アーカイブ:2025年7月

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やはり米中の関税交渉は「時間の延長」と言う…曖昧な形のようです。相場は「高値圏」に放り上げられ…ここから更に、上に行くためには「企業業績の向上」が必要になりますが、その改善を、強くは望めないのでしょう。

AI革命による「効率化の進展」は、あるのですが、まだ「試行錯誤」の段階です。カタル自身は、グーグル検索で、今のところは…充分かな? 本当は「チャットGPT」の安いプランの会員に成ろうと思いましたが、データの「完璧さ」を求められたりして…使い勝手があまり良くありません。

まぁ便利になったことは、「事実」ですが、本当は「アレクサ」を利用しているので…「アマゾン」が早く…音声での会話を実現させ、パソコンやスマフォにも連動させると良いのでしょうが、あと数年は、かかるのでしょう。カタルの最後の課題である「時間軸の克服」に向け…色んな手法を試しています。

その内、皆さんにも、その「成果」を発表できるかもしれません。何しろ…株式投資は「謎」だらけです。一般的には「企業収益」を反映させるはずですが、人気は、違います。

例えば…昨日、市場で一番人気になった「FRONTEO」(2158)は、AIの機能を実用化段階に引き上げて…その成果を「材料」にしています。実際に「第一三共」(4568)との毒性試験データ解析や、膵臓がんの新規標的探索(オクラホマ大学との共同研究)を、市場では「囃して」います。

しかし…現実的な「利益」が生まれるか?…と問われると、皆さんが「我慢できる時間」ではありません。この手の株価が「大人気」になって、馬鹿株価に持ち上げられた過去のケースで、その後、大成したケースをカタルは知りません。

「サンバイオ」(4592) の週足の対数表示

あの「サンバイオ」(4592)も、未だに利益を計上していません。この「サンバイオ」は2019年に「馬鹿株価」になりました。でもこれだけ時間をかけても「赤字の継続」です。今回は二番煎じで、良く…人気になったものです。「アルゴリズム」相場だからでしょう。

「エンプラス」(6961) の日足

このアルゴの影響と思われるのが、昨日ストップ高した「エンプラス」(6961)です。ただ…発表された業績は減収減益で、仮に市場予想より良かったとしても、ストップ高するような内容には思えません。

余程、「空売り」をして、逆に…業績を「増額修正」した「大塚HD」(4578)の方が、むしろ「買いたい」と思いました。その売上高営業利益率が21%への増額ですから、時価総額3兆9220億円の「大塚HD」の方が、投資としては「相応しい」ように思います。

今日は、どんな展開なのでしょう。この売り上げは1兆1800億円ですから、2倍にすると2兆3600億円です。しかし…21%の収益性ですから…PSRは「2倍の評価」でも…良いと思います。つまり上限に予想される「時価総額」は4兆7200億円ですから、1兆円くらい…株価の「上昇余地」は存在するのではないか…と思われます。

この「大塚HD」の発行済み株式総数は5億5202万株です。だから妥当株価は8550円です。まぁ株価が2倍になるわけでもなく…2割弱の「理論株価」ですから、魅力は乏しいとも言えます。

でも「エンプラス」の評価は、やはり…理解できません。加え…攻防ラインである200日線は4740円ですから、「一本調子」の株価上昇期待は薄いと考えます。カタルが「知らない」…業績以外の材料があるのかどうか…。その点は分かりません。

カタルは「博打好き」ですが…今年、「ジェイドG」の失敗から得た「武器」により…相場観が変わっています。

「タイミー」(215A)を、あれほど「熱望」していた時期があり、未来は「1万円候補」の株になるかもしれないと、思っていましたが、現状は「観察期間」に移行しました。同じ理由ですが、「エムスリー」(2413)も「継続扱い」から外しました。晩年を迎え…馬鹿を出来る年齢ではなくなっています。だから「安全性」を加味しています。

