投稿者:kataru

NYが下がって心配かな?

お休みの最中、土曜日に新潟で同級会があり、5年ぶりに皆と再会してきました。やはり高校時代の友達は良いものです。皆、元の性格は変わっておらず、最初は戸惑いますが、直ぐに空白の時間を埋めてくれます。今回は先生も参加しておられ、僕らはずいぶん迷惑をかけたようです。毎日に様に、職員会議で吊るし上げに先生はあっていたようで…、まるでテレビドラマより現実は面白かったですからね。映画の製作など…今では当たり前の高校時代のイベントですが、当時は8ミリの時代ですからね。きっと先進的だったのでしょう。学校を舞台にしての撮影にあたり、学校側ではこの扱いで意見が割れ、ずいぶん揉めていたようです。でも僕らは、先生側の都合などは、知りませんからね。担任が、ずいぶんと擁護してくれたのでしょう。やはり仲間は良いもので…楽しい時間でした。

先生は、僕らによりずいぶん鍛えられたようで…君たちのおかげで先生として成長したようなことを言っていました。何しろ馬鹿をしましたからね。警察の補導は当たり前、刑事事件はなかったですが…停学など、多くの仲間が処分を受けていました。でもそんな当時は深刻な事件も、後で振り返れば、みんな笑い話です。いろんな経験が後世で生きるのでしょう。株式相場もそうですね。この失われた時代の…過去の出来事は激動の連続でした。それに引き換え、今回のゴタゴタは…まだ可愛いものです。

多くの人が、正しい知識を理解してない為に、市場のちょっとした動きに、心が動揺します。今回の下げは、そんなに大きなものではありません。決定的なミスではなく、予定されている事前の行動に過ぎません。ただカタルの知らない「お化け」が、存在するのかどうか分かりませんが…、今の所は、下値固めの展開に見えます。今日はもう少し経済指標データなどを、事例に掲げ…米国景気の説明などしようと思いましたが、読者からのメールで、気が変わりました。基本を確り理解してもらえればいいのですが…自分の持ち株が損失に変化すると…やはり多くの人が動揺しているようです。

日米のマネーサプライの伸び率変化
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日米のマネーサプライの伸び率変化

例えば…カタルは、日本の「マネーストック」(マネーサプライ=M2+CD)の伸び率が非常に重要だと考えており、何度か、この推移を採り上げています。此処で…一度、成熟社会の米国のものと…比較しておきますね。 如何ですか? 如何に、日本がアホな政策を実行しているか、分かるというものです。もともと基本的な潜在成長率と言う3%基準を維持したいなら、2倍~3倍程度のマネーの伸び率が必要なことが、米国と比較すると良く分かります。バブル崩壊後の対応を見ると…日銀を含め、政策官僚の怠慢さが分かるというものです。今回もそうですね。財務省は相続税の基準を変えました。実質的な増税です。地価を上げなくてはならない時に…土地に対する相続税強化をしている訳です。デフレ脱却を確立するためには、やはりマネーの10%程度の伸び率が、必要だろうと考えています。

だからこそ2006年の日銀の対応を、批判している訳です。あの時、ようやく伸び始めたマネーを減らす政策を、日銀は実行しています。故に二番底を…リーマン危機も重なり、2010年に掛け、空洞化現象が強化され、景気が更に失速しました。これだけマネタリーベースを増やしても…、なかなか実態経済に影響を与えるマネーストックは、大きく伸びていません。色んな理由がありますが、怯んでは…駄目ですね。量的緩和限界説さえ、飛び出ていますが、日銀は、何だって出来きるのです。がんがんリートの購入額を増やせば…、やがてマイナス金利になります。そうすれば借り入れを起こし…土地投資が起きますね。でも中国の緑地控股が、日本の不動産に進出するとの事です。ラオックスなどの展開を見ていると、彼らの行動は失敗を恐れず、積極的ですからね。引き金になれば…良いですね。

でも久しぶりに新潟の同級会への道中で、東京駅周辺を散策し、時代の移り変わりを感じました。あの鉄鋼ビルも、新しいビルに建て替えられ、日本橋のコレドの向かい、赤木屋証券や、はいばらが入っていたビルも遂に完成したんですね。大林組のプロジェクトですが…。この地面は…、確か、ヤクザ屋さんと長く揉めていましたね。時間が解決したのでしょう。高島屋の隣も工事をしていました。バブル期の懸案だった処理が、ようやく…26年ぶりに…稼働していたのです。カタルは東京駅周辺の変貌ぶりを見て…、やはり長かったデフレのトンネルも、ようやく抜けるんだな。…と思って、久しぶりに九州「じゃんがら」ラーメンを食べてきました。このラーメン屋は、京都の「ますたに?」と、ともにまだ存在していました。

国内銀行の貸し出し伸び率変化
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国内銀行の貸し出し伸び率変化

みなさんは、中国や米国の利上げなど…を、気にし過ぎですね。大切なのは…日本経済の実態です。日本の銀行も、確かに…都市銀行の貸し出しは伸びていません。おそらく、これは自己資本比率規制ですね。しかし銀行界全体の貸出総額は、僅かですが…3.7%と伸びています。その様子は、此方です。基本を確り、押さえておけば、株が下がった所は…美味しい場面に変化します。カタルは、お化けなど出ないと思っています。そんな分らないことを考えては何もできません。最後は、「なるようになるさぁ~」なのです。

いろんな分析が始まっています。何故、利上げを見送ったのに、便秘現象が起こるのか? WSJには、「タカ派的な据え置き」「ハト派的な引き上げ」の選択が考えられていたが、FRBが選んだのは「ハト派的据え置き」と紹介されていました。しかしカタルは、10月の会見見通しを市場に伝えたのが…、余計な発言だったと考えています。あらぬ誤解を生みましたね。もともと1か月程度で、経済は変化するものではありません。昨日も述べたように12月の引上げも、カタルは怪しいと睨んでいます。ひょっとすれば…。まぁ、これは来年の話しですから、今から予告するのは、早すぎますね。兎も角、相場と言うのはいつもそうですが…どんな下げ相場でも、戻りがあるものです。

しかしカタルは、壮大な上昇相場が始まったと思っていますが…問題は安倍政権のこれから選択です。安保問題の決着が付き、次は本丸の「経済再生」と彼は発言していました。市場はパイオニアを中心に、JVCやクラリオンなども賑わっています。兎も角、この時期の相場は…よく観察することです。今日は日本調剤の増産記事でしたね。沢井などは確実な投資対象の一つでしょう。それでは…また明日。



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