それにしても…米国株も「強い」展開です。「根強い」…トランプ関税批判はあるのですが、やってみなければ、分からないことも多いですからね。あまり、あれこれ…事前観測に振り回されて、右往左往せずに…現実的な対応をすれば良いのでしょう。

でも今日の日経新聞の此方は参考になりました。カタル自身も反省させられます。
その為には「無理をしない投資」を実践しなくてはなりません。そうして、最悪のケースを前提にして…常に「魔坂の用心」を怠らないことです。
人間は面白く…誰もが同じでしょう。調子がよれば浮かれ…負けが込むと不安に怯えます。「勝ち」が続くと…その行動は、段々…「大胆」になって行きますが、逆に負けが嵩むと「負の連鎖」に怯えます。人間が行動する上で、一番大切な事は高い「モチベーション」を維持させ…その高い状態を続けることです。
何故、実質経済の「清貧思想」が悪いか?
この人間行動を阻害するのです。特に日本は「画一化教育」を受け…「社会のルール」を暗黙のなかで強要されます。「みんなと同じ」を求める傾向が強い国民性です。ノーベル賞を受賞した真鍋さんの「日本に戻りたくない」と言う言葉は意味があるのです。
カタルは、これを「村社会論」の強要と、失われた時代の基本政策を批判し続けました。しかし「安倍政権」が誕生し、彼の成し遂げた様々な「社会変革」が、ようやく…現実段階に移行してきました。多くの皆さんは、経験が乏しく…この社会変革の時代的な「時間の流れ」を知りません。
米国経済の強さの元は「アメリカンドリーム」でしょう。
「頑張れば、成功できる」…社会構造だから…強い国なのです。しかし日本のように実質経済の社会構造だと、その成功者の「門」は、非常に狭く…しかも「先着一名様限り」のような枠なのです。

その他、大勢は「負け組」です。しかし「名目経済」になると…その「度合い」により、「時代」が、努力をする人を…応援します。だから多くの頑張る人が、成功の門に辿り着けます。この客観的な「バロメーター」が「GDPデフレーター」なのです。現在の米国のGDPデフレーターは128、EUは120ですが、日本は111なのです。この名目値と実質値の差が「頑張る人」を応援する…度合いとも言えます。

EUのGDPデフレーター
しかし肝心のこの考え方を、日本の大学では、誰も教えません。カタルは実戦を通じて…学んできました。そうして時代を検証して…この結論が、今の「仮説」です。正しいかどうか…誰も検証してないから、分かりませんが、この度合いが、行き過ぎると「バブル」と言う「制御不能」の状態に陥り…マイナス面が強く出ます。嘗ての日本や今の中国でしょう。
日本の場合は1980年の初めに…基本政策を方向転換すべきでしたが「驕り」ました。自分達が米国の庇護の下で、市場経済の「恩恵」をフルに受けた「感謝」を忘れました。自分達は有能な種族だ、年功序列、終身雇用などを始めとする…「儒教の教え」は素晴らしいものだと思って、完全に政策主導部が誤った基本政策を継続させました。
「日米貿易摩擦」は、その事が表面化した現象です。だから1985年に「プラザ合意」に追い込まれたのです。
しかし…馬鹿タレ集団の政策官僚は、その時に「抜本的な改革」を先延ばしして…小手先の「弥縫策」を採択したのが「金利平価説」です。日銀元総裁の澄田智は「超低金利政策」を実施して、バブル経済を創った張本人です。彼は大蔵事務次官あがりの「超エリート」なのです。この澄田と後任の三重野元日銀総裁の「政策ミス」により、日本は「失われた35年間」の疲弊を味わっていたのです。まぁ、彼らだけの責任ではありませんが…。

この反省が「リーマンショック」後の「国策」にも出てきます。GDPデフレーターの100割れ、つまり名目値が実質値よりマイナス圏になる…「逆転」現象です。完全な「デフレ状態」を作ったのです。

この事を、カタルは「贅沢は敵」と言う…戦争前の「清貧思想」だと述べています。経済のパイが「縮小する」のです。その傾向を知るために、カタルは内閣府の昔のデータを遡り…その基準値は、時代変遷により修正されていますが、長期のGDPデフレーターの傾向を探りました。この「方向性」が重要なのです。その「上昇角度」の問題なのです。
つまり適度の「物価上昇」が、経済成長を助ける…と言う仮説をカタルは持っています。
しかし、この傾向を観ると分かりますが、他国は右肩上がりの上昇を続けていますが、日本の基本政策はバブル時代から。ほぼ「横ばい」を続けています。基本的に世界は物価が上昇する経済なのに…日本は、独自の鎖国政策を続けました。
カタルはこの政策を「清貧思想」と述べ「批判」したのです。でも安倍政権の誕生でようやく…昔の成長過程を歩み出し、2023年頃からその「上昇角度」は、大きく…なってきました。

