アーカイブ:2015年12月24日

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かたる:気になるNY市場の動きは3連騰で17602ドルです。しかし利上げが発表された16日は17749ドルです。この日の高値は17784ドルで、やはり3連騰したとは言え、抜いてないので気になることは変わりありません。まぁ、容認レベルと言えば、その通りですが…どうなるのか。基本的に、今の所しばらくは、新ステージへの観察時間だろうと思っており、株式相場が直ぐに崩れることはないと思います。

もし…あるとすれば、来年春以降です。再来年とかに「ずれる」かもしれないし、「ないかも」と言う事もあります。場合によれば…、ゾンビ対策が終わり、強い経済状況になるかも知れないのです。何しろ、米国の目先は、かなり経済状況は良い筈です。何しろ資金が流入しているのです。今回の政策変化で、直ぐに状況が変化するとは考えられません。故にカタルは、やはり、今回の金融政策を好感する「スッキリ・ポン」相場になると思っています。つまり日本株に対し、外人買いが期待される訳です。

日本は、失われた時代の「肥やし効果」は、絶大なのですね。この時間推移は明治維新の時間感覚で、変革には充分過ぎる時間が経過しました。故に抵抗はありましたが、比較的スムーズに自民党の集票マシーンであるJA改革も板についたのです。昔を知る団塊の世代は続々と退社し、企業の人件費比率も下がっている筈です。この分を若者に配分できますから、日本の社会にも活力が生まれてきます。問題はコーポレート・ガバナンスです。ただ東芝の事例を見ると日本村論理の限界を見るように感じています。延命では所詮、新時代は乗り切れません。完全にパラダイムショック(枠組みは変更)されました。

でもトヨタのAA株の存在が、やはり、引っ掛かります。会社は誰のものか?と言う命題ですが、基本的に保身構造を残す経営は、排除されるべきですね。精一杯、頑張る構図にしないとなりません。その点、本日の新聞にもJCOMがジュピターショップチャンネルを1000億円で買収するとか…。更にこれは海外ですが、リクルートもオランダの人材派遣の会社を買収していました。このような買収は、時代の変化が早くなっており、効率化を狙う動きですね。会社の資産を充分に活用していない経営者は、多く存在します。保身に走る経営者も多いですね。「安定配当」などと言う言葉は、自らの保身に聞こえます。

一所懸命に経営して、破れるなら仕方ありませんが、保身に走り、どんどん事態が悪化するのは、呆れてものが言えません。東芝などは…その事例かも知れません。これは日本的な風土ですね。TOBを毛嫌いします。むかし王子製紙が北越製紙に対しTOBを掛けたことがありましたが、上手く運びませんでした。しかし明らかに製紙業は多いですね。石油と同じように、追い込まれるまで動かないのでしょうか? このような事例がたくさんあります。すべては雇用がネックになっていると思われます。しかし社会風土を変えれば…M&Aによる合理化は、「り」があります。利益が生まれますから、理解も得られるでしょう。

もし買収が一般化すれば…日本の時間推移は、もっと早く進む筈です。買収されると分かれば…、経営者は時価を上げようと利益を上げます。相乗効果が生まれますね。M&Aが一般化すれば、株式持ち合いなどと言う「ぬるま湯」の村論理は消えます。経営者はROEを高める努力をしますね。だって資本効率が高いなら、TOBは、基本的に掛けられません。良い会社は、良い経営者に任せられますね。論理的にはスチュワードシップ・コード及びコーポレート・ガバナンスの定着が欠かせないのです。これが日本株式を10万円に押し上げる原動力になります。折角、恵まれたスマートコミュニティーと言う構造変化を、活かす事が出来るかどうか。未来はこの変化の対応力が問われます。

基本的に明日まで…、損切りの税金対策があり得ますが、カタルは、概ね峠を超えました。ただパイオニアへの期待感が強く、買いから入っていたために、失敗しましたね。来年の教訓にしたいと思います。売りから入るべきでした。損切りをして、買いは後回しにすべきでしたね。トホホ…。やはり下手糞です。故に、短期的には予定数以上の持ち株になっています。仕方がありません。クラウドワークスもそうですが…、目先、相場と言うか、跳ねたものは、どっちにしても、対象になりやすいですね。実損がある人は、税金対策が面倒だから、評価利益がある場合、計上しますね。逆に実現利益が多く評価損のある人は、建玉の買い値を下げる作業をします。2割だから100万円の実現利益があると、20万円の還付があります。だから、やはり評価損を実現損にする意味は結構あります。来年はこの動きを利用しないとなりません。教訓が増えましたね。

さて、しばらくは混沌としており、様々な経済指標の推移を見なくてはなりません。故に主力は手掛けにくい筈です。だからカタルは、夢と仕手性がある自走車関連に狙いを定め、パイオニアを推奨しています。75日線は313円ですが…、いかにも作為的な動きに見えます。チャートもクラリオン、JVCKW、何れも…パイオニアと同じような経過を歩んでいます。このトリオの動きは、基本的に似ています。これにアイサンを加えたカルテットと、話していましたが…、最近はアイサンの株価が飛び過ぎたので、これを外しテクノスジャパン(3666)に変えました。テクノスジャパンは、本来はビックデータ処理の会社ですが…ZMPと提携しており、来年の目玉になる可能性があります。それ故、選んだわけです。

来年、前半は、これで決まり…です。ケネディクスは12月決算銘柄で2月に数字が確定します。問題は、来期予測ですが…宮島さんは、やはり保身に走る経営者に見えますね。折角のチャンスを活かしていません。だから本当はTOBを掛け、経営者の首を変え、コンセッションに力を入れる経営が、望ましいと考えています。買収するためには、日本の期待インフレ率が、もっと高まる必要性があります。地価の上昇に欠かせないのは人口問題です。建設作業員や介護要員などの移民を、どう受け入れるか? カタルはテロの状況を見ると、やはり移民制度は…世界の流れとは言え、あまり大っぴらなやり方は賛成できません。以前は肯定派だったのです。でも治安問題がありますからね。キャッシュレス化にして、監視カメラをもっと導入すれば…犯罪の検挙率はドンドン上がり、治安が安定します。今のやり方でも…移民制度の特別枠で増えますからね。

今年もカタルは、「鳴かず飛ばず」なのですが…、皆さんは、そんなに儲かっているのでしょうか? そんなに…評価損を計上しなくちゃ、駄目なのかな? みんな上手いですね。どっちにしても、明日で、年内最終日は終わりです。今日の午前中ぐらいが…心理的にみて山場じゃないかな? きっと買い場だろう…と思っています。来年は、バラ色相場のルンルンルン。楽しみですね。日本株上昇の条件は揃っています。一番は、名目GDP目標600兆円ですね。それでは…また明日。



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