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やはり日本人の性格として、米国株や中国株の動向が気になるようです。真鍋さんが述べている「協調性」の精神です。今の時代の若者は、長い失われた時代を過ごし…希望がありません。そんな中、こちらのサイトを発見しました。今の若者がどんな様子かを覗い知ることが出来ます。

カタルは日本の政策の失敗が、このような環境を作ったと思っています。振り込め詐欺も同じです。中国も、日本と同じような壁にぶつかっています。資産インフレを過度に利用した咎めです。しかし中国人は日本の指導者と違い優秀ですよ。恒大集団のようなケースが他にも多くみられますが…たぶん日本と違い…別の選択をするでしょう。

更に…ついでですから、この失われた時代の過程で、何が起きたか…を示す代表事例の中に日本の半導体産業の凋落があります。此方のレポートは、なかなか優れています。今の日本の問題点を掲げているように思います。あの時にカタルはエルピーダの坂本さんを応援していましたが、結局、「清貧思想」にやられました。

これらの概念は、今の株式市場を考える上で、必要な基礎知識です。

これに加え…何故、今回の海運株の「押し幅」が大きくなったか? カタルはもともとITバブル期のソフトバンクの値動きを参考にして、相場観を組み立てています。あの時はITの黎明期で…未来技術に対する期待感がありました。

でも海運と言うは、今の一般認識は、コロナ禍騒動から波及した「フロック」の運賃相場と言う概念です。だから何れ、市況は大きく崩れて…企業業績も落ち込むから、株価はもとに戻ると言う仮定が、この船株の調整幅を大きくしました。これにアルゴリズムの売買が加担します。

このアルゴは「高速取引」と呼ばれ…様々なプログラムがあるのでしょうが、カタルの推測で、今までの値動きと板状のバランスを元にして、自動売買するプログラムが作成されているのでしょう。

だから株価は「連騰」や「連続安」になる傾向があるのではないかと推察しています。つまりアルゴの売買比率が高く…目先の値動きになると言う解釈です。

ITバブル期のソフトバンクの動き25日線乖離(下の緑の線)

その為に、今回はITバブル期より…激しく株価が動いたようにも感じています。ITバブル期のソフトバンクの25日線のマイナス乖離は、最大で12%程度でしたが…今回の川船は20%を超えました。これじゃ…追証の連鎖になります。常識的な買いが、なかなか入りません。(Ctrlキーを押しながら…マウスのクルクルを回すと、画面は拡大します。スマフォは指を広げましょう。)

一つは機関投資家が不在なのでしょう。バブル期は多くの参加者がおり、一般企業でも財テクが盛んでした。カタルも「営業特金」を構築して、10億円程度ですが…法人企業から運用を任されていました。

金融のプロではなく、素人が多く相場に参加していましたが、今は個別株運用をやっている機関投資家は、殆どなく…多くが指数などを利用したパッシブ運用です。

個別株のアクティブ運用をする機関投資家は壊滅しています。もともと海運株は斜陽産業でしたから…日本郵船でも時価総額は、僅か1兆3468億円です。一般的にパッシブ運用のETFに採用されるのは、3兆円基準と言われています。だからここから株価を2.5倍ほどまで持ち上げることが出来るなら…大きくの機関投資家の運用対象になります。3兆円の壁です。

でもカタルは、まだハッキリ見えている訳ではありませんが、今回の海運相場は別の世界を暗示している可能性も感じています。「物流機能の見直し」です。

今回のコロナ禍でサプライチェーンが見直されています。トヨタは東北大震災でルネサスエレクの工場が被災して、半導体の生産が止まりました。その経験を活かしたので、前半はなんとか…生産調整をせずに販売の「機会損失」を免れました。しかし後半の今はベトナムやタイなどの部品生産の工場が止まり、とうとう生産調整に追い込まれています。

最新の話題では、中国の電力不足でダイカストの生産不安があるそうです。いつでも手に入る筈の部品や材料がジャストインシステムで手に入らないのです。トヨタのかんばん方式が覆っています。

このような事例に加え…安全保障問題が生まれています。台湾が中国の軍事進攻になったら…大変です。TSMCに世界の製品が生産委託されています。この物流システムに自動運転などの技術革新の波が訪れています。最近の研究では無人航海実験です。GPSなどを利用して船やトラックが、無人で…ものを運びます。

