やはり「金魚の糞」同様に、米国株に連動して…日本株も動いています。基本的に株式相場を理解してない人が、多過ぎます。証券マンの知識レベルも日経新聞と同様程度なのでしょう。まぁ、日本全体が「失われた時代」で劣化しています。
昨日の日経夕刊に30代の一人娘と人間関係に悩んでいるという相談がありました。これは何処でもあります。「パラサイト族」(ヤドカリ)と言う…親と同居して暮らす35歳から44歳の「未婚の人」は2016年時点で288万人いるそうです。
しかし…1980年の時と比較して、その数は実に「7倍以上」なんだとか…。昔は、子供が成人をすると…独立して家を出て家庭を築くのが当たり前でした。今は、親の世話になっている人が「激増している」と言います。いろいろな…理由があるのでしょう。一つは経済環境でしょう。自立できないのです。「就職氷河期」のような時代ですからね。
何故、「失われた時代」である「実質経済成長」時代が駄目か? その…「壮大な実験」を日本は実施しました。あの時に日銀総裁の三重野さんは、株や土地が下がっても日本経済は大丈夫と述べて…市場の反対を押し切って、「平成の鬼平」との…揶揄に、ご満悦だったのです。そうして「利上げ」を強行していきました。
なんの戦略もなく…過剰融資の実態を無視したのです。その為に日本は長いデフレ社会に突入し、その後の「清貧思想」も在って、今も、なかなか…「名目成長」時代へ戻れません。金融庁の「赤字法人への貸し出し禁止」など…もう狂った「清貧思想」を続けてきたのです。故に…誰もが怖くなって、過度の「自己防衛」時代に突入します。それが個人の現預金1092兆円や企業の内部留保516兆円です。
日銀が「笛を吹いても」…危険資産の株であるETFを買っても…市場の国債を全部、買っても…メディアは日銀批判はしますが…正常な金利裁定の概念も働かないのです。
もう完全に、国民は「動物園の猿」以下です。考えることをしません。目先の人間ばかりになって「未来の希望」に燃えて動く…奴が居なくなりました。市場を観ると分かります。ほんの少し演出を施すなら…株価はスルスル…と妥当株価まで上昇します。
R君など、その事例でしょう。だって…昨日の引け値は679円でしたが…今の株価は681円ですが、時価総額は僅かに52億円です。借金は、銀行との付き合いなのでしょうが…僅か…1億47百万円です。でも現金は20億円を超える水準なのですよ。しかも黒字で配当もして…純資産は747円もあるのです。株価はまだ…その下なのです。
配当利回りは、低く…2%台ですが、この株価で買収すれば…自己資金は30億円ほどしか入りません。こう言う理屈が「働かない市場」価格です。今回、発表された業績は増収減益です。でも売り上げは、確り…伸びています。色んなことが言われていますが…市場は正直に反応をしているのでしょう。
米国株は大きく上がったのは、パウエルは、やはり…トラウマではなく「ブラフ」だったという事です。
カタルは、急激な利上げに「リセッション懸念」を考えていました。でも意外に発表数字は力強いのです。おそらくバイデンの色んな政策が…緊縮に傾いてないからです。学生ローンの1万ドル免除や半導体の7兆円の補助金など…です。火種が残っている印象です。故に仮に、来年、景気後退期に突入しても…非常に軽いと思われます。まだQTの最中ですが…大統領選の本番に向けて…彼の行動パターンを考えると、たぶん「緩和政策」(QE)に傾きます。
来年の春は、市況ものの影響は「逆インフレ」です。
今年の春の原油価格は100ドル台ですからね。だから数字は一気に変化しますよ。粘着性のある住宅、人件費など…インフレのなかでも遅効性の高い数字まで…ワイワイ言い出す始末です。もう狂ったメディアは、日本だけではないのでしょう。どこも、まともな良識の在る解説をする人が居なくなりました。
カタルの気分はランランラン…本日は「Jトラスト」(8508)を寄り値段階で…2万株ほど買いました。545円まで買っています。
その理由は、昨日の大引けのクロスです。166万株ほど買いました。11月15日から大きく出来高が膨らみました。昨日30日までの累積出来高は2308万株です。合併相手の「ミライノべート」(3528)の総発行済み株数は僅か5008万株です。この0.42倍ですから、新たに…Jトラストの株式が発行されるのは…2103万株です。たぶん…目先で「売りたい玉」は昨日の大引けのクロスで…消化したのでしょう。もう下値を叩いてまで…「売る必要」がなくなりました。故に…「需給バランス」は徐々に改善します。
基本的に株式と言うのは、売る人が居なくなれば…株価は上がります。
このR君を観ても分かるように…外部環境は良いとは言えませんが、裁判は分かりませんからね。だって実際に売り上げが伸びているのです。このような環境でも、株価位置が安いなら、株は上がるのです。基本は「株価位置」の話です。確かに株価位置の低い場面を狙うと…いつ上がるか分かりません。
場合によれば…「BASE」(4477)のように…仕掛けが早過ぎて、既に先日、損切りしましたが…本当は、本日350円で株価買った期日の到来日でした。半年、株を持っていても…実際に損をします。でもカタルは、ちゃんと「アフター」もしています。250円も買っているし…270円台は、かなりの株を買いました。あの空売りの200万株の買い戻しを観て…カタル達はBASEを買いました。カタルは10万株程度買った途端に…株価は334円です。
