投稿者:kataru

02/18

かたる先日、国債利回りが急低下した後、急上昇したことを述べましたが、本日の日経新聞に、20年物国債と言う市場性のない国債の相場動向が載っていましたが、この動きも昨日、解説したGDPデフレーターの動きを補完するものですね。銀行株中心に上昇する現象と言い、日銀批判はありますが、確実に「デフレ脱却」を示す、いくつかの指標が表面化してきたわけです。本来、株式市場はこの動きを先取りし、他人が気付かないうちに仕掛けるから、強弱感が対立して空売りが入る訳です。今ならシャープにも、その可能性があります。まったく先が見えませんからね。しかしシャープが本来、持つ力は大きく、株価が200円台なら投資妙味がある訳です。市場が未来を先取りし、その動向に軍配を挙げるのです。誰も見えない時に、未来を推測するのです。これが本来の市場ですね。

今の日本の主眼は、安倍政権が公約し、選挙の焦点になった「デフレ脱却」が、日本の焦点です。故に国債金利の反転から始まった銀行株の上昇は、未だに配当狙いの可能性もありますが、本来、「主流の流れ」なのです。デフレ脱却を先取る市場の動きなのです。実に17年ぶりと言うより、良く調べれば分かりますが、バブル崩壊後、初めての現象です。実質成長率を名目成長率が上回るという現象は、資産効果を成長力に換え、経済成長を早める働きをします。それを宮澤喜一は、年収の5倍で家が持てるように…と、年収を上げる政策ではなく、地価を下げる政策を実行するわけです。バブル状態になっていた金融機関は、その対策が出来ておらず、もろに逆風を受けます。これがバブル崩壊ですね。折しも、プラザ合意で円高不況を乗り切るために、日銀は超金融緩和を実施し、貸し出し競争の最中で…、なにが東大法科のエリートだ。馬鹿そのものですね。もともと橋本総理も馬鹿でしたが…。

自分で調べてみれば分かりますね。1985年は2.2%、それから徐々に下落し、日銀が緩和政策を実施、再びデフレーターは上昇し、1989年バブルが破たんします。1993年から、ずっと1%を割れるのですね。これじゃ…世界競争に勝てる訳がありません。ずっとマイナス状態です。エルピーダの坂本さんが沈むわけです。昨年は消費税の引き上げのせいじゃないか?…との疑問をお持ちの方もいると思います。1997年も3%~5%の消費税の引き上げで、一時的にデフレーターは上昇しましたからね。確かに、その可能性は否めません。しかし消費税の引き上げが沈静化する10月~12月期に0.5%上昇していますからね。四半期別の動きを掲載しておきますね。このグラフを見ると分かりますが、明らかに日銀の異次元緩和は、効いているようにカタルには見えます。

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この事は資産効果が生まれることを、示すのですよ。カタルは、サラ金規制は行き過ぎだと最高裁の今井判事の判決を、あの時に批判しました。法律が成立する前まで、遡って適用するやり方は、法治国家として…おかしいと思ったのです。その為に大手サラ金も全滅ですね。アコムだって三菱が救わねば、倒産ですよ。武富士は独自カラーが強く、引当金の積み立ては、大手では一番、厚く積み立てていましたが、それでも倒産に追い込まれました。国が自ら、一つの産業を潰す国が、何処にあるのでしょう。それほどの清貧思想です。よって必ず、怨念の相場が生まれると…カタルは考え、残ったサラ金株を推奨していましたね。アイフル好きは、その為です。しかし、もっともよかったのは「Jトラスト」でしたね。27円から4560円で…、しかも株式分割をしていましたね。1:2の分割だったから、実際に安値で買って、高値で売れば337倍になったわけです。まさに怨念相場に相応しい残存者利益です。

