10/7

自分で真剣に生きている人は、世の中にいったい何人いるのでしょう。大概の人は人生の指針と言うか…希望を抱かずに、惰性で人生を過ごしているのではないでしょうか? 

人間はやる気になれば…「何でもできる」と思っています。問題は、やる気になるかどうか…モチベーションの問題でしょう。日本人が特に…今、欠けている精神です。失われた時代を通じて、この堕落は加速しました。中国の「寝そべり族」の誕生と同じです。

カタルは観てなかったのですが…かみさんの話では、ノーベル賞学者の真鍋さんが米国籍になった理由を、テレビで話していたそうです。日本の「協調性」などの為だそうで…周りと同じ行動を求められるためだとか…。最後は、カタルが語っている教育論まで、ほぼカタルの考えている「日本の欠陥」について述べていたようです。まぁ、良い面でもありますが、今は弊害です。その報道はテレビなのでなかったのですが、こちらのサイトに似たようなものがありました。それを紹介しておきます。此方です。

もう一つ…こちらの記事は、なかなか重要です。読んで置かれると良いですね。岸田政権は、賃金の引き上げを述べています。彼の古巣なのかな? 現在も派閥があるのかどうか…。嘗て存続した「宏池会」が輩出した総理大臣、池田勇人が打ち出した「所得倍増論」を見習ったもの…と言われています。

この記事の中で、過去の時代(1970-1995)が25年で所得が2.9倍になったが…この1995年から2020年は11.2%も賃金が下落したそうです。この原因を、この作者は「技術革新の欠如」としています。カタルは総資産経営の日本村社会の存続が、原因だと思っています。

同じことなのです。

そうして、この打開のために日本は「ROE経営」を目指せ!と述べて…利益率の低い産業を切り、高付加価値の利益率の高い産業に移転させよと述べています。

このROE経営は、無駄なお金を貯めずに、設備投資にお金を使う意味でもあります。だからROE経営をすると「技術革新」にもお金を使います。この大切な事を伝えるはずの責務を持った日経新聞が、その役目を果たさずに…村社会派閥寄りの報道を繰り返しています。だから駄目なのです。

もう誰が首相になっても…日本の新しい扉は、開いているのでしょう。その記事がデンソーの…あの報道です。この記事の凄いのは、既に貯めた自己資本を崩してまで…効率化を進めると述べている点です。至る所で…リストラを実施しています。富士通は、少し前…業績が好調なのに希望退職者を募りました。一部でこの行動を批判している報道がありましたが、結局は容認され…その後の富士通を観ると、この正しさが証明されています。

あの1992年にパイオニアが指名解雇を行ったときに、社会から叩かれたのです。まだ当時は終身雇用が一般的でした。だから週刊誌などは…ぼろ糞の表現でした。この話と先ほど紹介したノーベル賞を受賞する真鍋さんの話を重ね合わせると分かります。そうして…その考え方を発展させていくと、最後は日本の「教育制度の問題」になります。だから時間が掛かります。

何故、責務を忘れた日経新聞を批判するか? 

多くの経営者が日経新聞を毎日読んで教育されているから…日経の紙面が大きく変わることが必要なのです。最近はネットの世界になり、カタルの日経を読む時間はどんどん減っています。ほとんど…見出ししか見ていません。中身を読まなくても見出しで分かりますからね。むしろ日経産業新聞や海外のメディアに時間を割くべきでしょう。日経産業新聞を最近は読んでいませんが、現役の頃から、ずっと読んでいました。掘り下げた報道はナカナカです。

本日は大幅安かな? …と思っていたら米国では予算が年末まで認められるようで、株価は下落した後に上がりました。このラインは下値の関門で抜けると一気に整理が加速します。だから注目点なのです。

しかし同時に…皆さんは、気付かないかもしれませんが、昨日なんかの相場はインフレ対応の方向性に相場の舵を切っています。村田などを売り…三菱UFJなどを買っていました。この路線は前から存在しており、昨年末にカタルが野村証券を選択している時点からあります。米国金利が上がるシナリオです。

この関係に「米中対立」が絡みます。最近の恒大集団の問題も、前からあるのです。皆さんが気付く前に…色んな未来図があり、どれを選択して…どの程度のスピードで変化をするか? この読みが「株式投資」です。

ドルが基軸通貨でいられるのは…軍事力と科学力にモラルと言うか…、そんなものですが、トランプは、米国第一国主義を掲げ、このドルの基軸通貨問題が浮上します。FRBが「ステーブルコイン」を発行するかどうか…も、重要な要素になります。あまり難しい解説をしてもしょうがないので…普段は噛み砕いて説明しているつもりです。

ファストリ(9983)の日足推移

例えば…注目しているユニクロ(ファーストリテイリング=9983)です。今回の下げは…国内販売が不振による決算を受けた株価の下げだそうです。「駄目押し」は良いのですが…本来なら、決算を受け、株価下落は過去の業績不振の尾(緒?)を引きずらずに…株価が上がるのが妥当だと思っていますが、そうなりませんでした。

だってコロナで外出制限が解かれ…これから販売が伸びるはずです。この株とANAは同列の考え方だと思われるのに、不思議です。指数の影響なのかどうか…。判断が難しいですね。このような考え方が「市場の整合性」の考え方です。