気を良くして…「Jトラスト」(8508)を、一旦は4万株だったかな? 外したけれど…逆にまた6万株ほど買って大ヤラレです。この戦略は、間違っていました。そうして再びBASEを320円台で買い直したのですから、何をやっているか…分かりません。トホホ…です。僅かな時間軸の読み違いですが…なかなか難しいものがあります。でも方向性は間違っていませんよ。
本日、また10万株を超えた「Jトラスト」です。
昨日の大引けクロスを観て…「底入れ」の可能性を「初めて…感じました。」まだ可能性の段階ですが…読者の皆様に伝えましたからね。「エーザイ」(4523)も5000円台の時に、ちゃんとアフターしています。これはタイミングよく…「続騰」して人気株になっています。そうして今は「BASE」も伝えました。
偶然にも、Jトラストも、たぶん…「反転」でしょう。やはりカタルは75日線に復帰すると思っています。このラインは622円です。この株価を抜けば…高値奪回でしょう。どっちにしても…時間軸だけの話です。来年はウハウハです。カタルのイメージ図は、こんな感じです。
さて他は、やはり「メルカリ」(4385)は来ています。25日線で止まる辺り…なかなかでしょう。この形は非常に強いのです。「ソフトバンク」(9984)に続き…前の高値を奪回するのでしょう。でも、カタルの本命は「BASE」(4477)です。3社のなかでも「仕手性のある」リスクが高い株なのでしょう。
もう…相場の流れは、だいたい決まっています。
「仕手材料株」のエーザイや「大阪チタン」(5726)を取り混ぜて…本命は「名目時代」を謳歌するセクターです。「金融・証券・不動産」です。「野村証券」(8604)も捨てたものではありません。ただ観ていると、やはり社長は、変わるべきでしょう。「率先垂範」が出来る器の人間が、社内にもいる筈でしょう。こんなビックチャンスを「活かす戦略」をせずに、小手先の「経費節減」です。大証券会社の器なのかどうか…疑いを持ちます。
カタルだけではないでしょう。やはり「日本製鉄」(5401)を観ても分かりますが…企業は人なりなのです。
まだ来ませんね。Jトラストは…あのクロスは、目先のディーラーが引き受けたのかな? まぁ、内容が分かりませんから、何とも言えませんが、今回は転機だろうとカタルは勝手に思っています。だから2万株ほど追加で株を買いました。
良いですか…所詮、下値を「叩く売り物」などは、たかが知れています。既に累積の出来高から見て、売り物は限られます。FOMCの12月14日かな? それを境に市場は更に、「一段高」するのでしょう。来年の春まで…この値戻しは「本格化する」と思っています。昨日の「みずほ」(8411)は、新高値だったんですね。
高値ですから…利食いなどのヤレヤレの売り物が出ますが、これを消化するのは、「時間の問題」で、だんだん株価の値動きは高値を追うごとに早くなっていきます。だから株価位置の低いものを買うより、「高いもの」の方が、目先は狙いやすいのです。その代わり…「整合性」のないものを買うと痛い目に遭います。
例えば、読者から…昨日「岡本工作」(6225)はどうか? とのメールを頂きました。この読者にメールを返したのですが…たぶん相手のメールの設定が間違っているのでしょう。上手く送れませんでした。
だから簡単に書きますが…この好業績の理由は四季報によれば…「ウエハメーカーの投資活発化で半導体関連装置も大幅拡大。両事業の足元受注は想定以上」となっています。カタルは、何と言っていますか? レーザーテックの「空売り」を考えているのですよ。この理由は、此方ですね。
基本的に末端の販売が、既にこのような時に…関連する設備投資株は、超目先の業績です。「持続性が疑われる」から、レーザーテックの「消えて行く利益」の話を事前にしています。「市場の整合性」が、岡本工作にありますか? カタルは常々…「時代投資」を述べています。目先の業績はレーザーテックの方が、ずっと良いのです。岡本工作を買うことと、レーザーテックを買うことは同じことです。それならレーザーテックをやれば…良いですね。
今の市場は、まだまだ…病み上がりと言うか、ICUから一般病棟に移った段階でしょう。正しい「市場要因」の認識が必要です。株価が2倍、3倍になる株が、続々…と生まれるなら岡本工作なんかも「連れ高」するかもしれませんが…カタルが、選択した株は上がらない市場環境ですよ。
ようやく…これからどうにか…なるかどうかなのです。正しい「市場要因」の認識が欠けています。PER1倍割れの「川崎汽船」(9107)を観れば分かります。市場要因が良いなら…PER5倍の筈です。こんな市場に、誰がした?
日本製鉄の金利裁定が働かない市場なのです。4%以上の配当利回り株は、ゴロゴロしています。カタルなら20や30銘柄を直ぐに挙げられます。しかもみんな増益増収です。バカバカしい…株式市場です。
もっと、全体を観てください。如何に、「市場要因」が大切か…カタルは普段から語っています。しかも…半導体業界の動向も伝えています。こんな市場環境で、儲かる株を提供するのは「至難の業」、自分勝手な無理な要求をしても…無駄でしょう。でもこれから日経平均株価は3万円を超えます。だんだん…良くなる「法華の太鼓」でしょう。それでは…また明日。