この時期の相場の選択は、なかなか…難しいと思っています。一つは米国経済の読みが難しく…マチマチの指標の動きです。ここに来ての急速な金利低下は「行き過ぎ」のような気もしていますが…かなり、未来の景気後退(リセッション)を気にしている可能性もあります。カタルが心配していた「オーバーキル」の現象です。既にNYダウは、大きく戻っていますが、なかなか「ナスダック指数」の動きが安定しません。
ハッキリ言うと…この現象はカタルの未来図より「弱い動き」に感じます。この動きは「もっと強い」筈だと思っており…その仮定の下で、相場観を組み立てていました。基本的に、それ程…今回の新興株の下落は、打撃が大きく、現場はなかなか…立ち直ってないでしょう。こう考えると自然です。
パウエルFR議長の「トラウマ」までカタルは心配していました。しかし現在は、これは杞憂で「ブラフ」だったという事が…確認されています。何故なら、FOMCの会見でこれまでの利上げの「累積効果を観る時間」が必要だと発言をしています。
それに…次は本番の選挙(再来年の大統領選)ですから、その時に「景気後退を抜けてない」と駄目です。ハッキリ言って…この本番の大統領選挙の為の「行き過ぎた金融戦略」だったとも思える「大幅利上げ」の連発でした。所謂、ショック療法です。
おそらく…急速にインフレ懸念は後退をします。やはりカタルは時間軸のズレはありますが、当初、イエレンやパウエルが述べていた「一過性の物価上昇」の可能性も高いのだろうと思っています。
ここに来て二番煎じのように…メディアは盛んに、粘着性のある物価指標の住宅や、特に「人件費の上昇」を取り上げています。でも他の市況、全てを観ても…みんな低下しています。中古車市場のデータは「酷い」ものです。車のサプライチェーン問題は、ほぼ解消でしょう。でもこのまま景気後退になると…在庫を食べると後がありません。半導体と同じ理屈です。村田製作は、既に「二段下げ」のスマフォ需要の低迷を、危惧している程です。
年が明けると「一気に」…不況色(景気後退の意味)が強くなる可能性があります。インフレなんか…関係ありませんよ。なかなか下がらない高学歴の白人社会の職場復帰ですが…色んな見方があります。此方のレポートはある意味で、未来の日本の姿です。
この中の「働き盛り男性の週当たり賃金(中央値、インフレ調整後)は非大卒男性で過去40年間に17%減少した一方、大卒者では20%増加した。」この解説は深刻です。
やはり子供や孫には、お金をかけて…教育をしなくてはなりません。末端と上位では約40%の開きになります。この差は大きいでしょう。「失われ時代」の選択が正しかったかどうか…こちらのレポートを読むと分かります。
今の僕ら…「年金組」には分からない現実があります。でも僕らも結構…苦労をしてきました。一流企業の物産や東芝、トヨタなどに勤務する多くがリストラに遭っています。その為に転職を余儀なくされ…挫折をしています。50代での転職は不可能に近いのです。あるのは末端の道路工事の「旗振りおじさん」程度の職業です。
カタルは羽田空港の清掃員に応募しましたが、不採用でした。きっと楽しかったでしょう。仕方なく…近くの新聞配達員です。まぁ、たった半年間の経験でしたが、これは、なかなか新鮮で楽しかったのです。
基本的に末端生活を味わったものでないと「現場の苦しみ」は分かりません。株式投資も同じで、自分で経験をしないと分かりません。本日のエーザイの株価は安いのですが…たぶん此方の報道の影響でしょう。
このような報道は…何も「WSJ」でなくても、他にも多くあります。基本的に痴呆症と言うのは…何も分かっておらず…試行錯誤の世界です。しかし今回の薬は、前回より、ずっと臨床が優れています。だから「仕手化する可能性が高い」と思っています。本日も9550円~50円刻みで100株ずつ買い指値を入れてあります。基本的に9000円までの「押し目」を買おうと考えています。
まぁ、それでだめなら…仕方ありません。株式投資は…そんなものでしょう。
自分の選択が正しいかどうか…。所詮は、市場が「後で判断」をします。先読みをしたいのですが…完璧には読めません。負けることもシバシバ…あります。でも…米国債の金利低下が進んでおり、今メディアで書かれている「地銀の損失」(外債の損失)は減っています。
ここに来て…金利は1%近くも下落しています。あの時に、カタルは200日線との「乖離」度合いの話をしています。その時は、多くの読者は「その意味」を気づきませんが…今になると分かります。行き過ぎだった動きは、必ず訂正されます。
今、売られているF君は、底入れの可能性があります。昨日の495円は買い忘れをしていましたが…今は517円です。この環境で…この相場です。この意味は全体の相場を比較しないと分かりません。
皆さんの多くは、あまりに「自分勝手な思考パターン」です。しかも「市場要因の悪化」の意味を理解していません。例えば…此方の報道です。基本的に株価が下がるのが当たり前の環境なのですよ。カタルが何故、2018年のQTのトラウマを語っているか? 非常によく似ているからです。
だから「売りは早かれ…買いは遅かれ」と述べて…年末の節税対策の考え方を提示しました。この相場でも、儲かっている人は…かなり居ます。「日本製鉄」を1800円で買っているなら…今の株価は2200円台です。なんと…こんな大型株で2割程度の儲けですよ。1000億円単位でも運用できます。小型株の話しとは違います。
本日は東芝の4390円が200株、そうして4350円が200株追加で買っています。何処で…話が纏まるか分かりませんが…日本的な要求が世界に通用するかどうか…楽しみです。
あまり低い提示だと「TOB合戦」に発展します。世界的なルールで、しかも相手は、名うての…「名手」です。簡単に兆円単位のお金を用意できる人達です。お金って不思議なもので…集まる所には…どんどん集まります。株式の人気株に似ています。