しかし…同じ博打ですが「大阪チタン」(5726)や「3Dマトリックス」(7777)は継続扱いになっています。

まもなく…「大阪チタン」(5726)は、因縁の「腐れ縁」の玉が、外れます。確か…1700円近くにならないと…カタルの「最上位の株価」で株を買った玉は回転をしません。果たして売れるかどうか…この基準は「意外」に大切です。

長年、株を持ち続け…「利食い」が出来なかったのです。その因縁玉が、奇麗になると言う事は、市場に参加している「一般の人」も、同じ気持ちなのです。ヤレヤレ…ようやく「損をしないで売れた!」と思って…売った株が、途端に…急騰するケースを、カタルは良く知っています。つまり…ここからが「買い場」なのです。

その場面を迎えている「野村証券」(8604)ですが、一般的には「好業績」に見えますが、カタルにとっては、「普通の数字」です。むしろ何故、これだけ「恵まれた好環境」なのに…何故、この程度の結果なのでしょう。

更に驚いたのが、今回の「証券事故」の補填費用が、「異常」に…少なかった現実です。カタルが社長なら、これを経費として考えて…「全額補填」をします。たぶん…この費用だと、顧客の多くは「損失」を抱えたのでしょう。今回の結果を観ていると、他の証券会社も半分程度の補填です。

寄り付き前の「野村証券」(8604)の板状況

しかし…それも「顧客側に落ち度」がなかったケースのように見えます。報道は色々ありますが、この報道では、総額で5710億円だと言います。だから野村は、最大で15%程度かな?…と思っていました。数百億円です。だから敢えて…一旦は玉を外しました。そうして本日は「寄り値」で、株を買い直しています。いくらか…分かりません。10分前の板状況です。

カタルなら、「顧客が被った」被害を「全額保証」して、それを謳って「CM効果」を狙います。やはり奥田と言う人間は「コスクイ奴」との印象です。まぁそれでも…「野村証券」の株価は騰がると考えており、カタル自身は皆さんと一緒に1000株だけですが、今回の相場に参加します。

基本的にどの株でも同じですが、「上がり続ける」株はありません。皆さんは、自分の気持ちで行動をして、それが一般的だと考えています。しかし…市場は違います。市場原理主義は、自分の考えより「市場価格」が正しい…と考える「考え方」です。

故に、カタルは株価動向を、いつも観察して…何故、自分が「思うような展開」にならないのか? それを考えます。だから「大阪チタン」(5726)の失敗から、米国株の観察時間を増やしました。そうして今回は「ジェイドG」(3558)が、何故、出遅れているのか? この理由を考えて…新たな「武器」を手にしました。


「フロンテオ」(2158) の四季報数字

株屋を、何年もやっていると…いろんなタイプの人間を観てきました。人間と言うのは、自分が置かれた立場で「対応」が変わるものです。冒頭の人気株の「フロンテオ」(2158)などの400億円を超える「時価総額」を市場が容認するような会社には見えません。せいぜい…PSRが5倍の200億円程度の株でしょう。

しかし…最近は「名目時代」に、時代の流れが加速していますから、ドンドン…馬鹿をやる人間が増えてきます。だから「BASE」(4477)を手掛けている…牧さんのような人間が大切です。最近、「光通信」(9435)の重田さんも行動の変化を感じています。「だんだん…良くなる法華の太鼓」は、信仰のマジックの話ですが、信者は熱心なのです。

今「アルゴリズム」と思われる「見せ玉」が、ジェイドGの1355円に3000株ですが、用いられました。昨日は、敢え無く株価は転落しました。今日は消化しました。カタルも500株だけですが、その「売り物」を買いました。通常、売り物が、もう出てこない領域です。これが「株価位置」の話ですよ。

しかしアルゴは「一定の条件」が生まれると…自動で、株を売り買いします。たぶん…昨日の「ジェイドG」の下げは、その「アルゴリズム」の影響だろうと思っています。同じことですが、昨日、ストップ高した「エンプラス」は、前の二つ目の壁の5490円を「取れない」と思っており、今日は5400円で滅多にしない「空売り」をやっています。

