アーカイブ:2015年12月

12/08

かたる:昨日の日経平均採用銘柄の平均陽線率はマイナスの0.28%でした。この所、サイコロジカルラインも50%を割れたりしており、明らかに一服状態に入っています。つまり先駆した株は、高値保ち合い場面に突入して、出遅れ銘柄を物色している状態ですね。カタルレポートで取り上げているケネディクスは先駆した銘柄で、この所、急伸したJTECやクラウドワークスは、出遅れ銘柄と言う訳ですね。

好循環とは…何か?この流れが、もう一度、先駆した銘柄に戻ることを言います。そうして全体の水準を底上げする状態が、好循環相場になりますね。今は、戻りの第一波がまもなく終了と言う株価位置なのでしょう。8月、9月の急落から戻りが一巡しつつある訳です。

今日はパイオニアが、よく買えて来ますね。昨日は売れていたのに…。よしよし…。カタルはパイオニアが、年末年始の「スター株」と位置付けています。Vテクに続き…打ち出した銘柄です。既に100円以上も、推奨株価より挙げていますが…まだまだ継続しています。理由は色々です。さて力を入れているケネディクス、この所、再び持ち株数を増やしていますが、果たして正解か、失敗か…、これは神様だけが知っている領域です。こんな事が分かれば…苦労はしません。分からないから面白い訳ですね。先駆した株のケネディクスが上がると…相場のスケールが変わります。この所、なりを潜めているサラ金株もソロソロかも知れません。

ただ、何度も話していますが…三菱UFJや郵政などの株価推移が、今一ですからね。この背景は、米国経済に対する見方が割れている為ですね。昨日はOPEC総会を受けての現象でしょうが、原油価格の下落が目立ちます。8月、9月の再来ですね。米国への資金還流が起っている為に、基本的に世界から資金が吸い上げられています。この金額が1200兆円と言う記事を見ました。この内、1/3のおよそ400兆円が、新興国の債務だそうです。つまりブラジルなどが、危ういのですね。数年前にブラジル債が、大はやりしていました。金融デリバティブを使った商品を、末端に販売した事例ですね。目先の高金利に目を奪われ、多くの日本人が買っている筈です。このような仕組み債は、必ず、胴元が儲かるように設計されており、長い期間の投資には向きませんね。

損をしたら…売らずに買い続けるのは、相当な資金力がないと…ドル平均法利用して、確実に儲かる方法は、利用できませんね。最近になってカタルは、以前、失敗したグリーを再び久しぶりに買いましたが…3年になるのかな? つまりあの時は、1000円で損切りをしたのですが…100円刻みでドル平均法を値幅で採用しているとしたら…普通の人間は嫌になりますね。人間の気持ちと言う「モチベーション」は、通常は2年程度が限界のようです。だから「石の上にも3年」と言う諺が生まれたのでしょう。まぁ、3年程度なら、どうにか…なります。

しかし日本の失われた時代は…1989年から見て26年です。26年間も高値を取ってないのです。38915円の高値を…。確かに、時価総額ではバブル期を抜いたそうですが…。その論法は逃げですね。やはり38915円を抜いて、初めて…日本は新しいステップの時代に突入するのでしょう。安倍政権に入り…初めて、名目GDP600兆円の目標を打ち出しました。「ブラックロック」を招いた総理なんて…聞いたことがありませんね。金儲け集団のヘッジファンドからアドバイスを求めたのです。

その成果の一つが…外形標準課税の税制転換です。つまり赤字企業にも税金を掛けるわけです。カタルは「楽天」の経営スタイルの批判を繰り返してきました。楽天の経営は、昔の西武鉄道と同じですね。赤字の会社を買収して、総資産経営で税金をあまり払わず、経営規模を拡大させる方式です。しかし世界中に生産基地が存在し…時代は産業革命以来のスマートコミュニティー化に突入している訳です。規模の拡大が正しいのでしょうか? ROE経営とは…ブヨブヨに肥った体を、筋肉質体質に変えることですね。体脂肪率を減らし筋肉の割合を高めることです。これを促進させるのが、外形標準課税などの税制転換です。日本株は10万円へ向かっていますね。米国並みのROE15%を達成すれば…日経平均株価も、過去最高株価を更新する事でしょう。

