アーカイブ:2025年7月18日

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米国は、関税の影響は軽微ですが「ジワリ」…と、その影響は広がっています。でも、それ以上に「株価の戻り」が大きく…消費動向は堅調です。問題はこの後です。実際の動向は、今年末を観ないと分からないでしょう。

識者が主張した「関税」⇒物価高騰⇒金利高⇒景気後退の「スタグフレーション」が実際に起こるかどうか…分かりませんからね。でも言えることは、米国への「過度の期待感」が剥がれています。当然、「資金流出」もあるのですが、まだ為替などの影響は見られません。

一方、中国の近年の進化は「凄まじいもの」が在ります。どの産業もこの「物量戦略」には敵いません。トヨタの「bZ3X」は4月の納車は1万台以上で、更に…12000台の受注残があると言われています。日産の「N7」は、発売から17215台と言う数字が在りますが、「シャオミ」のEVである「YU7」は、発売から1時間で29万台の予約殺到で…既に1年待ちの状態だと言われています。この現実を日本のメディアは報じていません。

カタルは「メディアの本質」を疑っています。記者クラブなどがあり…番詰の記者が与えられた報道を「鵜呑み」に報道している…現実は、なかなか変わりません。ネット時代を迎え…様々な角度から「情報」を精査すると、日本の劣化は明らかなのです。最近の若者の認識は非常に低いレベルだろうと思っています。

この現象を産み出したのは「実質経済」の弊害です。日本人は90年代後半の「不良債権処理」の時に、大きく…「心」が歪みました。だから池井戸君が「三菱UFJ」(8306)を辞めて…小説家になったと言われています。現場の「不条理な光景」を観れば、誰もが疑問を感じる「心の痛み」です。この時に、多くの…できる人間は、日本を離れて中国に行きました。日本の「空洞化」現象です。

今の中国があるのは、この日本のバブル崩壊からの後処理の「まずさ」が…大きく影響していますが、メディアは、なかなか…真実を伝えません。多くの日本の経営者も…同様です。だから、今頃になって「トヨタ」(7203)が慌てて…動いています。この構造改革が、果たして間に合うかどうか…。微妙な情勢です。

日本の政府も早い「環境の整備」を怠ったのです。「準天頂型」衛星などの整備は、最近になって、ようやく実用段階になった所です。全部の報道が…。メディアが政策官僚に忖度した「嘘の報道」とは、言いませんが…似たようなものです。僕らは「世間の風潮」に騙されない「賢い投資」を目指します。

なかなか未来の「人気株」を当てるのは…難しいものです。可能性のあるのは、沢山あるのですが、果たして「仕掛け筋」が、どの程度、関与して…どういう戦略で、投資に臨むか? そんな事は「仕掛けている」本人に聞かないと分かりません。未来の事象は、コロコロ…変化します。

一例を掲げるなら「EV」です。少し前はエンジン車が消えて…EVに代わると言う「読み」でした。だから…自動車各社は、EVの方針で…「設備投資」に動きました。でも現実は「HV」が売れ続けています。設備は完成したのに…「稼働率」は低いままなのですよ。だから、例えば「パワー半導体」は、有望な市場と言われてきたのですが、今は「お荷物」になっています。

「ルネサスエレク」(6723)は基板であるSiCウエハーの供給を受けるために、米国の「ウルフスピード」にお金を払ったほどです。「20億ドルの損失」と言われています。その米国の「ウルフスピード」の破産は、僅かな…時間軸の「読み間違い」です。この影響は日本でも広がっています。カタルの地元の隣町の「小千谷市」にパワー半導体を製造する「JSファンダリ」も…「破産」をしたと言います。530人の人が働く…工場だそうです。小千谷は小さな街ですから…大変です。

「ローム」(6963) の日足

他にも、カタルは推奨した…「スミダコーポ」(6817)も同じような「影響」を受けました。折角、新工場を立ち上げたのですが…株価が低迷している理由です。「ローム」(6963)は、国内では最大手企業なのでしょう。これに…賭けた「ローム」の現状は、かなり「厳しい」のでしょうが…、でも不思議なのです。株価は「大きく」上がっています。日経225の採用も影響しているのでしょうが、それにしても…約2倍ですからね。

「ソシオネクスト」(6526)の 日足

まるで…チップレス化の「ソシオネクスト」(6526)の上昇率に、匹敵する程…誰かが、継続して「ローム」の株を買い続けています。でも流石に一服するような「株価位置」に見えます。一体、誰が買っているのでしょう。

「新電元」(6844) の日足

加え…ホンダは、早くから…「米国生産」の比率が高い会社として知られていますが、その傘下の「新電元」(6844)も安値から…株価は大きく戻っています。実は、この株もカタル銘柄で、上手く…「育たなかった」銘柄です。でも好きな株です。その時は「ホンダ」向けに「パワー半導体」を供給する狙いでした。ここでも「中国勢」が強く…日本は、なかなか競争に勝てるのかどうか…。「ニデック」(6594)の株価低迷と「同じ問題」を抱えています。

皆さんは、短期間で大きく上がる株を求めていますが、そのような勝手な「要望」ばかりを並べます。しかし「野村証券」(8604)の値上がり程度で、良くやったと褒めるのが普通ですが、皆さんの欲望には際限がありません。困ったものです。