ここで世界の国と日本を比較すると…一般的には、経済学では「付加価値」を競っています。如何に…原材料を基に、加工を施し…高い経済価値を産み出すかと言う「付加価値」の総額をGDPと言う数字で算出していますが、恥ずかしいことに…人口が劣るドイツに、人口が大きな日本はGDPの「総額」で負けています。この現実を「直視」しなくてはなりません。
この原因は、日本独自の「鎖国政策」の為です。在りもしない…「安全神話」や、過度な「安心」を求めます。ある程度の失敗や危険などを畏れずに、果敢に挑戦をすべきです。だからカタルは「ラピダス」の事例を、何回も…皆さんに紹介しています。
失敗を畏れず…果敢に挑戦したものが「勝者になる」時代の到来です。これが名目経済ですね。
つまり…「資産価格」の上昇による「経済拡大」のメカニズムです。つまり…「株と不動産」が上がる現象です。だからカタルは「野村証券」(8604)と「三菱地所」(8802)の株価を、参考にレポートで採り上げています。これがカタル理論の仮説です。馬鹿カタルが考えた…数々の失敗を経ての「実践理論」の現在の仮説です。

正しいか…どうかの検証は「後世の人」の検証を待たないとなりません。カタル理論が正しいなら…どちらの株価も、更に「上昇」を続けるのでしょう。カタルは「不動産株の割安現象」はおかしいと述べ、実際に「グッドコムアセット」(3475)などを長く観察しています。
バブル期の不動産株は一株利益が100円なら、株価はPER 100倍程度の好評価だったのですが、現状の不動産株はPER 10倍未満なのです。
だから「未来の株価戦略」も、既に「決定」しています。でも…ね。皆さんの時間軸と相場の実際の時間は、違うのです。「ジェイドG」(3558)の株が、何故、「モデルケース」の標本になっているか? そもそも…「株の仕組み」を、皆さんは、あまり知らないようです。
株価の波動転換には、大きな「エネルギー」が必要で、その株価波動が転換するときは「チンタラ」した…「時間軸」を乗り越えないとなりません。どの株も、同じなのです。人間心理は、どの「株価上昇」の過程でも…同じなのです。

ここで…成功事例の「日立」を検証しましょう。成功事例の「日立製作」も、実は、「長い下積み」時間が掛かっています。先ずは「月足」を観て…時間軸を縮小して、全体像を把握しましょう。

そうして…実際の株価波動が転換する姿を、「日足」を使って…その時間軸を実感しましょう。つまり…「200日線」が上昇する段階から、参加して投資のタイミングは充分なのです。時間軸を何処に据えるか?

その標本として、カタルは今後の参考になると考えているから、「ジェイドG」の株価を使って、その動きの実際の現象を、皆さんに伝えています。企業業績だけでは駄目だし…「タイミング」も大切です。

しかし…最近の株価の値動きは、その強さに驚いています。「日立」の頃より、時代が「名目経済」に傾いており…実際の業績数字は、まだ爆発しませんが、「未来の夢」を先取る…値動きです。

「ローム」の株価の値動きが、今後は、「ローム」(6963)のタイミングが参考になるかもしれません。株価の時間軸を早めて考えれば…良いのです。先ずは、会員に皆様に、次の会員レポートでは「実例を使って」時間軸の解説をしましょう。その「参考銘柄」になりそうな事例が、「金曜日」に起こりました。カタルは果敢に…「売り気配」の株を、段階的に買い始めました。
今日は、米国株の強さは名目経済と言う事を述べて…「GDPデフレーター」と言う尺度を使って、日本株の立ち位置を検証しました。この理論を発展させ、株価波動の転換まで踏み込んだのですね。カタルが正しいなら、既に「あちら側の人間」ですが、今回、僅か…500万円のお金を作るのに…「四苦八苦」して…ようやく達成したのです。それ程、貧乏人ですから、カタル理論の仮説が正しいとは言えません。こんな事は常識です。世の中には「いろんな意見」があります。
同じ株でも「買い」だと思って…株を買った「エンプラス」(6961)。でも…カタルは「売りだろう」と述べて、滅多にしたことがない…「空売り」をしたのです。そうして…その時に同じく決算を発表した「大塚HD」(4578)の株は「買いだろう」と述べました。その二つの株価を比較します。

目先の話ですが…前日の29日にストップ高した「エンプラス」(6961)の株価を不自然だとして7月30日に5400円で「空売り」まで…実施した「エンプラス」の株価は、昨日 5090円です。そうして…あの時の株価が7236円の「大塚HD」(4578)の方が、むしろ…売上高営業利益率からみて、上昇する株価余地が高いと述べた「大塚HD」の昨日は7811円でした。
この事を皆さんが実際の知るのは…7月30日の11:30分です。そうして…最近は「大阪チタン」(5726)の話も、ずっと…しています。まぁ全体の株価が上がったので…当たり前ですが…「エンプラス」は上がった反動もあり、株価は下がっています。
目先の話も取り入れて、「マクロ」の理屈も述べて、レポートを作成しています。色んな見方を紹介していますから、皆さんは、賛同されるものだけ…行動を共にすれば良いのでしょう。また…明日。