アーカイブ:2025年7月19日

選挙に行こう!

明日は「選挙」ですから…みなさんも「投票」に行きましょう。テレビを少しだけですが…観ました。支持を集めそうな「参政党」の神谷さんの「外国人の排除」のような…偏った主張が、今の時代を表わしていると思いました。ハッキリ言って…「SNS」の文化は、トランプ政権への支持を観ると分かりますが、「他人の攻撃」によって…成り立っているようにも感じており…嫌いです。トランプは、いつも…他人を攻撃しています。

参政党の神谷さんにも、同じような「匂い」を感じて、党の公約をざっと見たら…意外にカタルの主張に似ています。延命の終末期の延命措置医療費の全額自己負担化など…多く共感できるものが公約に在りました。でも「危険な匂い」も、感じる…人物にも見えます。SNSの主張を観ると…大概は、「自分は正しく」…他人は間違っていると言う概念が一般的です。

しかし「未来図」は分からないのです。

よくSF映画などを観ると、タイムスリップをして…過去に戻ると、未来の動向に影響を与える行動を制限する場面が出てきます。事前観測など…あまり意味がないことが「株式投資」をすると…分かります。最初は「良い」と思って…株を買っても、後になると「疑問」を感じることは、良く在ります。

実際にカタルは、そのような経験をたくさん積んでいます。

でもカタルが「良い」と思って、株を買うと…まずは株価が「下がるケース」が良く在ります。例えば…最近のケースでは「出前館」(2484)です。

「出前館」(2484) の日足

幸い…カタルは、株を230円台で1万株程ですが「打診買い」をしていたのですが、何故か「値動き」が悪いから、微益で…ほんのわずかなプラスで…その1万株を売ったのです。そうして…ここ数日は、230円で買い指値を入れていましたが、買えた株は、僅か…500株でした。

ずっと…下値の230円に、3500株の買い物を用いていました。ところが、今回の「減額修正」の発表でした。でもカタルの気持ちは、あぁ~、また「時間軸が延びたなぁ~」と思っただけで…株を買う「気持ち」は失せません。また月曜日も500株でしょうが、株を買う予定でいます。金曜日の株価データを観ると「初めて」…「空売り」が増えていました。そうして出来高も200万株台から一気に400万台になって…倍増です。だから買う株数を1000株に上げるかもしれません。でも「貧乏人」らしく…やはり500株なのでしょう。

このビジネスモデルは、「ウーバー」が強く、「出前館」は、たぶん「二番手」なのでしょう。そもそも…配達のサービスですから、便利ですが…大きく「伸びる」とは思えません。田舎では需要も乏しく、採算は合わないでしょう。都心などの人口の過密地ならではの…「ビジネス」なのでしょう。でも一度、基盤が構築され「習慣化」されるなら、上りの「ピンハネ」は、コストが掛かりませんから、最初の「システム投資」だけで済みます。あとは競争です。まぁ人材派遣と同じような仕組みです。「タイミー」(215A)も、領域の広がりに限度があります。だからそろそろ海外展開も視野に入れるべきでしょう。アジアの交流です。

今の出前館は「損益分岐点」上に位置しているように見えます。でも「費用対効果」の話で…大量のCM費用などの「販促費用」を使っても、売り上げが伸びなくなっている状態ですから、この辺りで「経営戦略」を変えなくて…なりません。

この考え方は「クックパッド」(2193)などと…同じです。基本は「損益分岐点」の考え方が身に付いているか…どうかなのです。売上の「大きな伸び」が、達成できないなら…あとは「リストラ」です。リストラは「首を切る」場面ばかりを想像しますが…実態は「構造改革」なのです。仕組みを再構築して…「時代に合わせる」体制づくりです。

「富士通」(6702) 週足推移

最近の「富士通」(6702)などは「黒字」でも…継続的に「早期退職制度」を設け、人員の再配置などをして「事業体系」を変えています。だから高収益になって来て、株価は右肩上がりです。でも「ルネサス」(6723)は批判されています。昨年かな?「西武百貨店」の池袋店もそうでした。この考え方の発祥地点は1993年の「パイオニア」も指名解雇です。

日本の「村社会」構造の原点であった…「終身雇用」や「年功序列」を、賛美した1980年代初めに「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言う本が発行され、日本はその時に、車の対米輸出で…今の中国以上に、米国において「日本叩き」に遭いました。そうして、その体制を変化させることなく「プラザ合意」の妥協を迫られたのです。為替は一気に大幅な円高になります。