米国の一流ファンドに参加するためには「審査」があります。お金があるから、入れるわけではありません。参加者が制限されています。しかも…良識的なのです。日本の官僚のように失敗をしても、拡大は出来ません。むしろ逆です。自ら、ファンドを自分達の意思で閉じるのです。
でも…日本の官僚は形を変えて、同じメンバーでの復帰です。責任を取りません。厚顔な奴らです。通常は逮捕されたりすれば…二度と参加できません。でも失敗をしても平気で…国税を使いまくっています。もっと正当な世界にすべきでしょう。
本日は珍しく…N君を789円~766円まで買いました。最近、手掛けた銘柄の「二番煎じ」ですが…カタルの観察株です。一度、読者から「良い銘柄を紹介してもらった」…とメールを頂きましたが、カタルは、「簡単に株価は上がらない…自分で買ってみれば分かる」と回答した株です。
本日は、好業績からの「買い気配」で790円からスタートしましたが…今は764円まであり、今はこんな感じです。今期のPERは6.43倍で、来期は6.27倍、配当利回りは4.5%です。しかも一株あたりの純資産価値は1859円もあるのです。何故、700円台で「売り物」があるのでしょう。しかも「増収増益」です。過小資本株なので…銘柄の公開は出来ませんが…昔、やった株です。この「切っ掛け」は四季報のレポートです。
あなたの持っている株と「株価指標」を比べてみれば…こんな株価で、長く放置されているのがおかしいでしょう。これが今の日本株の水準です。
異常な株価は、何も「川崎汽船」(9107)だけではありません。必ず、このN君も、何れ株価は4桁復帰でしょう。ですが…その時間が分かりません。やる奴が居れば、簡単ですよ。最近、この環境でも「グロームHD」(8938)は、確り…株価が上がっています。「仕掛け人」が関与しているからです。
何も、カタルが正しいわけではありませんが…最近、手掛けた過小資本株どれも本日は高いようです。「イントラスト」(7191)も…確か、カタル達が手掛けた時は株価が500円台の筈です。7月頃から…何度かやっていました。今は775円です。別に自慢ではありません。結構、当たりも、かなり出しています。
今、転換期を迎えている可能性のあるのは、このF君ですね。本日は高いのです。このような相場環境で「逆行高する」ような株は「要注目」です。手が入っている可能性があるからです。つまり「仕掛け筋」の参加です。
カタル達もR君を買っています。本日は1140円を買えて…1135円も買えたようです。次は1130円など…入っています。基本的に、皆さんの多くは、自分で株価の高いか安いかの判断が出来ません。今は「市況要因が悪化」しています。こんな時は、「エーザイ」か…「大阪チタン」の選択でしょうが…「仕掛け人」も、いつも買っている話ではありません。
僕らはコバンザメですから…彼らが手を抜いた「安い時」に買えば、良いのです。そうして彼らが仕掛けた時には市場の株価は高くなりますから、今は市況要因が悪いから大きく育ちませんから「薄利多売買」です。昨日は100株だけ大阪チタンを利食いしました。今年はこの売買方法の選択を間違ったので…年末に来て大きな損失を食らいました。でも米国のNYダウなら…正解でした。日本と外部環境の違いです。でも日本の方がずっと良いのです。
たぶん…この状況は12月14日前後を「境」に、変化すると思っています。既に基本的に来年は「株価上昇」が、春まで続くのでしょう。この低迷期は「花の種を撒く」時間です。株価が下がって来ましたから「N君」に追加の買いを入れました。この内容なら、恐くはありません。いくらでも…株を買えます。10万株程度、カタルが「演出」を入れながら…買えば…あっという間に、提灯が付いて「ストップ高」の連発です。銘柄が分かった人は無理をしない範囲で、参加すれば良いですね。ただし…時間軸は分かりませんからね。カタルはやるとは言っていません。
市場と言うのは「大らかな」ものです。お金なんか…無限にあるのです。問題はどうやるか…。株価を上げることなど…誰にでも簡単に出来ます。問題は、高値水準で…どうやって市場に買わせるか…?
皆が基準に思う良識ある水準なら、株価は安定します。本日は、もう一つのR君も高いですね。28円高の660円です。市場評価の意味を、考えないとなりません。闇雲に株を買っても、必ず…「市場の追随」があるとは限りません。だから無理をしないことが肝要なのです。ノンビリやりましょう。
本日の買いはメルカリ、東芝、R君にN君です。他にエーザイの下値など…もちろん「Jトラ」の下値にも買いが入っています。そんな所で…本日はお終いです。また明日。
エーザイもR君の1130円も買えました。また全体相場は弱いようです。このエーザイは楽しみです。株数が揃ってきました。1万5000円なら面白いね。あの時の小野薬品と同じです。この発想は果たして正しいのかどうか…あの時もプロスタグランジンが効くとか…効かないとか…騒ぎながら…株価は上がり続けました。カタルが初めて月間の株式手数料が1000万円を超えたので…よく記憶しています。本日は安いから参加をするなら…ブツブツ投資を心掛け、昨年同様に博打の精神で参加です。
このように丁寧に解説をしていても…あとになってグチグチ言うのが日本人の「画一化教育」です。株式投資は、大人の世界、自分が信じる道を歩んだから、まっしぐら…なのです。失敗することを前提にして…心を決めて、相場に臨むのです。その覚悟がないなら、初めから参加をしないことです。安全パイならいくらでもあります。自分が配当利回り投資で参加しても…株価が下がるとグチグチ言いますからね。困った種族です。根底は教育が間違っているのでしょう。早く自立した人間を多く育てましょうね。長くなりました。またね。