「ジェイドG」(3558) の日足

本日も寄り付きの1465円で株を買った「ジェイドG」(3558)は、前の「二つの壁」である1437円と1458円を超えて、1515円を付けましたから…次は1897円が、チャート上の目先の「目標株価」になります。

「ソシオネクスト」や「ローム」のように…一気に「200日線」を超えて…株価が走り続けるか…。それとも途中で「休み」を入れながら株価が上がるのか…分かりませんが「新しい相場波動」に入ったことは…「間違いない」のでしょう。

今、1450円も買えました。本日も下値なら…株を「買い続ける」予定です。他に公約した「後場寄り」と「大引け」でも…前に考えた上限の「株価」まで…上値を、更に買いに行きます。今の状態なら株数はまた…増えます。「楽しみな」一つです。でも…「利食い千人力」と言いますから…みなさんは「無理」をせずに、自分の「力量」に合わせた、対応に留めましょう。

未だに「難しい場面」は続くのです。今日も、昨日も…1475円の「大阪チタン」(5726)を買っています。本当は1440円以下を考えていましたが、何しろ…主力銘柄の「ジェイドG」の株価が少しだけですが、「水準訂正」をしましたから、手のうちに余裕があります。基本は、株価が下がっても、また株を「買えば」良いのです。

皆さんの多くは「一発」で決めようとしています。そんな「神様」対応が、出来る道理が在りません。だから…カタルは「ブツブツ投資」を推奨しています。値幅、株数、時間を自分に合わせて対応します。

一度、失敗をすると…「ジェイドG」の場合は、昨年1年間、さらに今年も…既に「半年」も低迷して、カタルは、その後処理に…「四苦八苦」しています。皆さんは、カタルを「他山の石」として、真似をしては駄目なのです。

「良い所」だけを採用して、自分の「力量」を守ることです。良い…「阿保のみほん」が、此処にいます。「赤裸々」に…失敗も語っています。しかし…その多くは「時間軸」だけの問題なのです。

5月に「DX関連」の特集をしました。でも「割安感」は、まったく…なく「正当な株価」なのですが、やはり…このDXは必要で「データーセンター」需要と共に…相場の核なのでしょう。


「ベイカレント」(6532) の決算短信

注目をしていた株に「ベイカレント」(6532)があります。この1Qの売上高営業利益率は、なんと…35.58%なのです。しかも売り上げの「伸び率」も25.7%だそうです。何故、気にしていたか?

実は「ダイヤモンド」が、何故か?分かりませんが、継続的に…悪口と思われる特集を組んでおり、一時は「調整波動」を交えていたので、果たして…相場が「休む」のかどうか…注目していたのです。今日、付けた8584円は最高値8585円に並びます。

「ベイカレント」(6532) の日足

株価を観れば…この報道は「大きな問題」ではないのでしょう。カタルは、余程の「確執」が、何かあったのだろうと思っていました。基本的に…この事例からも分かるように、市場に「悪材料」が出たとしても…株価が強ければ…あまり気にすることはないのでしょう。目先、思惑は外れた「7&IHD」(3382)にも同じことが言えます。

カタルは減額修正をした「出前館」(2484)の決算に「失望」していますが、世界では、同じような現象です。中国も「似たような」展開です。この経営は「ペイペイ」の経営シナリオに似ています。「ヤフーBB」で成功した…先ずは「赤字でも」シェアを確保すれば…利益は後で付いてくると言う経営です。しかし「成長力」が既に鈍っていますから、社内の整備を急がねばなりません。

2023年の夏から秋の …「クックパッド」(2193)の日足

この話と「構造改革」を実施して…次のステップに入った「クックパッド」(2193)は同じなのです。たぶん…今回の株価の下げが「最終場面」なのでしょう。「クックパッド」(2193)は、そう言って…株を買い始めたのです。でも…あの時は150円前後だろうと思いますが、105円まで株価は「下落」を続けました。今の「出前館」は「クックパッド」の2023年の夏から秋の場面を連想させます。


「出前館」(2484)の日足

だから当然ですが…「下値」は、誰も…何処か、分かりませんから、少しずつ、カタルは「出前館」(2484)の株を買っています。今日は190円で500株だけを買ってみました。これで合計は2000株かな? ドンドン…下がれば良いのです。下値が確定するなら、「万株」単位で…挑戦します。このように「打診買い」を先ず入れて、自分自身で「日々の株価」を追う事です。そうすると…先日の「Jトラスト」(8508)のような変化も気付きます。

正確に「時間軸」を当てるなんて…「神様」の領域を求められても、無理が在ります。このカタルレポートは、事実…かなり「ヒット」を連発しています。これで文句を言われたら…たまったものではありません。皆様の要求が「異常」なのですよ。良識のある対応を求める次第です。

様々な話題を提供し、しかも…今日は「ジェイドG」(3558)の上値も、更に買うと「事前宣言」をして「相場」に臨んでいます。ただし「上限」があります。大きな「売り物」が出るなら、今は「一番、買いたい」株でもあります。

でも…人により、それぞれの「事情」は違うのです。「相場観」と「現実」は違うのが「当たり前」です。さて夏の準備も出来たし…「ノンビリ」やりますか。未来なんか…誰に聞いても「分かりません」からね。知っているのは「神様」だけなのです。また…明日。

互いに頑張りましょうね。



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