市場原理の理屈は、お金が「必要なところ」に、お金を流すのが役目です。必要のない産業の株価は安く評価されます。

ここでは…このような視点で、トヨタとテスラの株価を比較すると、この市場原理が理解されると思います。昔の論理ではないのです。お金は使ってないぼ…有効に活用してもらう所に、お金が流れるのです。人類の夢の「理念」に、お金がドンドン流れます。この考え方がROE経営です。

物流システムは…ある意味で非常に重要です。少し突飛な発想ですが…先日、決算を見ていたらケネディクスが大株主になった「シーアールイー」(3458)の株価が上がって来ました。物流倉庫の会社ですが…この成長ぶりは凄いものです。僕らの生活を支える物流の世界に、もっとお金を流しても良いんじゃないか?…とも考えています。

ここで思いつくのがリカードの「比較生産費説」です。有利な場所で生産をした方が効率的です。この理屈を知らない人は、ネットで検索すれば解説が溢れています。

つまりカタルは「物流の黄金時代」が訪れても、不思議ではない…と思っている訳です。市場原理とテスラの株価など…「一連の流れ」を重視して、その中に海運株相場を位置づける考え方も成り立つと思っています。

株と言うのは、分からないものです。今回の上げ相場も下げ相場も…しかしこのような株価になる背景が存在し…その原理を突き詰めると…どんな世界が見えるか…と言う話です。バブル期の不動産株は、今の「レザーテック」(6920)と同じように…PER100倍まで買ったのです。今の時代はPER10倍以下の評価です。

当然のことながら…カタルの短期口座は評価損が消えると「信用の枠」が空きますから…本日は、また懲りずに船株を買い増しに行きました。商船三井を500株、そうして川船を1000株買った次第です。どうなりますか…。また大引けには「投げる羽目」になるかどうか…。相変わらず、懲りない面々なのです。馬鹿は死ななきゃ…治らない。つまり永遠にバカのままです。

どうも値動きから観察すると、全体相場は、ポジション調整の「地殻変動」は昨日で終わった可能性があります。ここでは村田製作とソニーの株価を比較すると…カタルが述べるファンドの連合の作為的な株価形成を知ることが出来ます。東芝もそうですよ。この株もファンドが値動きをコントロールしています。だから下げた所を買えば…必ずリバウンドします。レーザーテックも、似た素質を持っています。

いやはや…また海運株は下げてきました。トホホ…です。通常は、来週以降でしょう。無理をせずにノンビリ構えましょう。それでは、もう少し別口座で…買ってみるかな?

今の株価は5480-5620-5390-5430=5059000(9:46)ですから、昨日と同値の5410円で指値を入れます。別口座なので…僅か100株の買いです。買えるかどうか…。いちいち見ていませんからね。今、5410円の売り物になったので…買えました。果たして、どうなるのでしょう。

株価が上がっても、下がっても…相場を楽しんでください。楽しむためには、無理をしない投資の範囲にしましょう。ここで一発儲けようと…「スケベ心」を起こさないことが肝要です。

海運株の評価は、人により大きく割れます。だから…株価は「仕手化」する要素を持っています。コロナ禍で生まれた一時的な市況による、一時的な業績と言う見方が、一般的なのです。だから最初から市況ものだから、期間限定で…「博打相場」だと述べています。

でもカタルはこの性格ですから、いつも強気に物事を観察しています。これは生活信条の問題です。ネガティブにものを見る日本人が大半です。しかし失われた時代も終わり、カタルは新しい世界の「名目時代」に、既に時代は移行したと述べています。だから日経平均株価が10万円説を述べています。

基本認識を何処に置くか…。カタルは常に「前向きな」考え方で行動をします。ネガティブな発想も、当然の話ですが、カタルの頭の中には存在します。

海運株は最初から「腹を括る」と述べていますから、有言実行なのです。それだけの話です。どっちが正しいか…そんなことは神様次第です。カタルは神様ではなく、その辺に転がっているアホな人間です。アホはアホなりに人生を楽しもうと思っている訳です。

博打を好まない人は「三菱UFJ」(8306)ではないかと思っています。此方を参考にすると良いかな? カタルの狙いは別の所にありますが…金融の世界も斜陽と言われており…やはり「改革」が必至です。

日本人は「ぬるま湯」体質ですからね。失われた時代で「ゆでガエル」になりました。いい湯だなぁ~と浸かっていると、いつも間にか…死んでしまいます。もうすぐ時間切れになります。

昔、よく述べました。「ガラガラポン」の世界が、やって来るのです。自分の身は、自分で守らねばなりません。百姓なら食えますよ。だから…せめて自分の周りに、百姓の友達を作らないと駄目です。それでは、本日はこの辺で…また明日。



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