つまり個別銘柄同士の値動きの関係を見て、未来の流れを探るのです。

昨日は三菱UFJが上がり…石油資源開発の株価が上がりました。インフレ対応です。それなら商船三井の株価も上がっても、良い筈ですが…船株はまだ整理の流れが強いようです。でもこの船株同士の値動きからも未来図が見えます。

昨日は日本郵船と川船は大きく下落しましたが、商船三井は小幅に留まっていました。まぁ、前日も下げていたからかもしれませんが…商船三井の出来高が減って来ました。これは、これまでの目先狙いの参加者が、日本郵船と川船に集まっていたから…商船三井は人気がなかったから…とも考えられます。事実、現物株比率は、商船三井は70%台ですが、日本郵船や川船は55%ラインです。逆に…資源の高騰で石炭の需要が膨らみ…ばら積み船の市況、つまりバルチック海運指数などの影響を受けているからかもしれません。

このように…「市場の整合性」を考えていきます。

いろんなケースを相場の中でも考えます。チャートのパターンも同じですよ。過去の事例から未来を推察します。カタルが何故、ITバブルのソフトバンクと今回の海運相場を比較しているか? 

色々、原稿を書く背景には、隠れた意図もあります。その行間を読み解く力を養ってほしいのです。 株式投資は非常に奥が深くて面白いのです。今回の海運株でカタルは川船の低PERとレーサーテックの高PERを比較させています。この背景は、持続的な利益と成長力の違いですが…それにしても不可解な現象なのです。だから面白いのです。

昨日、ある読者から、こちらの情報を頂きました。貴重な情報を教えてもらってどうもありがとう。

出所がEDINETのサイトですから、確かな情報です。この資料を読むと、川船を買っている村上ファンド(エフィッシモキャピタル)はゴールドマン・サックスを始めシティー、JPモルガンなどの外資系中心に1000万株ほどの川船を貸したそうです。この事実が分かります。しかし…この貸し出した意図は分かりません。この背景に、どんな狙いがあるかどうか…。

カタルは、明らかに…「意図的な下げ」を感じていました。ですが…村上ファンドもバカではなく…彼らが売り始めているかもしれません。この契約は当事者でないと分かりません。どんな契約になっているのかどうか…そんなことより、僕らは公開情報を元に考えましょう。

大相場に発展するためには、様々な人間が相場に参加して…「手替わり」が不可欠です。村上ファンドが貸した株を、ゴールドマンなどが利用して単に鞘を稼いでいる見方も出来ますが…売り買いしている人たちの理由を、詮索しても…無意味です。

自分がPER5倍以下の株価をどう考えて…どう行動するかです。他人の行動を詮索しても意味がありません。先ほどの真鍋さんの発言と同じです。日本人らしい…協調性が強いために他人の行動が気になるようです。村社会論理です。

カタルは「投資は孤独」だと述べています。

投資する人間の力量により投資戦略も変わります。大きなお金になるなら…ヘッジも必要になるでしょう。カタルは昨日、折角…買った船株を大引け間際に追証の為にまた投げました。買って投げ、買って投げを繰り返しています。ですが…こんなバカ投資を全部の口座でやっている訳ではありませんよ。

メインのシナリオに沿った投資をしている口座もあります。様々な実験を繰り返しています。確立された投資法を探っています。10年程度で投資の真髄が、会得できる業界程、甘くないのです。

イナゴ族で目先を稼げる人は凄いですね。でもそんなものが投資なのかどうか…。所詮は遊びの世界です。本物なら今の時代なら挑円単位のお金になるのでしょう。100億を超えると自分の売り買いで値動きしますから…どうしても政策の読みから、経済の仕組みを知る必要に迫られます。小手川君は優れているから不動産の世界にお金を移したのでしょう。目先は何れ…限界が来ます。

カタルは本物を目指したくて…毎日、努力をしていますが、未だに「穴倉生活」です。いつになったら、この状態から脱出できるか、どうか…。それとも棺桶が早いかどうか…。

やはり船株は面白いですね。一般的には、まだ早いと思っています。やはり中旬から下旬を待っての行動でしょう。通常は昨日も述べたように…相場が終わっている確率も高いのです。戻りは1/3までの6200円程度が限界なのでしょう。

ですが…読者からもらった資料を、まともに捉えるなら…仕掛け筋の「演出論」もあり得ます。演出なら天井は相当高いですね。だって最大PER10倍として川船の一株利益が5000円に膨らむなら…株価は5万円です。ここから更に10倍です。一概に否定できないでしょう。この阿保な空想が…。だから株式投資は面白いのです。

川船がレーザーテック並みの評価であるPER100倍以上の50万円なるなんて…絶対に、思っていませんが…。世の中の現実は、「小説より奇なり」なのです。ハハハ…楽しいね、空想は…。また…明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2018.11.03

    生き地獄
  2. 2017.03.22

    3/22
  3. 2022.04.25

    4/25
  4. 2015.10.27

    10/27
  5. 2023.03.23

    3/23
  6. 2016.05.06

    5/6
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本