原稿に書く以上…「実践」をしなくてはなりません。今の「VWAP」は5297円ですから、たぶん…この辺りで…今日は「大引け」を迎えるのでしょう。最近は「買いたい」と思うような…株は減ってきています。

「3Dマトリックス」(7777)の昨日の出来高は503万株と膨らんでいました。この分なら転換は「スムーズ」に進むでしょう。掲示板などを観ると…僅かな「信用買い残」を気にする人が居ます。でも低位株の1000万株や2000万株は、個人が買える金額です。名目時代が、ドンドン進めば…みんなが、株で儲かりますから、その行動は、ドンドン…「エスカレート」します。

何故、バッファローの「牧さん」が嬉しいか? 光の「重田さん」の行動も、最近は活発化しています。彼は意外に「慎重な選択」をします。前評判の噂とは違います。意外に繊細で利口なのでしょう。だから必ず、市場で彼の行動が注目されると思っています。若手の信望も厚いのかもしれません。

それに引き換え…「サイバーエージェント」(4751)の藤田さんは、やはり年かな? 「Jトラスト」(8508)の藤澤さんも、人が「変わったような」印象を持っています。どうしても、金持ちになると…人間は変化します。若い頃の野望を長く持ち続けるのは「至難の業」なのでしょう。

さて…今日は「大阪チタン」(5726)が1700円を付けるかどうか…「ボーイング」社(BA)の「営業CF」は「黒字転換」をしました。まだ「フリーCF」は2億ドルのマイナスですが…事前観測は18億ドルのマイナスだったと言います。

「ボーイング」(BA)の週足

だから株価は大幅な「上昇過程」になったのですね。カタルチャートでの完全復活は、前の二つの株価を抜くことです。故に「週足」を観ると…前の高値は278.57ですから、280ドル台に株価が乗らないと完全復活とは言えません。豊富な受注残を抱えており、後は生産性の向上だけが課題です。


「ジェイドG」(3558) の手口動向

また「ジェイドG」は売られてきました。たぶん「実弾売り」もあるのでしょう。昨日の「空売り比率」は高く…出来高の63%が「空売り」によるものです。投げは、4万株程度でした。所詮、手持ちにない株は、売れませんからね。何処までやれるか…「お手並み」拝見です。

今1345円も1000株買えました。次は1340円です。皆さんは無理をせずに「ノンビリ」やりましょう。カタルは「実験」を兼ねて…「売り買い」を続けています。「アルゴリズム」の研究です。やはり大きな会社より、小さな会社の方が…その実態を探るには分かりやすいのです。

あらら、予想に反し…「エンプラス」(6961)は5490円を付けました。「不思議だなぁ~」。何故だろう。単にアルゴではない…何か「他の材料」があるのかどうか…。通常は、200日線を簡単に超えられません。「ジェイドG」も、その「洗礼」を受けています。

「ローム」(6963)の 日足

しかし…先日、その「謎」の話で「棚上げした」「ローム」(6963)のケースは、まか不思議な現象なのです。今、カタルが「空売り」をするなら、この「ローム」は、その対象の株になります。この「高い乖離」状態を、維持し続けるほど…激変する「何かが」あるのかどうか。

試しに「空売り」をしてみたい…「ローム」の株価です。やはり「エンプラス」は、一気に5610円まで付けました。「アルゴ」でしょう。カタルの事前観測と違うから、先ほど、滅多にしない「空売り」を、5400円で実施した玉の「損切り」をするかどうか…悩みます。まぁ今日は、こんなところで「お終い」です。

またね。やはり「エンプラス」は下げてきましたから「微益」ですが、買い戻します。あれ? 「訂正できない」から…何故か…と思ったら、4350円で「買い戻し」が効いていました。やはり「空売り」は、いつも儲かります。失敗をした「試し」がないのです。微益でも…儲けは、儲けです。又、明日。



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