「歴史は繰り返す」

メディアが「間違った概念」を捨てねばなりません。身の丈に合った体制に「構造改革」をすべきでしょう。カタル自身は、トヨタの300万台の「生産体制維持」に批判的です。どう考えても「販売以上」に生産をするのは…おかしいのです。今回、「トヨタ」(7203)は、仕方なく「中国製の部品」を使っています。これは「総資産経営」から脱却です。

この総資産経営は「全てのもの」を自分達で創って…「売り上げ」だけが目標になっている経営です。カタルは、それを厳しく…批判しています。だから「薄利多売」を止めて、利益率に拘った…「経営」にすべきでしょう。量より「質」です。身の丈にあった仕組みにすべきです。これが「ROE経営」の考え方です。

「モリト」(9837) の日足

最近は、連結自己資本配当率(DOE)を4%に設定する「モリト」(9837)など…この水準は3%から引き上がっています。つまり…この会社の株を買うなら「野村証券」の信用取引の金利は1.2%ですから…この会社の配当利回りは4.7%ですから、20%の税金を引いても…3.7%台になりますから、株価が横ばいなら、通年で3.7-1.2=2.5の「鞘」を得ることができます。だから…株を買う動機にもあり得ます。

これが「金利裁定」の考え方です。ただ残念ながら「モリト」の成長性は、ここ2期は四季報によれば期待できますが、その「売上高営業利益率」は、5.9~5.7へ。そうして…5.4%と落ち込む…予想です。この数字が上昇するなら…株を買う条件になります。

先ほどの話に戻します。「出前館」(2484)のケースです。

少しだけ…「解説」します。残念ながら…「構造改革」が遅れているのです。その理由は現金が345億円から300億円になっており…「資金の流出」が続いています。基本的に「フリーCF」を、マイナスから「プラス」にしなくてはなりません。その為には、いくつか手段が在ります。一番は「営業CF」の改善です。本業で「黒字」になる経営です。他には投資を減らす、または借金などをして「資金調達」をすると言う方法が在ります。

一時期ですが…「アマゾン」のジェフ・ベゾスは「経営批判」を受けました。成長を追い続け…売り上げがいくら伸びても「利益が上がらない」為に…「株価が低迷」していた為です。でもベゾスは「フリーCF」がプラスなら「成長投資」に資金を振り向けると述べていました。でも…やはり市場は正しいのです。その声が目立つようになると…アマゾンは「利益」を模索し始めました。過度の投資を削減して…「構造変化」をして…行きました。

経営者が悩むのが、この「配分」です。

中国の「BYD」などのEV市場は「内巻き現象」( 「内巻き現象」は、中国で使われるようになった社会現象を表す言葉で、競争が激化し、内部での消耗や無駄な努力が増える一方で、全体的な成果が停滞したり、何も得られない状況を指します。特に、若者を中心に、過度な競争やプレッシャーにさらされ、疲弊していく状況を表す際に用いられます。 )と…言います。

生産が過多になり…販売が「追い付かない」状態です。「過当競争」市場です。過去、中国は不動産、鉄鋼、太陽電池など…全て大量の資金で「時間」を買いました。でも市場経済は、株価を「咎め」ます。市場がその「成長速度」も判断するのです。これが「市場原理主義」の考え方です。

今、米国は「トランプ関税」で揺れています。「正しい」可能性もあるし…「間違っている」かもしれません。識者は、「既存の概念」で、物事を考えます。だから関税の影響で、米国内の物価が上がり、金利が上がりますから…景気はドンドン悪化して…競争条件がドンドン厳しくなります。故に「スタグフレーション」と言う…物価高と景気後退が同時に起こる悪夢です。「世界大恐慌」の引き金とも言われています。

でも米国の「覇権体制」が消えるなら…つまり義務を怠り、権利を主張するなら…何も米国に投資をする必要はありません。財政も支える必要はなくなります。だから「ドル売り」になる可能性が在りますが、この関税の影響は軽微で、逆に関税により…米国の「財政」は豊かになっています。この現象が今後、数か月でどう変化するか? 

