただ小型現物株ですし…自社株買いの5億円があるので「一段高」は必至でしょう。内容も、なかなか…良いものですね。株価位置が上がっても、この内容なら大丈夫でしょう。自分で、内容を精査出来ない馬鹿が、株を売っているだけの話です。何故、日本人はこのような常識が通用しないのでしょう。
カタルが読者から教えてもらった「日本製鉄」(5401)の株の話しの時に、メールを貰い、直ぐに反応して…自分では買いに行っています。 別に「PBR改革」を始めとする割安株投資が、偶然に始まったわけではなく…そろそろ日本人も目先の需給バランスで売り買いをするのではなく…ちゃんとした論理的な手法で、株を買うようになったのでしょう。
この銘柄は最初に話を頂いたときは、2000円を割れていたのです。大きな会社なので…株価上昇に時間が掛かりましたが、それでも5割以上も株価が上昇したのです。現在は「乖離調整」の最中です。「三菱UFJ」(8306)なども同じことですが、株価が大きく上がったら、どうしても「乖離調整」を強いられます。でもこれは時間の経過が済めば…終わる話です。
もともと5月半ばまで、米国株は不安定ですから、市場のエネルギーは余りありません。
だから「アイスペース」(9348)のような新規上場株に頼ったのでしょう。失敗の影響もありストップ安のようです。やはり株は業績の裏付けがなければ…人気だけで上がるものではありません。需給だけで、ワイワイ…やるのは考えものです。
その点、ロコンドの内容は「成長株」を思わせる内容です。この伸び率ならPER20倍は妥当な評価、場合によれば…30倍になるのでしょう。だって…他の株を観て比較すれば良いのです。問題は「仕掛け筋」の力量です。ロコンドは下手糞です。
大阪チタンもチャンスなのですが、この動きは「弾み」をつける前の「しゃがむ」動きでしょう。信用の買い残が膨らんでいます。とうとう「レーザーテック」(6920)は2万円を割れました。市場に「人気株」はなく…ロコンドにとっては「チャンス」です。午後から、誰か仕掛けないかな?
こう言う相場は、ある程度は予測できたわけですから…仕掛け筋に期待をします。やるなら今でしょう。この後…大幅高をさせて3000円台に向かうなら…「人気株」の復活になります。昨日、カタルは後場から1830円の所も買っています。でも株価は飛びませんでした。まだ若干の売り物があるのでしょう。確り…と、後場から買わないと駄目です。所詮、目先の売り物は知れています。
米国のコロナ禍からの反動は、お船の相場が象徴的なのでしょう。たぶん…株主還元と「綱引き」です。次は「商船三井」(9104)なのでしょう。そうして…「川船」(9107)がまた自社株買いをするかどうか…。この辺りが焦点になります。基本的に全体の株が下がると、どうしても「追証問題」が出てきますから、株を売りたくないカタルのような貧乏人は、株を投げさせられます。これは物理的な現象ですから仕方ありません。ですが、今年後半は大丈夫でしょうが、今は、まだ「微妙な段階」です。
バイデンが大統領に立候補し…カタルは「無責任」だと考えています。トランプも同様です。やはり年齢が50歳代か60歳代なのでしょう。今回の地方選挙では「維新」が躍進をして、意外に日本人は確りした結果を出したと思っています。東京では女性の区長も3人かな? 誕生しました。カタルの住んでいる江東区では、木村さんが抜け出しました。
時代が大きく変化していますから…この時代変化を機敏に感じないと株式投資はいつも「負け組」でしょう。所詮、目先の需給バランスに頼った売買は、大きくなりません。余程、市場が活性化しないと駄目です。
確かに…バブル期のような外部環境なら…1000円以下の株を、会社の内容に関係なく…次々に物色して、全体株も上がって行きました。1987年が実質的な株価のピークです。その2年後の1989年は「指数だけ」を、先物から持ち上げました。だから過小資本の株価の高い「値嵩株」だけが乱舞して行ったのです。でも今は違います。PERも安く…PBR1倍割れ、配当利回りは4%です。こんな水準で弱気なる方が馬鹿です。
ユトリのある人は、そんなに怖い段階ではありません。日本人は心配性です。何しろ…34年間も「失われた時代」を経験をしていますから、どうしても腰が引けます。「転ばぬ先の杖」と言う諺がありますが、今は違います。常識で判断をしましょう。
東証がPBR改革を打ち出して、各社はお金を使い始めています。それも、その多くは「国内回帰」です。お金がグルグル…日本国内で回るのです。カタルは何度も「貨幣乗数」効果の話をしています。海外に投資をするのではありません。
あまり好きではないですが、半導体の「ラピダス」は北海道に工場を建設するのです。お金が北海道に落ちますから、地元が潤います。九州はTSMCなどが大型投資をしています。これで…株が上がらないことは、あまり考えられません。自信をもって果敢に挑戦しましょう。
さて沢山の「会員応募」を頂きました。ありがとうございます。昨日、夜半には、全ての応募者に返信メールを差し上げました。あくまで…今回、新規に応募された方のみです。既存の会員の方へのパスワードの配布は来週になります。
メールソフトの具合が良くなく…見落としがあるかもしれません。恐れ入りますが…応募をしたが「返信メールが届かない」と言う方が居られましたら、もう一度メールを送ってください。お手数をおかけしますが…よろしくお願いいたします。昨日までに返信メールは全て出したつもりです。落選された方も多く居られ…ごめんなさい。次回は考慮します。
それでは…また明日。