土地も同じですよ。カタルがここに来て「1300兆円の逆襲」と再三述べているのは、バブル期から失った我が国の土地の資産価値なのですね。政策が転換した以上、これが逆回転をするのです。本当は、カタルの好きな金子さんの会社を取り上げたかったのですが、途中で金融庁の査定によって潰されました。その怨念相場が、同業のケネディクスに生まれるとカタルは考えています。だから「1300兆円の逆襲」なのですね。GDPデフレーターがマイナスの状態で、設備投資をしろと言うのは、無理があります。工場を建てた瞬間から資産価格が劣化するのです。操業率が落ちれば、直ぐに減損会計です。これじゃ、誰が設備投資をするものですか…。当たり前の理屈ですね。カタルが、昨日、ようやく、おまちどうさま…と述べた意味の理解が、進んだでしょうか? これで、必ず、PBR1倍以下の株式は、市場から消えます。

銀行の株が上がっている背景は、その様な意味がある…とカタルは考えています。市場には様々な意見があり、反対論もあるでしょう。どうぞ、反論をして下さいね。いつでもメールをください。でもカタルは、そう考えていますね。だから中越パルプの2日間ストップ高の現象も、材料は褒められたものではありませんが、PBRの修正の目玉株とも考えられますね。故に、一度はリバウンドがあると思ったのです。場合によれば、再び市場人気を得ることもあるでしょう。それは全体の相場によりますね。国の政策がデフレ脱却なら…、だって、日銀はETFを買い、リートを買っているのですよ。株価が上がり、地価が上がりますね。故に野村証券も上がります。1兆円以上もAUM残高があるケネディクスは、宝物になりますね。だいたい採算利回りに合う不動産を、新たに確保する事は大変なのです。

あおぞら銀行が、新たにリートの世界に参入するようですが、利回り採算に合う物件を、どうやって集めるのでしょう。やはりケネディクスは、デフレ脱却の最右翼に位置しています。この手の株を一株利益で判断する人がいますが…、Qレシオの歴史を知りませんね。もう一度、その意味を、勉強し直した方が良いでしょう。黒田さんの心が折れない限り…必ず、株と土地は、上がり続けるのです。GDPデフレーターの意味を、もう少し勉強した方が良いのでしょう。6000万株の信用買い残は、相場が悪いと重荷になります。しかし市況が好転すると…、今度は逆に、売り物があるから良いのですね。プロの証券マンなら、この意味が解るでしょう。

世界のヘッジファンドは、何を、しているのでしょう。サードポイントの様にファナックを買っている場合じゃありませんね。日本の政策を買う本手の筋が、参入するべきタイミングだと思っています。ブラックストーンさん、あなたなら簡単に株価を持ち上げられますね。仕掛け人の登場が待ち望まれます。早くやるから…強弱感が対立し、相場妙味が増すのです。仕掛け人の参入が、待たれるのです。この銀行を中心とするデフレ脱却の後に訪れるのが…007やJ・TECと言う未来型企業のスマートコミュニティーを押し上げる産業です。故に、もう少しに辛抱ですね。先日、J・TECには、何処かのファンドが新たに参加していましたね。このタンミングで参入するのは、カタルの見方そのものです。どっち道、株が上がるのは決まっています。問題はタイミングですが、安く買えるうちに買って置かないと、人気が付くと玉が揃いませんね。今は静かに下値を拾えばいいのです。

自信満々に原稿を書いていますが、本当に大丈夫かな? いつも、目一杯の勝負しているようじゃ…、一度ぐらい、大きなヒットがないと…生活もままなりませんね。保険料ばかり積み立てているようじゃ、話になりません。果たして今回は本物かどうか…神のみぞ知る限りです。チャート的には、何度も言いますが…、前の二つの山を取らないと、上昇波動の確認になりません。つまり1/28の556円、12月26日、29日の575円ですね。この二つの山をクリアしてからの参加でも良いのですね。此処からの売り板は、しばらく厚いのです。アイフルが483円ですね。やはりケネディクスは、相場のスピード感から言って、100円上の位置の筈ですね。だから今頃は583円が正当な株価位置の筈です。それでは、また明日。



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