適度の関税なら、世界経済は発展するかもしれません。やってみないと分かりません。だって…関税が10%や20%程度なら、日本は大きな混乱になるとは思いません。あの「プラザ合意」の受け入れ後の「円高」は凄まじいものでした。

円ドル為替相場の長期の値動き

プラザ合意前の「円・ドル為替相場」は1985年10月ですから…9月の月中平均は236円でしたが、10月は214円、11月は203円、12月は202円から1986年2月が184円、3月は178円となって行き、1988年に入り…ようやく120円台で安定します。この変化率は約50%ですよ。この資料は日銀にあります。

だから阿保の澄田元日銀総裁が「金利平価説」だけを頼って、ジャンジャン…「利下げ」を実施したのです。日経新聞などのメディアは、「円高不況」の大合唱です。新潟の燕・三条の「洋食器や」の苦境を、連日、伝えて、政策対応を求めますが、その手法は「対処療法」を選択したのです。

「車」と言う産業を守るために、輸出規制を受け入れず…日本の全ての「基盤」を崩壊させました。結果として…この金利低下は、過度の「不動産投資」を生んだのです。人為的な政策の失敗の原点が、この時に「構造転換」を避けた為です。

そもそも…「終身雇用」や「年功序列」の仕組みにも…矛盾が在ります。「儒教の教え」の影響も大きいのでしょう。年寄りを敬う…考え方が悪いとは、一概に批判は出来ませんが、仕事の効率を考えると、やはり…一番、仕事が出来るのは30代から40代なんじゃ…ないかな? これが「合理的」な…考え方です。

カタルは当時、「高校生」でした。学校の仲間に、燕で洋食器を生産して、丸紅と取引をしていたので、その後の「凋落ぶり」を知っています。当然、倒産しています。

カタルは当時の政策官僚の選択に疑問を持っています。あの時に目先、厳しい構造改革を選択したなら…元日銀総裁の澄田さんも、過度の「金利低下の誘導」を止めた可能性もあります。まぁ分かりませんが「あとの祭り」です。全ての原点は、あの間違った政策が「基点」なのです。

石破政権の最大の間違いが、政策の主導権を「官邸」から「自民党」に戻したことでしょう。だから、また政策官僚が「跋扈」し始めています。でも逆説的に言うなら…今回の参議院選挙で、自民党などの与党が「過半数」を取れず、負けても…日本は大きな変化に成らずに、「無難な選択」になるのでしょう。

政策官僚は「選挙の審判」を受けません。一生、その地位は保証されていますから、どうしても「驕り」が生まれます。その代わり…過酷な「事務次官」レースです。最後に残るのは、同期世代の2名様です。あとはみんな出向など…です。なかでも多いのが大学の先生や地方の政治家です。

カタルは、その事務次官レースに負けた政策官僚を知っていますから、ある程度の内部事情も皆さんより、詳しいでしょう。メディアと官僚は「お友達」なのです。まぁこんな事は良いですね。先ほどの「出前館」の話ですが、それでも…まだ「出前館」は300億円の現金と3Q段階では、301億円の売り上げが在ります。

この売り上げが「大きく減った」ことが問題です。だから株価は簡単に…200円台を割れました。でも…現金の300億円に対して、時価総額は201億円ですから、経営のやり方次第で…株価は「大きく変わる」のでしょう。まだ大量に株を買う段階ではありませんが、注目すべき株価の下落です。ここから…更に面白くなります。

今日は「纏まり」がないレポートですが…物事の成り立ちの「原点」を見極めましょう。損益分岐点、政策の方向性、やはり選挙は大切なのです。カタルは「自民党」に入れます。やはり…「爺」なのです。でも同時に、主張に共感する「参政党」も「国民民主」よりは、注目しています。でも流石に…「外国人の排除」という…概念は、そもそも…神谷さんの「認識」の勉強不足なんじゃ…ないかな? 

日本の不動産の取得も…やり方次第で「投機的」な投資を制限できます。短期の値上がりによる売却に対し…50%の税金をかけると言うやり方もあります。買う事が悪いとは思っていません。最近、東京は外国人が多く居ますが…その多くの人は、まともな方です。一部の人間が犯罪をするのです。でも、その動機を聞くと…日本人の「差別」意識が原因になっているケースが「主だった」ものなのでしょう。ちゃんと…扱えば良いのでしょう。

もともと…メディアは「面白おかしく」茶化すことは、止めた方が良いと思っています。やはり「浜ちゃん」が言ったように…「吉本興業が悪い」と言う…お笑い文化への「偏り」も問題かもしれません。浜ちゃんは、いつも言っていました。まぁ難しいですね。株と同じです。それぞれが…「真剣に考えて」投票に行きましょう。また明日。

これから会員レポートを作成します。会員の方は、明日にでも…お読みください。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。
2025年7月
« 6月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
株式投資関連の本