此処で、覚えている人がいるでしょうか? カタルは、以前、ヘッジファンドのパラメ・ローズノー女史の記事を…紹介しました。彼女は膨大な資料を読み、情報を見ていると日本株は有望だと言う話でした。そうして日経平均株価が4万円に向かっていると言う話ですね。この条件を達成するために…是非とも、欠かせないのがROEの改善です。現在は8%などと…寝ぼけたことを日経新聞は言っています。日経平均採用銘柄の赤字を除く平均は、既に9%ラインなのです。これを…早く15%ラインに引き上げることです。

その為には、投下資本を絞らねばなりません。儲かる所に…資本を集めることですね。日本を代表する会社が率先して、無駄を省かねばなりません。株式持ち合いなど…無駄な村論理ですね。良い経営者は引っ張りだこです。3流経営者が生き延びる村論理は必要ないですね。利益を確り出し、悪戯に内部留保を積み上げ、保身を謀るべきではありません。ほら…安倍政権は、ROEを高める政策を実行していますね。だから日本株は上がります。外人は日本株を買い越しますね。

カタルは何時も、事前に…相場展開を予測して発表しています。当然のことですが…未来予測など当たるものではありません。しかしかなりの確率だ…と自負としています。昨日もクラウドワークスは、ストップ高しましたね。まだまだですからね。下値が在ったら…また株を拾って於いて下さいね。値動きだけを追う目先の連中は…どうでも良いのです。我々は、時代の先を見て、投資をするのです。

昨日も述べましたが…FOMC終了まで、まだ間があります。故にイエレン時間の評価で意見が割れているので、当然のことですが、色んな見方がある訳です。しかし所詮、やってみなくては分かりませんからね。今はイエレン時間が評価され、その流れの中にあります。利上げをすれば…およそ2年半も、バーナンキ元議長のテーパリング発言から、揺れ続けていた問題に終止符が打たれ、スッキリ感が出ます。これを市場は好感します。だから、このモタツキは買い場になります。原油安など…不安感が台頭するから買い場なのでしょう。でも来年は分かりません。カタルは、もともと、米国景気は「偽りの回復」なので強くないと述べています。ただこの「揺れ具合」が…堪りませんね。パイオニアの…この揺れ方です。今、365円の安値が買えましたね。もっと下も買うべきかどうか…。迷います。

プロは…いつも、売りながら買うのです。この感覚が分かる人が…一体、何人、市場にいるのでしょう。証券マンは、目先の株価に心が揺れることがなく…確り、いろんな資料を読んで勉強して、理論武装を整え、お客さんとの対話に臨まねばなりません。クラウドワークスは、良い会社になると思っています。何故、カタルが選んだのか? 別に、ベイリー・ギフォード・アンド・カンパニーの存在を知っていたわけでないなのです。上がる株は…事前に、上がる素質を持っているのです。655円まで…一旦、売られましたね。今は戻り相場のようです。出来高は168万だそうで…、目先妙味も増しているようですね。一気に仕掛けるのでしょうか? まぁ、どっちでも良いです。

カタルはパイオニアが規制銘柄になると考えているから、先日、シャープを引き合いを出し、出来ることなら、規制の発動は、早くない方が良いと述べたのです。故に今日は、乖離問題もあり、休んでいます。株価が騰がり出すと…一気に、在庫はなくなりますからね。昨日までの上昇では上がれば売り、下がれば買いでしたが…。今度の上昇では…売ることなく、しばらく買い乗せで…対処しようと考えています。果たして…当たるかな? 何時も有言実行のカタル君。本物の投資家に変身できるか? それとも、今迄通り「あすなろ」のままなのでしょうか?

神様の采配はどうなのでしょう。 アレレ? ケネディクスの480円も買えたようです。大丈夫か?カタル…。また、明日。



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